日田市政について-原田啓介日田市長-

2014-02-05

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原田市長卓話
皆様こんにちは。先ほどから例会を拝見させていただき、大変和やかな会だなと思っております。短い時間ですが将来と、昨年あったことの報告も含めお話させていただきます。昨年最重要課題として取り組んだことは災害からの復旧復興です。工事業者の皆さん方には、随分と無理して徹夜の仕事をいれて頂きました。現在の災害復旧の状況でありますけれども、多くの箇所で復旧作業が進みましたが、まだ完全に修復されるまでに向こう3年ほどかかるのではないかと思います。市内の方には引き続きご迷惑をかけます。橋梁河川つきましても昨年は大きな水害が出たというわけではありませんでしたが、まだ復旧が終わってないところがたくさんあるということでありまして、5月の作付けまでに間に合わないところが4、50箇所残るだろうということであります。年内には終わらせるということで資材が不足している中努力しているところであります。
そのような一昨年の災害を受けて、地域防災士を作っていくということで取り組んでおります。既に190数名の方が防災士の資格を既に取っていただいておりますし、地域防災の基盤を作って行こうとしているところであります。一人一人の防災士ができることはそれほど多くないかも知れませんが、連絡を取り合いながらがんばって行きたいということであります。地域の防災に対して自立的な支援が行われると思います。以上昨年重要課題として取り組んできたことであります。工事終了に向 けて取り組んで行こうかなと思っておりますが、関係の方々にご迷惑をかけておりますので引き続きご努力いただきたいと思っております。

 

 

昨年の流れの中で一つ大きな話がありまして、土地開発公社の解散ということに昨年一年をかけてなりました。つまりウッドコンビナートの解散になります。実際に開発公社が土地を持ったままあの事業を進めて行くと債務超過になるという状況になるでした。国が持っている第三セ クター債というのが本年度までの期限で、24億円ほどの債務を引き受けていただいた、ということになります。結果から申しますと日田市の方としてはあの時がギリギリの判断だったかなと思っております。塩漬けであった土地を解散に持って行ったのですが、今は全土地に対して問い合わせが来ている状況になっています。来年に向けて事業所を判断しながら全てに雇用が出るような状況に進めて行きたいということです。ウッドコンビナートを解散して行く中で、林業の再生をどのようにしなければいけないかを考えて行きました。林業の再生なくしてこの国の再生はなということをこの前の会合で農林水産大臣、林野庁長官との間で話を勧めさせていただきました。山だけの話ではなく出口はどうするか、日田のモデルとしてどうするんだ、という動きがそのあと出てきました。ウッドコンビナートをグリーンポリス構想の中で進めてきましたが、日田の基幹産業であります、林業木工業で利用していただくのが良いと考えていました。我々も勉強をさせていただく中で、一つ乾燥材というものを出して行くことが必要だろうと考えていましたところ、乾燥材を中心として動かして行こうという流れができまして、この日田がしっかりとしたブランドとして作り上げていければと思っています。今後東北の復興が始まって行くこと、五輪・パラリンピックで開催されて行くということでなんとかして復旧の役に立つような場所として、日本の中で認められるようになればと思っています。新しい林業作りに取り組んでいくとともに基幹産業であります農業の振興も測っていかなければと思っています。先月の12月議会の時に採択した議案を持ってきたという ことがありましたがきっぱりお断りしている事案があります。一時しのぎのお金を出さない、ということで相当揉めまして、かなりお叱りを受けたところでありますが、ご理解をいただけてると思うわけであります。生産者から加工者まで含めて、農業の中にも新しいビジョンを作って行こうというような話を、近々のうちに話をしていこうということで、農業と林業の再興を進めて行く課題になっております。

 
長年の願いでありました中津日田の高規格道路であります。やっと県の方も重い腰を上げていただきまして、調査費をつけていただきまして、これでやっと前に進むということであります。路線予定図の作成、地元説明会をやっと始めさせていただいてる状況であります。事業化されるまでいま少し時間がかかるのでありますが、来年に事業決定があり まして、事業開始という状況に持っていければというのが今年のテーマになろうと思います。当面の間無料で使えます。事実上高速道路なので、東九州自動 車道までの時間が早くなるということでありますので、大事なインフラになろうと思います。六次化された産業の中で、流通の仕組みが商品単価の中でお金というものに換算されますので、新しい日田を支えるインフラとして考えて行きたいということです。2月の23日の日曜日に朝10時位から高規格道路の会議があります。新聞紙上などで告知いたしますが、中津日田フォーラムインひた、ということでパトリアの方で開催いたします。これができれば随分今後の経済のあり方、観光のあり方、も変わろうかと思っております。観光の面につきましても、北九州からの流入を利用しようと思っております。京都市長とお話したときに、世界から洋上クルーズに乗ってきてる方たちを取り込む新しい産業を作ったらどうだろう、とおっしゃってましたがまさにその通りだ な、と思っております。中津港について世界に誇れる阿蘇まで進む中で、通過点であっても、観光地の基盤を作っていかなければならないと思っています。環周防灘経済圏の中で北九州空港の24時間化、関税特区の要望を出しているところであります。農産加工品の航空での輸送を考えると、アジアまでドアツードアで12時間から13時間で高品質の商品が並 ぶということであります。我々にとってはこの運動を進めて行きたいと考えているところであります。経済的な話はここまでになります。
最後に自治基本条例のお話をしたいと思います。たくさん皆さん方にパブリックコメントをいただきたいと思っています。なかなか中身がわかっていただけないので、自治基本条例を持って今までの多くの地域周りをしていますけれども、ざっくり申し上げますとこれまでお任せ民主主義の中ではなく、自立した地域づくりを行うために、市民の責任、議会の責任、市長の責任を確かめ、それを元に条例を作り上げたいと思っています。具体的なテーマを掲げながら、これから数年かけて我々市民の誇りになる条例に仕上げて行きたいと思っています。ぜひそういう機会がありましたら、ご協力をいただきたいということで、簡単ですけれども話を終わらせていただきたいと思います。本日はありがとうございました。

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