会長の時間27 平成29年2月22日(水)

2017-02-22

日田ロータリークラブ会長 功能重雄

 メルトダウンした福島第一原発2号機内にロボットを入れて、原子炉、格納容器内の状態を調査していますが、うまくいっていません。先日、東京電力は格納容器内の放射線量を推定したところ、毎時650Sv(シーベルト)に達すると発表しました。
放射線障害は細胞の核の中のDNAが傷つくことによって起こり、細胞死~個体死までが線量の大きさに応じて起こります。数百mSv以上の放射線を受けた場合、がんの発生率が増加するとされています。X線診断の際の被ばく線量は、胃透視では1分間に44mSv、胸部撮影では0.2mSv位です。放射線従事者は法令により、被ばく線量は1年間に50mSv以下と定められています。1mSvは1000分の1Svですから、福島の原発の650Svは想像を絶するものです。ちなみに、1分未満の暴露で致死量に達するそうです。

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