会長の時間6

2022-09-07

日田ロータリークラブ会長 石松雅彰

 

本日の会長の時間は、この後行われます「こども食堂 ハッピータイム支援事業」贈呈式について、これまでの経緯と事業報告をお話しします。

 

「こども食堂ハッピータイム」は、下井手町ご在住の日野良弘さん、真由子さんご夫妻がご自宅を利用し、令和2年2月に開設された日田市唯一のこども食堂(当時)で、ご家族とボランティアスタッフで運営されています。

 

きっかけは日野さんの子どもの友達が、休日の昼間が孤食であったり、食事をとらなかったりする子もいて、最初のうちはご自宅で一緒に食事をとったりしていましたが、「いっそのこと、子ども食堂を立ち上げ、もっと気軽に、もっと多くの子どもたちに利用してもらおう」との思いでスタートしたとのことでした。10年位前には里親をしたご経験もお有りとのことです。

 

現在はコロナ禍でもあり、月1回の開催ですが多い時には保護者を含め20日人程度の利用者もあり、日野さんは、さらに多くの方に知ってもらい、「ハッピータイムがモデルケースとなり、市内に子ども・子育て支援の輪が広がっていくことを願っています。」と話しています。 日田ロータリークラブとの接点は、前年度社会奉仕委員長の江藤秀平会友が、子どもの貧困対策及び現状と問題点について市の担当者と面接し、紹介を受けたことが始まりで、その後日野さんご夫婦と面談し、ロータリークラブとしても支援、協力できることがないか協議を進めておりました。 その中で、当面の課題として利用者や支援者に自宅の場所が分かりにくいこと、イベント時等のスタッフが不足すること、食事場所にエアコンが無いため、夏場は近隣の公民館を借りて運営することもあり会場設営等に苦労していることなどが明らかになってきました。

 

このため、今年度にロータリー財団地区補助金を活用し、「こども食堂ハッピータイム支援事業」を実施することとなりました。支援事業の内容は、 1. 地元メディアへの取材・報道依頼とイベントへの協賛・参加を行う。 2. こども食堂の表示看板を入口周辺に設置する。 3. 夏でも快適な食事環境が図れるよう、会場にエアコンを設置する。 です。

 

 今回活用する地区補助金は、我々ロータリアンがロータリー財団に寄付を行い、その一部が財源となるもので、各クラブの寄付金実績により、補助金上限額に差異がありますが、今回は317,604円の承認通知があったところです。事業総額は、補助金額の2倍以上が必要とされていますが、今回の事業は総額750,000円を計画いたしています。

 

 本日は、こども食堂ハッピータイム日野さんにおいでいただいていますので、この後支援事業の贈呈式を行います。よろしくお願いいたします。  これで、会長の時間を終わります。

会長の時間のあと贈呈式が行われ石松会長より目録を手渡しました。

7月からすでにエアコンと看板の運用をしています。

 

多くの報道陣が取材をしてくれました。

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