新入会員卓話

2014-02-26

新入会員のお二人に卓話をしていただきました。

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特別養護老人ホーム日田園で働いております宮崎と申します。今日はこういう機会を与えていただいてありがとうございます。まず最初にどうしてこの仕事をしているかといいますと、私の父が法人の理事長で、母が施設長をしております、というとそれでお終いになってしまいますが、それには二つのきっかけがあります。

もともとは祖父が天瀬で製材業をしておりまして兄弟が3人いたんですが、その3人でダンボール会社を発足するなど、いろいろやっておったんですが、晩年60を過ぎてから病気がちで入退院を繰り返していたんです。閉じこもりがちってわけではないのですが、日田市の保健婦さんがそんなところに尋ねてきて、リハビリをするところがあるから行ってみらんか?という話をしたみたいです。それが中ノ島園であったことはだいぶ後に聞いたのですが、それで非常に活き活きととしてよかったというのが一つあります。もう一つのきっかけでありますが、私が小学校5年のときに妹がなくなりました。九電の水路がありまして、そこに自転車で落ちたらしく、その時に父と母が立ち直れなかったというか非常に悲しんで、たくさんの皆さんにご支援いただいて、何か社会貢献ができないか、子供に携わることができないかということで社会福祉事業ができないかということになりました。社会福祉法人というのは当時認可を取るのもなかなか難しく、思い立って20年ぐらい足ってやっと取れたということを聞いております。その間に祖父は74歳でなくなりまして、父の方が意思をついで平成元年に養護老人ホームとデイサービスセンターをやって現在に至っております。

平成12年までは国の方や市が介護が必要で生活できない方に責任を持ってやっておりましたが、介護保険になりまして、今ではいろいろなサービスを選択できるということで続けさせていただいてるわけであります。皆様方もご存知のように高齢社会の中で社会保障費が高騰する中で、今後私たちのところで取り組んでいくことでありますけれども、私が今思っているのは今でも施設に重きをおいてやっておりますけれど、日田市としても保険料が上がる関係上、施設をこれ以上増やすことができないので、在宅の中でどれだけみれるかということで、24時間介護を続ける努力を続けていかなければならないな、ということです。私どもの嘱託医は宮崎先生で、何かあったときにはすぐ来ていただけるとか、そういう体制を整えていかなければいけません。また施設のキャパが決まっておりますので、それについては今みなきゃいけないという人はみて、家でなんとかみれる状態になったときには、家に帰して、園は家族と伴走をしながら、何とか家で見てもらって、何かあったらいけるってことをしたいと思っていました。

後もうひとつは介護人材の問題です。なかなか若い人がいなくなっている現状で、今うちのほうで生涯現役ということで若い人はいろいろ勉強している中で、高齢の60歳を超えた方に介護教室をしている中で、地域の中でボランティアをできるように、そういう風な形で地域の地区社会協議会の中で、地域の公民館で、お茶飲み会をやったりボランティアで配食のお弁当を持っていくということで、今後も地域の中で支えれるようにがんばっているところであります。

私はそう大して能力があるわけではないんですが、私がやらねばいかん、と勝手に思っているところがありまして、いつも空回りするんですが、せっかくロータリーに入ったのでいろいろご指導いただければといろいろ思っております。よろしくお願いします。

 

 

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