名前に想いを馳せる 7月27日(水)

2011-07-27

日田ロータリークラブ会長 武内眞司

 

中国の高速鉄道事故と事故処理のオソマツさは、あきれるばかりです。原発もそうですが、

文明の利器は、油断すれば凶器にもなりえることを私達は再確認いたしました。中国で公共交通機関を利用する場合、くれぐれも注意しましょう。

 

前回に続き私事で恐縮ですが、今日は私の「眞司」という名前の由来を紹介したいと思います。私の名前の命名者は父ではなく、祖父(兵吉)が眞司にすると家族に宣言し命名したと聞いたことがあります。

 

私の生まれた1951年は朝鮮戦争の真最中で、この戦争の朝鮮特需が、戦後日本復興のキッカケとなったのはご案内の通りです。

祖父兵吉は、政治にある程度関心が深かったようで、戦後日本を占領したのが共産国のソヴィエトではなく、民主主義の国アメリカで本当によかったと、心から喜んでいたそうです。そんなアメリカに感謝し、民主主義日本の基盤を造ったGHQ最高司令官「ダグラス・マッカーサー」元帥のマッカーサーを日本語に当て字し、孫の名前を「眞司・・・マッカーサー」と命名いたしました。

 

祖父のアメリカ好きは徹底していまして、私の姉の名前は瑞里(みずり)と言いますが、1945年のポツダム宣言受諾を記念し、戦艦ミズーリー号の名称を参考にして命名したそうです。ちなみに、マッカーサー元帥が引退したのは、私の生まれる1ヶ月前の1951年4

月ですが、引退にあたり、ワシントンDCの上下両院合同会議の席上で、「Old soldiers never die they just fade away・・老兵は死なず、ただ去り行くのみ」という有名な言葉を残したのは、ご存じの通りです。

 

自分があまり気に入らない名前だろうと、名前は決して自分で決めることは出来ません、しかし名前に込められた両親や祖父母の想いは、子供や孫にそそぐたっぷりの愛情であり、家の希望であり歴史です。

お盆も近いことです、たまには、自分の名前に込められた先祖の夢や願いに想いを馳せ、感謝しながら、思い出に浸るのもいいかもしれません。

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