会長の時間20 平成24年12月5日(水)

2012-12-05

「ティータンゴン村視察」2012.12.6

日田ロータリークラブ会長 橋本信一郎

 

日田ロータリークラブ創立50周年の記念事業の一つとして、ミャンマーに学校建設をするために、現地を視察して、今朝8時に福岡空港に戻ってきました。

ミャンマーの前首都ヤンゴンは、マニラと同程度の都市との印象ですが、市内から車で一時間も走ると竹や植物で編んだ高床式の住居が立ち並んでいます。雨季になると水に浸かるようで、電気も水道もなく、インフラ整備はとても遅れています。

ただ、人情はとても穏やかで、とげとげしいところがなく、他人に対して、とても気を使う人たちであるとの印象を受けました。

ここ一年で、ホテルの料金は2、3倍に上り、車の台数が急激に増えたようですが、車の90%以上が日本から輸入された中古車です。飛行機の乗客や市内に、白人の姿が多くみられ、西側から人物金が流れ込む前兆のようであり、これからは一年毎に発展して行くものと思われます。

 

視察には、既に現地で学校を3校建てた古庄さんという方と、一緒にボランティア活動をしているスースーさんが同行してくれ、建設済みの学校2校も視察してきました。

 

建設予定地のティータンゴン村へはバスで2時間、ボートに乗り換えて1時間半の所でしたが、村長がわざわざボートを仕立てて我々を迎えに来ました。

現地で子供たちから歓迎を受け、村長から状況を教えてもらったことは、以下の通りです。

 

ティータンゴン村

 

人口:50家族250人(子供60人:女39人、男21人)

現在ある村にある学校(塾?)は、村民がお金を出し合って運営している。

月曜から金曜日の朝10時から16時まで授業。

教科書は政府発行の物を村が購入して使用(ミャンマー語、英語、数学、農業)

狭い一部屋で、1年生から6年生をグループに分けて授業

 

先生は一人45,000チャット(4,500円)/月で、2名を雇用。

保護者から子供一人当たり1,500チャット/月を徴収。

現在、貧しいがゆえに、10名ほどの子供が学校に来ていない。

 

新校舎がたてば、政府が先生を入れてくれることを約束しているので、子供の授業料は無料になる。(但し、教科書代はかかる)

 

場所は現在位置に建設。既に政府から土地と建設許可ももらっている。

建設は、設計は技師がするが、労働力は村の人が提供する。

新校舎は40フィート(12m)*30フィート(9m)の物を予定。現在は6m*6m位のまさに茅屋。

 

今回、学校3校を視察しましたが、どこの子供たちも礼儀正しく、目が輝いており、先生に大きな声で返事をしていました。子供たちは奪い合うように、私たちの手を取り、泥道を学校に案内してくれるのですが、私たちが、ぬかるみに入らないよう、あるいは枝が顔に当たらないように、気を遣っているのが良く分かりました。

 

 

 

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