会長の時間35 平成28年4月13日(水)

2016-04-13

地区大会報告

日田ロータリークラブ会長 織田荘太郎

3月26~27日に地区大会が、熊本市民会館崇城大学ホールで開催されました。

出席者は日田クラブから織田、佐竹委員長、江藤幹事、松本会友、永田会友、田嶋会友、諌山会友、井上会友、石松会友、原会友、森山会友、湯浅会友、一の宮会友、中西会友の14名です。

 

大会ではRI会長代理に、2008~9年にご自身もRI会長を務められた李東建(イドンカン)氏が来られ、アドレスと最後の大会所感を述べられました。アドレスでは、変化を受け入れ、もっと懸命に努力しなければならないと、そのように述べられました。

地区大会には、韓国や、台湾からも多数参加されていましたが、休憩時間にステージ上の李東建RI会長代理の許へ、挨拶や写真撮影の為に韓国の参加者が全員ステージに上り行動する姿は日本人とは少し違うなと感じました。

 

大会はコンパクトに速やかに進行していきました。

メインプログラムの「ポリオ ダバイ ピライエ」とは耳慣れない言葉ですが、ポリオ撲滅の為の活動を、パネラーの奉仕活動や体験談を通して我々に紹介し、教え、そして喚起する大変興味深いプログラムでした。パネラーは6名です。

1人目は、福祉活動などに経験豊富な、地元熊本放送局の女性アナウンサー。

2人目が、ポリオ投与の為に今回インドでの活動に実際に参加された、野田ガバナー御本人。

3人目は、ポリオ投与活動を長年主催しておられる、代表でエキスパートである医師のロータリアン

4人目は、小児まひにかかり、マヒが残り今も車いす生活ですが、立派に工場長を務めておられる方

5人目は、ポリオ投与のインド旅行に初めて参加し、その意義に大変感動している若いローターアクトの女性

6人目は、同じくこの活動に参加した若いロータリアン。

以上6人のパネラーが、それぞれ活動と経験を踏まえたしっかりした話をされました。

 

昔し、日本にポリオが流行しワクチンがなく困った時期、アメリカでもポリオが流行し自国の対応に追われていた、その時国交のないソ連から大量にワクチンが送られてきた事。

ポリオに感染してマヒの為、車椅子の生活だが、工場長を任され立派に務めている方の話。

ローターアクトの女性は、この活動に初めて参加し、その意義に感動し、機会があればまた参加したいと話していました。

ワクチンの投与は、舌の上に2滴ほどワクチンを垂らし、投与の済んだ人には手の小指の爪に黒のマーキングをする。この色は長期間落ちないそうです、すでに投与の済んだ子がほとんどだそうです。

野田ガバナーご自身も、この日の為に事業に参加され、インドまで行き活動されています。

本当に、誠実に、確実に行動する、野田ガバナーの本質を見た気がして、今までにない取り組みだと非常に好感を持ちました。

野田ガバナーご自身も、インドでのポリオワクチン投与活動の報告を通じ、ポリオについての理解を深めるにとどまらず、我々は何をなすべきかという問題提起が出来たのではないかと、手ごたえを感じておられるようでした。

 

次にもう一件、別府北ロータリークラブのグローバル補助金を使った事業報告に、難しい事業によくぞ取り組んだと、感心しました。我々日田クラブは地区補助金を利用して、単独でミャンマーに学校を建てましたがその時にグローバル補助金の難しさに気付いていました。

グローバル補助金は単独クラブではなく、いくつかのクラブと共同して計画をしなければなりません、その代り補助金額はけた違いに大きくなります。別府北クラブの場合は、自己資金60万円に対し、総事業費1130万円となっています。日本からは別府北クラブのほかに6~7クラブが参加し、相手国タイではクロイントRC外19クラブが参加、共に協力してタイ バンコックのソムチェックホスピタルに2台の最新型人工透析器を寄贈した事業だそうです。

2720地区にグローバル補助金推進チームを作って進めたと伺っていますが、よくこれだけの数のクラブをまとめる事が出来たなと改めと感心させられました。

 

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