会長の時間22 平成29年1月18日(水)

2017-01-18

日田ロータリークラブ会長 功能重雄

 先週末から寒い日が続きましたが、こういう日には風呂でゆっくり体を温めたくなります。特に炭酸泉がぬくもるそうで、炭酸入りの入浴剤が売れているようです。炭酸温泉で有名な竹田の長湯温泉に行ったことがありますが、体の表面に泡が立ちます。
 入浴時に注意することに、ヒートショックがあります。特に1,2月の冬場に多く見られます。高齢者、高血圧、動脈硬化、糖尿病の人に起こりやすく、浴室で寒暖差があると血圧の変動が著しくなり、脳卒中、心筋梗塞を起こしやすくなります。又浴槽内での溺死が、年間4800人位と交通事故死より多いそうで、これまではヒートショックが原因とされていましたが、病理医が不審を持ち、最近では熱中症によるものではないかと言われています。溺死者の9割以上が高齢者で、原因は、入浴中は汗をかけないため体温調節ができず、徐々に体温が上昇し、41℃のお湯に20分位つかっていると、体温は39℃位になります。普通は、軽度~中等度の熱中症になると、のぼせの状態になり浴槽から出るのですが、高齢者は気付かずにいるため、意識を失い溺死するそうです。ヒートショックの予防には、浴室の寒暖差をなくすこと、熱中症の予防には10分以上長く浴槽につからないこと、又、高齢者が入浴中は、周囲の人が定期的に声掛けをすることが大切です。

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