「ロータリークラブの思い出」   井上幸一会友

2012-03-14

「ロータリークラブの思い出」   井上 幸一会友

2ヶ月ほど前から織田幹事よりあなたは50年もRCにおられているので何か話をしてほしいと言われていました。織田幹事は物腰が柔らかい様に見えますが、実は違い非常に芯の強いところがありまして「NO」は許さないという感じで、私もこれは大変なことになったということで帰って調べてみました。ロータリーの文章はかさばりますので、いちいち処理して資料がありませんので、ロータリーが始まった頃の逸話とか、そういったことでご勘弁願いたいと思います。

その頃ロータリーはチャーターメンバーが26人でした。ロータリーとは何か?何をするところか?というのが大半のご意向でした。メンバー表を見ますと、その当時の我々が見ても年を物凄くとった人ばかりで、おじいちゃんばかりのロータリーでした。一番驚いたのは、ある会長さんでしたが、前に出てきて挨拶をするときに頬杖をついて挨拶したことでした。ご本人は非常に打ち解けた人だと解釈していましたが、私どもはやっぱり驚きました。でもロータリーというのは気楽なものだというふうに思っていました。その当時は1業種1人だけということが重要視されて、今のように1分類5人までよいとかではなく、その業種では優れた方しか入っていませんでした。いつでしたか東京RCが帝国ホテルであるときにメイクアップをしました。隣を見たら出光計助さん(出光興産)、反対側の隣は後藤昇さん(東建)など、日本を代表する人が横にいるわけです。何か話しかけてみようと思い話をしたら、出光さんは「九州にもいろいろとネットを広げていますので、私は日田にも来たことがあります」と非常に丁寧な言葉で答えていただきました。日本を代表する企業の方があんなに丁寧な仕草をなさるということにちょっと感心しました。

それと振り返ってみたのですが、何をロータリーに報告したのだろうかというと何もない気がしています。でもひとつだけ全力を注いだというのがIM(インターシティミーティング)でした。我々の1分区は6RCがあるわけです。それでインターシティミーティングというのは、いろいろ現在の自分がやっている行事等をつぶさに報告をしていただく、それとローターアクト、インターアクトも同じで発表していただくというのがインターシティミーティングでした。司会もその会で草野会友がしていただき、その上に藤原会友がいて宇野会友が全体の会長をしていただき、石井会友のロータリーとしての立場とか、いろいろ情報をお伝えしました。全員で一生懸命やる事業はそう多くはないわけです。これだけは自分で一生懸命やりたいのだという気持ちでやりました。その時は第1と第2に分かれて、第2はRKB毎日のニュースキャスターの納富昌子さんで、私も大概いろいろな女性を見てきましたけれども、こんなに瞳の綺麗な方はかつて見たことがありませんでした。だからなんとかお近づきになりたいと思っていましたら、ずっと日にちが経ってから武内会長が納富さんなら家にちょいちょい来ていますと言われました。なぜそれを早く言ってもらわなかったのか、もう私の自分の行動が終わったころ私に打ち明けてくれた次第です。しかし美人というよりは本当に瞳の綺麗な女性でした。

それともう一つは前にも話したと思いますが、世界大会がカナダのトロントでありました。大分県の会長と奥様は出るように参加要請があり、中津の三笠ガバナーが世界の会長になるということでした。世界の会長がどれほど大変なことかと非常に好奇心もあったのですが、とにかく3万人も入る所で三笠さんが流暢な英語で挨拶をされました。この時ほど日本人として誇りに思ったことはありません。ああいう雰囲気というのは直に感じないとわからないと思いました。カナダという所は今でこそ自由に行けますが、その当時はRCの会員でないと入られないようなホテルに泊まることが出来ました。いろいろカナディアンロッキーなど回って楽しい思いをしました。

さっきの納富さんが最後に夫婦の愛情はきちっとしておかなければ子供や孫は見ていますよという言葉で話を結んだわけですが、それを忠実に私は守っています。皆さんもこれは真面目な言葉ですので是非守っていただきたいとそう思っています。

それでは10分という約束でしたのでお粗末ではございますが私から見ましたRCということでどうぞ勘弁してください。

 

〈武内会長より一言〉

井上会友、貴重なお話をありがとうございます。納富さんとはいつもメールのやり取りをしておりますので、今後ご一緒にお食事でもしたいと思っております。今日はどうもありがとうございました。

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