会長の時間3 平成30年7月18日(水)

2018-07-18

日田ロータリークラブ 会長 膳所和彦

英国かぶれ Part 1

私が19年前に日田ロータリークラブに入会した際に、新入会員卓話で英国のお話をいたしました。実は私は以前より英国に憧れておりました。その原因となった3人(正確には2人と1組)の人物がいます。一人目(一組目)はやはりビートルズです。1960年代前半から世界を席巻した英国リバプール出身の4人組ロックバンドです。当時の他の若者と同じように私もその音楽に完全に魅了されました。中学生になり、やっとフォークギターを買ってもらい、ビートルズの曲をがむしゃらに演奏し、歌いました。勿論レコードを買うお金もありませんので、ラジオから流れるビートルズの曲の歌詞やギターコードを必死になって聞き取りました。「Help! Any somebody help!  Just anybody help……」、「Yesterday all my troubles seem so far away……」今でもその歌詞をほぼ完全に覚えているほどです。ギターも独学でしたが、ビートルズの楽曲は比較的優しいコード進行でしたので、何とか曲として演奏することができました。高校生になり、バンドを組みたかったのですが、仲間が集まらず、実現できませんでした。大学生になりやっとロックオタクと数人出会い、ロックバンドを結成しました。勿論ビートルズの曲がメインでしたが、その後ブリティッシュロックにも影響され、様々なグループの曲を演奏するようになりました。

二人目は夏目漱石です。高校生時代夏目漱石の作品が好きで、ほぼ全部の作品に目を通しました。「吾輩は猫である」、「ぼっちゃん」「こころ」、「それから」などが有名でしたが、私が最も影響を受けたのが「私の個人主義」と言う短編でした。この作品は漱石が学習院大学の学生にした講演内容をまとめたもので、自分の人生について悩んでいる若い人達にはお勧めの一冊です。漱石が英国留学中に封建思想に基づく他人本位思想から脱却して、自己本位の立場を確立したことについて語られています。この自己本位とは利己主義ではなく、他人の個性や自由を尊重しつつ、自分の個性を最大限に発揮することを意味します。この考え方こそまさに「英国流」です。そして私も漱石と同様に2年間の英国留学生活を経験し、「私の個人主義」を実体験して来ました。このことは私のその後の人生に多大な影響を与えています。

三人目につきましては今後の会長の時間でまたお話したいと思います。

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