Archive for the ‘会長の時間’ Category

会長の時間7

2021-08-18

日田ロータリークラブ会長  河津 龍治

 

災害について

今年のお盆は嘗て無いほどの大雨に見舞われました。今までに経験したことがありませんでした。私もお盆に、こんなにゴルフに行かなかったのは、初めてです。

 

幸いに日田市は大きな被害がありませんでしたが、武雄市や久留米市は大変なことになりました。今回の被害は河川の決壊などではなく、内水面の被害でした。つまり貯まった雨水が排水されずに、そのまま湛水されてしまったわけです。廻りの河川の水位が高いために、排水が出来ずに起きました。

 

地方では抜本的な対策がないのが現状です。都会では地下に大きな貯水槽を造り、一時貯めます。これは莫大な費用が掛かるため、大都市でしか無理です。福岡市でも地下の喫茶店に水が流れ込み、死亡事故が起きたのでその後、地下貯水池が出来ました。日本の公共工事は死亡事故が起きれば、一気に進むのが慣例です。高速道路の片側1車線の交互通行で、死亡事故が数回起きると、直ぐ4車線化に進みます。

 

平成29年、小野の土砂災害で1人が亡くなった時は、数十億円かけて、防災工事をしています。一度、小野の現場を見てください。壮観な工事が進められています。我々業者もここまでやるか、と思っています。

 

さて、災害の対応はどのように行われているか、説明します。災害が起きた時、地元住民や通行者の連絡が一番多いようです。市役所や土木事務所に連絡が行きますが、それぞれ管轄があります。国道210号線は国の管轄で、それ以外の大きな幹線道路は県、市内の道路や枝線は市、と言う具合に分かれています。河川も筑後川と花月川は国、それ以外は県、その河川の支流は市、と言う具合に分かれており、お互いに一切干渉はしません。

 

市役所に災害の連絡が来た場合、管轄外で県の場合は県へ、国の場合は国へそれぞれ連絡し、県や国はそれぞれ道路の維持管理業者へ連絡し、応急措置を行って貰います。大きな災害が発生した場合、災害協定を結んでいる建設業協会へ、県や市から連絡が入ります。どこの業者にさせるかは、私が決めます。地域性などを考慮し選定していきます。復旧費用が1億近くまで掛かることがあります。

 

去年の7月豪雨では、500万円以上の災害だけで30ヶ所以上ありましたが、業者は全て私が決めました。会員企業が74社ありますが、不平不満を言う業者は1社もありません。当社の役員が、災害が起きた日から協会に詰め、土木事務所で深夜まで打合せを行い、翌日の朝は、各復旧現場へ指示を出しているのを、会員がみんな知っているからです。もちろん無給のボランティアです。そして当社だけが災害復旧工事に手を出しません。美味しい仕事だけを自分でしていたら、誰も付いてきません。これは先代からの教えで、行司は相撲を取るなが、河津家の家訓です。我田引水や私利私欲に走ってはならないことが、建設業界のトップとしての心得であると考えております。

会長の時間6

2021-08-11

日田ロータリークラブ会長  河津 龍治

 

職域接種

我々建設業界は平成29年の災害復旧が終わらないうちに、令和2年の7月に集中豪雨に見舞われ、通常の2倍から3倍の工事量を抱えています。そういった中で、一人でもコロナの感染者が出れば、現場はもちろん、会社全体が2週間休まなければなりません。度重なる災害で、工事は遅れている中で、1日でも休むわけにはいきません。そこで私は職域接種を申し込むことにしました。まず千人集まるかが問題だったので、接種希望者の集計を取るのに、3日かかってしまい、大分県で21番目になってしまいました。大手企業は早くから情報を得ており、準備も整っており、素早い申し込みが出来たのだと思います。

 

次は接種会場です。駐車場も広いので建設会館で行うようにしました。まず、アオーゼに行ってどういった流れで、ワクチンを接種しているか調査させ、同じようにするようにしました。看護師については、建設業に従事している社員の奥さんが、看護師をしている方はたくさんいると思っているので、1日3万円で来てもらうようにしました。問題はお医者さんです。私が知っている限りのお医者さんにお願いしたら、皆さん快く引き受けてもらいました。

 

ワクチンを保管するフリーザーの管理など、まだまだいろんな問題があり、不安でいっぱいでした。そういった中で、医師会の理事会で、膳所先生の口添えもあって、済生会病院でワクチン接種をやっても良いということになりました。我々としては、ほっとしているところです。そして皆さんもご存じの通り、6月22日に記者会見を開くことになりました。当時は予想もしていなかったのですが、今年の5月23日にエアコン付きの発熱外来棟を寄贈したことが、今回の結果につながったのではないかと思います。我々が申請した2日後に職域接種が停止になり、どうなるかと思いましたが、来週ワクチンが届きそうなので、しっかり準備をして、職域接種を完了したいと思います。

 

会長の時間5

2021-08-04

日田ロータリークラブ会長 河津龍治

 

五輪開催の報道

 

私は毎日5時に起きて、6紙の新聞を会社で 2時間かけて、読んでいます。

 

今日は、東京五輪について各社の社説を読み比べてみました。

 

7月23日(金)開会式の日、読売新聞は、新型コロナウイルスの流行に伴う、緊急事態宣言が発令される中で、約半世紀ぶりの東京五輪が開幕する。困難に立ち向かう努力の大切さや尊さを世界に伝えたい。スポーツには人の心を動かす「力」がある。コロナ禍に苦しむ世界の人々に希望が届くといい。

 

朝日新聞は、本来ならば期待に胸躍る時だが、コロナ禍に加え、直前になって式典担当者の辞任や解任が伝えられ、まちには高揚感や祝祭気分もない。分断と不信のなかで幕を開ける、異例で異様な五輪である。主催者側が具体性をもって示すことのできなかった大会の意義を、私たち一人ひとりが独自の視点で見出すようにしたい。

 

日経新聞は、コロナ禍で、様々なものがそぎ落とされてしまった開催となるが、その分、私たちは選手らの熱い思いをより身近に、そして切実に感じられるはずだ。東京の聖火が消える8月8日夜、多くの人が「開催してよかった」と振り返られるよう、アスリートらの奮闘を望むとともに、組織委や国、東京都には、これまでの反省を踏まえた適切な大会運営を切に求めたい。

 

7月24日(土)開会式の翌日、読売新聞は日本はオリンピック委員会は金メダルの獲得数は重視しない考えを示している。選手たちには、重ねてきた努力の成果を存分に発揮してほしい。その姿に、テレビ画面などを通じて大きな声援を送りたい。

朝日新聞は、日銀と気候、云々、日経新聞は取締役会、云々でどちらも五輪には触れていませんでした。

 

7月25日回競技が始まって、最初の朝刊、読売新聞は1面に高藤の「金」。朝日新聞は1面に王者内村、失望と笑み。「読売新聞827万部、朝日新聞565万部、毎日新聞 250万部日経新聞234万部。同じ新間なのにこうも違うものなのだと、改めて認識させられました。

 

 

ウナギの話をします。ウナギといえば戸山です。なぜ戸山のウナギがおいしいかといいます。買ってきたウナギは1週間ほど水にさらします、そして泥を吐かせてさばくのですが、さばいた後に竹のヘラで内臓をごしごし落とします。これをすることによって臭みがなくなります。それだけ丁寧な仕事をして秘伝のタレで焼き上げます。よいウナギが入らないときは店を閉めます。連休時はお客が道にあふれてます。11時開店で12時半ごろには終わりです。並んでも食べられない方が沢山います。それだけ品物に対してプライドがあると思います。

 

私の遠い遠い親戚なんですが、予約はしてくれません。行ったもん順です。夏休み中はいっぱいです。炎天下に30分以上待たなければなりません。その覚悟があれば是非行ってください。ウナギはやはり戸山だという事をお伝えします。

会長の時間4

2021-07-28

日田ロータリークラブ  石松雅彰副会長

 

本日は、会長がご親族のご不幸により 欠席いたしておりますので、副会長であります私が代理で、「会長の時間」を担当 させていただきます。

第32回夏季オリンピック東京大会の開会式が、7月23日、国立競技場で開催されました。新型コロナウイルスの影響で史上初めて1年間の開催延期となり、さらには国内のみならず世界的にも感染拡大の不安が募る中での祭典となりました。NHK総合テレビで開会式が放映され、私も自宅で視聴しました。

 

この式典の平均世帯視聴率は56.4%だったそうで、前回1964年東京五輪の視聴率61.2%には及ばなかったものの驚異的数字と26日に報道されました。開会式は大会関係者を1000人程度に抑え、無観客での祭典となり、祝祭ムード抑制の中ではありましたが、選手団は一応に明るい笑顔での入場行進でした。

 

しかしながら、何を表現しているかわかりにくいアトラクションパフォーマンス、長々と続くバッハIOC会長の挨拶、天皇陛下の開会宣言が始まった途中で促されたように慌てて起立した菅総理など個人的感覚としては不満の残る開会式でありました。

競技種目での日本選手は、メダルが期待された体操の内村航平、水泳の瀬戸大也、卓球の張本智和、テニスの大坂なおみなど予想外の敗退があったものの、柔道、スケボー、ソフトボールなど数多くの種目で大活躍を続けており、27日現在、金10個、銀3個、銅5個、計18個のメダルを獲得しています。

 

今後、さらに多くのメダル獲得に向け、選手の皆さんの大活躍を大いに期待しているものです。
一方で、日本のコロナ感染の波は再び増加傾向にあり、27日には東京都で過去最多となる2,848人の感染者が確認され、このうち感染力の強いインド由来変異株が半数を上回るなど、歯止めがかからない状況となっています。日田でも昨日、新たに1名の感染者が確認されています。オリンピックと直接的な関係は薄いと思われますが、長引く自粛の中で、我々国民の気のゆるみもあるのかもしれません。

 

ロータリー活動にも影響が出ますので、引き続き三密に注意し、オリンピックは自宅で声援し、更なる感染者が出ないよう感染防止に努めましょう。

会長の時間3

2021-07-21

日田ロータリークラブ会長  河津 龍治

 

私は学校を卒業し、最初の現場が人吉ループ橋でした。私の社会人の原点でもありますので、週報にも使わせて頂きました。最初の3ヶ月は、測量だけで、毎日毎日、重たい測量器械を担ぎ、リュックの中は機械式計算機、三角関数表、図面と野帳が入っていました。その後、関数計算ができる電卓、カシオFX10が出たときは感無量でした。

橋脚の下は深層工法という現場打ちのコンクリート杭が」入っています。朝一番、前日打ったコンクリートの型枠を外し、写真を撮り、次はダイナマイトを詰める 削孔を始めます、削孔が終ると、作業員は昼食に入ります。我々技術者は昼食の間にダイナマイトを装填し、爆発させます。爆発させた土砂はクラムシェルという機械で搬出し、最後は人力で土砂を撤去します。それから側面の型枠を組み、組み終わる頃には生コン車がカランコロンと音を立て、待っています。いつも生コンを打ち終わるのは7時か8時頃で、それから現場事務所に戻り、書類を整理し下宿に帰り着くのは、いつも10時過ぎです。

 

下宿には風呂もシャワーもありませんので、日曜日、温泉に行くのが唯一の楽しみでした。また日曜日に洗濯を忘れると、次の週は、一度履いたパンツを裏返しにして履かなければなりませんでした。毎日毎日インスタントラーメンばかりで、所長に残業は苦になりませんが、毎日ラーメンだけは、と訴えました。すると焼肉をしてくれるのですが、すぐラーメンに戻ります。当時はコンビニもない時代でしたかから仕方がありません、そうこうしているうちに、何も食べず、帰ってから人吉の町を徘徊するようになりました。 寿司や焼肉や、炉端焼きなどいろいろ開拓していきました。貰った給料は全て飲み食いに使っていました。 もちろん貯金は0です。寿司屋の親父は今でも付き合っています。

 

 

さて、現場打ちコンクリート杭が終ると、次は上へ上へと上がっていきます。鉄筋、型枠、コンクリートの繰返しです。高いところでは30m近くになりますので、強風の時は大変です。

 

 

橋脚が完成する頃、上部工やさんが来て測量を始めます。橋脚と橋脚の距離は、3センチの許容範囲内に入っています、と言う報告を受けたときは、感無量でした。もちろん報告を受けるまではドキドキ、ハラハラは言うまでもありません。

 

私の妹が鹿児島におり、たまに行きます。行く時、高速を人吉で降りて、このループ橋を眺めていると、寝ていた家内や、子供たちが起きて来て、父ちゃん、また~と言うわけです。帰りもえびねで降りてこのループ橋を通り、人吉から高速に乗るわけです。自分の作った道を通りたいと思うのは当然で、我々は地図に残る仕事をしていますし、これからもしていくつもりです。

会長の時間2

2021-07-14

日田ロータリークラブ会長  河津 龍治

 

7月10日9:00より管理運営セミナーがZOOMによるオンラインで開催されました。

当クラブから、私と運営委員長の石松さんが参加しました。 私はビデオで撮っていた、ラグビーを観戦しながら聞いていたのですが、聞いていたというより、聞いていたふりをしていたのですが、なんと、地区研修リーダーが永田さんでした。

 

熊本のお医者さんで、ロータリーの国際大会には何回かご一緒させてもらいました。その永田さんからいきなり振って来られました。最後のどう思いますかという言葉だけが聞き取れました。私も適当に聞いていたから、慌てて、よく聞き取れなかったので、もう一度質問をお願いしますと、答えました。

質問はオンラインよる例会は可能かということでした。私は即座に、うちのクラブはお年寄りが多いから無理ですと返事をし、なんとかその場を乗り切りました。これだけたくさんの参加者がいる中で、まさか指名されるとは思ってもいませんでした。また次回の国際大会ヒューストンには行かれますかという質問には、つい、行きますと答えてしまいました。冷や汗をかいたセミナーでした。

 

日曜日、ゴルフプレーが半分終わり、食事に上がってこようとした時、ガガガ!ドドド!と音が聞こえてきました。なんと、工事をしているではありませんか、ある人が、もちろん誰かわかると思いますが、土、日は休んで週休2日とかなんとか、偉そうな事を言っていた奴がいたなと来たわけです。またまた冷や汗です。

 

次の日、担当を呼んで「俺は大恥をかいたぞ」というと、工期が大変厳しいということでした。5月の連休はかき入れ時です、休むわけにはいきません。また11月3日が開場記念日ということで、間に合わせなければなりません。おのずと工期が決まってくるわけで、5月の連休明けから10月末までとなるわけです。民間の建築工事はいつも工期が厳しい物件ばかりです。建設工事の9割を占める、公共の土木工事で災害工事以外は週休2日で設計されていますから、工事の規模にもよりますが、守らないと2~4%減額となります。近頃は冷や汗をよくかく1週間となりました。

会長の時間1

2021-07-07

日田ロータリークラブ会長 河津龍治

 

2021-2022年度、日田ロータリークラブ会長を仰せつかりました河津龍治です。
歴代会長に比べ、いささか品位に欠けることは、十分承知しておりますが、精一杯頑張りますので、皆様方のご協力をお願いたします。
スローガンは「明るく、楽しい、元気なロータリー」とし、会員が出席したくなるような例会を目指します。

私は(2021年7月1日現在)、主な公職は以下の5件を引き受けております。

 

  1. 大分県建設業協会 日田支部長
  2. 大分県労働基準協会 日田支部長
  3. 大分県ラグビーフットボール協会 副会長
    (日田市ラグビーフットボール協会 会長兼務)
  4. 日田商工会議所副会頭
  5. ローレル日田カントリークラブ 理事長

 

 

この他にもいくつかあるのですが、出来る限りロータリーを優先し、出席するように努めます。よって、建設業協会、本部や商工会議所には、水曜日は予定を入れないように、申し込んでおります。また週3日のゴルフは、続けようと思っていますので、心当たりのある方は、水曜日はお誘いがないと思って、しっかり仕事をしてください。
会長の時間は、建設業とラグビーを中心に、話をしていきたいと考えています。そして皆様方の中で、お子さんやお孫さんに、ラグビーをさせてみたい、建設業に入れたい、と思ってくれる方が、一人でもいれば幸いです。

 

また、しゃべるだけでは、興味が湧かないので、出来るかぎり、パワーポイントを使っていきたいと考えています。
コロナの影響は、当分続くと思われますので、全会員の皆様が、2回目の接種が終わるまで、懇親会等は一切しないで、 例会だけを粛々とやります。
前年度はほとんど行事がなく、例会も休みが多かったため、繰越金が6百万ほどあります。理事会の皆さんと相談しなければいけませんが、どこかに寄付するようなことは、したくはありません。すべて会員のために使いたいと考えています。臼杵にフグを食べに行ったり、福岡で野球観戦に行きおいしものを食べて帰るとか、いろんなことを考えています、また行かれない方もおりますので、かかった経費の半分以上は、参加した会員の自己負担とします。

あくまでも土曜日、日曜日を使って行いますので、土日、休みがない方は残念ですが諦めてください。今は完全週休2日の時代で、建設業も災害復旧工事以外は、週休2日の時代になりました。日曜日はともかくとして、土曜日が休みでないと、若い人はやめていきます。会員の皆さんも、しっかり週休2日を進めてください。
私が会長の間は台湾との交流はしません。一気飲みが苦手です。いろんな所で、ロータリーの仲間を大切にしたいと考えています。河津建設としても、出来るだけロータリーの会員企業の協力を仰いでいきたいと考えています。会員企業がお互いに利用しあい、また協力しあいながら切磋琢磨し、会員企業の皆様方がますます成長することを願い、私の運営方針といたします。

 

 

最後になりますが、私も建設業協会で生計を立てていますので、行事がロータリーと重なった時は、建設業を優先させてもらいます。その時の会長の時間は、前会長の井上太香美さんにお願いしています。井上さんも前回、話し足りなかったらしいので、喜んで引き受けてもらいました。副会長の石松雅彰さんにも了解を取っています。その他の商工会議所やラグビーなどは、ロータリーを最優先にしたいと思いますので、ご協力をお願いいたします。

会長の時間27

2021-06-30

日田ロータリークラブ会長 井上太香美

 早いもので1年が経過し、本日が最後の会長の時間です。思い返せばコロナ禍の中に在り、何もできずに終えた会長の任期でありました。今日は何を話そうかと思案して参りましたが、私の一番好きな芝居の話で締めくくりたいと思います。芝居や歌舞伎の中にはそれぞれに名場面、名セリフというものがございます。金色夜叉であれば「来年の今月今夜の月を俺の涙で曇らせて・・・・」や、国定忠治であれば「足の向くまま気の向くまま、当ても果てしもネエー旅に出るのだ・・・・」とか、白波五人男の「問われて名乗る藻おこがましいが・・・」など思うだけでも楽しくなります。コロナ禍以前は博多座で芝居に熱中したあまり、隣の人を小突いてお叱りを受けたこともありました。今日は来年度の日田ロータリークラブが、様々な難関を突破してほしいという願いを込めて、歌舞伎18番「勧進帳」の場面から武蔵坊弁慶が読み上げる勧進帳をやってみたいと思います。この場面は長唄でやるのですが、朗読でやります。

勧進帳・・・・・「それ、つらつら、惟(おも)ん見れば、大恩教主の秋の月は、涅槃(ねはん)の雲に隠れ、生死長夜の長き夢、驚かすべき人も無き、ここに帝おはします。

おん名を聖武皇帝と申し立てまつり、日頃三宝を信じ衆生慈しみ給う。たまたま霊夢に感じ給うて、国土安泰、天下安穏の為廬舎那仏を建立したもう。しかるに、去んじ、治承のころ焼亡し終わんぬ。かかる霊場無きを歎き、俊乗房重源、勅命こうむって無常の関門涙を流し、上下真俗を勧めて再建せんと諸国勧進す。一紙半銭奉財の輩(ともがら)は、現世にては無比の楽を誇り、到来に手は数千蓮華の上に座す。帰命稽首(きみょうけいしゅ)敬って申す。

 

1年間のご協力誠にありがとうございました。

会長の時間26

2021-06-23

日田ロータリークラブ会長 井上太香美

 本日の新聞は、各紙とも香港のリンゴ日報が廃刊の危機にひんしていることと、日本ではいわゆる「赤城ファイル」の公開がなされたという内容でありました。香港の問題はこういう流れになるだろうと予測はついていましたが、予想を上回るペースでの言論の封殺に背筋の凍る思いでいます。思想信条の自由や通信、結社の自由というものがいかに大切なものであり、対して国家権力がその気になれば簡単に抑え込めるものであるかということを、今回は思い知らされました。

中国共産党政権が民主化運動の諸氏を不当に弾圧していることに断固たる抗議の意思を示すとともに、彼らの無事を祈るものであります。

 それに対して「日本は自由でいい国だ」と言いたくなるのが、今回の「赤城ファイル」の公開です。最初財務省は「そのような文書は存在しない」と明言しました。赤城さんが死をもって後世に託した文書です。彼の奥さんが粘り強く交渉しましたが、そのたびに政権は様々な理由をつけて公開を拒んで来ました。裁判所にいわれてしぶしぶと公開したのが今回の真相です。政権は自分にとって都合の悪い事件を隠蔽しようとしました。それを阻止したのが世論であり、報道各社の良心でありました。米国では「フェイクニュース」を公然と流すメディアがあることを過去4年間で目にしました。ロシア、ベラルーシ等世界中で専制国家と呼ばれる国が台頭してきています。政権を握る者は報道を極端に意識します。真実を曲げて報道するよう求めてくる傾向があります。私たちは「自由」を確保して生きていきたいと願いますし後世に先人の素晴らしい遺産として残さねばならないと思います。

今、世界中で起きている自由に対する弾圧は、アリの穴から広がっていきます。私たちは自由に対する些細な抑圧傾向に目を凝らし、日々自由のために研鑽して参りましょう。

 

 

会長の時間25

2021-04-21

日田ロータリークラブ会長 井上太香美


やっと例会を再開し、何とかあと2ヶ月続けることができたらと思っていたのですが、今月15日に日田市内で陽性者が発生し、冷や汗が「タラー」と流れました。


ご承知のとおり、大阪府においては連日“最多”の新型コロナウイルスの新規陽性者が確認され、東京都においても第3波に匹敵すべく陽性者が増加しています。


去る4月5日に宮城県、大阪府、兵庫県で、4月12日から東京都、京都府、沖縄県で、4月20日から埼玉、千葉、神奈川、愛知県で「まん延防止等重点措置」が発出されましたが。感染拡大の勢いは終息しそうになく、医療現場はひっ迫の度合を強めています。近々これらの都道府県においては3回目の緊急事態宣言が発令されそうです。隣県の福岡県においても準備が進められています。


今回第4波といわれる感染拡大局面の特徴は、変異株と呼ばれるウイルスの脅威です。感染力が従前のものより強い特性を持っており、ワクチン接種が滞るなかで国民の不安は募る一方です。それにしてもワクチン接種が遅すぎます。


このような局面において当クラブの例会をどのような形で進めていくべきか思案しているところでありますが、私は次のように考えています。クラブの運営方法は理事会において決定されるわけでありますが、そう度々開くわけにも参りません。そこで、日田市内において感染拡大の予兆が見られる場合、または日田市内において感染力の強い新型コロナウイルスの変異種が確認されたときは、会長、幹事の判断で例会の中止を判断させていただきたいと思います。年度中に何度か申し上げてきましたが、クラブ例会がクラスターの発生源になることは、絶対に避けたいと思います。何卒、ご理解とご協力をお願いします。


日田市内における感染状況が現状を維持できる状態であれば、暫時定例会を継続して参ります。

会長の時間24

2021-04-14

日田ロータリークラブ会長 井上太香美

会長の時間も1年近くなるとネタが切れてまいります。通常1週間前あたりから話す内容を考えるのですが、この1週間くらい構想がまとまらず、今日に至りました。

今朝たまたま目にした雑誌の広告欄に、先日亡くなった橋田寿賀子さんの記事を見つけ、彼女が38年前脚本を書いたテレビドラマ「おしん」の1場面が思い出されたので、そこから引っ張って詩の一部を紹介します。与謝野晶子の「君死にたまふことなかれ」という詩で、旅順口包囲軍の中に在る弟を歎きてという副題がついています。

現在においてさえも、表現しにくい表題ですが、当時の世相の中で発表することに、如何ほどの勇気が必要であったかと思いを巡らすところです。昨今戦争というものにいささか「勇ましすぎる」発言を聴くことが増えてきましたが、戦争というものが、いかに多くの人々を悲劇に導くものであるか、冷静に考える必要があります。ちょっとだけでもこの詩の言わんとするところを味わってください。

会長の時間23

2021-04-08

日田ロータリークラブ会長 井上太香美


 例会を再開して3週目になります。6月までつつがなく活動ができるかなと思っていたのですが、何やらまた巷間の空気がおかしくなってきました。4月から大阪、兵庫、宮城の1府2県5市に「まん防」なる措置が取られることになりました。正しくは「まん延防止等重点措置」と呼ぶそうです。特に大阪の新規感染者が多く、東京を大幅に上回っています。すでに感染が第4波に入ったそうで、ウイルスも進化した英国型の変異型が主になりそうです。まさにワクチンの接種が先か感染が先かの競争になっているようです。


大分県の新規感染者は、一時収まっているかのようでしたが、ここにきて増加しています。


今月からは、高齢者から優先的にワクチンの接種が始まるということですが、感染症の拡散が危惧される「聖火リレー」も始まり、これによる感染を抑え込めるか拡散させるかのせめぎ合いになっているような気もします。いずれにしても、規制と解除の繰り返しで、飲食店等サービス業を主体に苦難の日々が続きます。私たちの活動も様々な情勢に合わせてはおりますが、今後の展開によっては予断を許せぬ状況にあるということは間違いのないところでありましょう。


素人の勘繰りかもしれませんが、コロナの対策が感染の抑え込みか経済優先か、一貫性を欠いているように見えます。自粛疲れが出てきましたが、自分の命を守ることは自助の精神でもう少し頑張りましょう。


さて、本日はコロナ禍によって順延されておりました職業奉仕賞の贈呈ということで、麻生小児科の麻生宏にお越しいただいています。詳しいご紹介は職業奉仕委員著より申し上げます。当初は1月の予定が今日まで伸びましたことをお詫び申し上げます。よろしくお願いします。

会長の時間22

2021-03-24

日田ロータリークラブ会長 井上太香美

いままで柄にもなく堅苦しい話題ばかり話してきましたので、今日は軽い話をしたいと思ったのですが、やっぱり重い話になります。私の趣味の一つに旅行がありますが、その中で印象に残ったものをお話します。京都に行かれた方は多いと思いますが、北部の方に行かれた方は少ないと思います。私がどうしても行かねばならないと決めていた市があります。そこは舞鶴市です。明治時代に日本海側唯一の海軍鎮守府が置かれ軍港として発展しました。現在も海上自衛隊の基地として多くの艦船が所属しています。また京都府北部の主要都市として行政機関等が集中している年ですが、1945年の終戦後56年までシベリアに抑留されていた人たちが、ボロボロになって引き上げてきた港でもあります。

私が訪ねたところは、舞鶴引揚記念館です。福知山まで鉄路で行き、そこからレンタカーを利用して行きました。ウイークデーだったからでしょうか、観光客はおらず私一人の見学となりました。抑留者の生活様式が展示されていましたが、こんな現実があったのかと言葉を失ってしまいました。そして得心したことは、「これが戦争なんだ、これが戦争に負けるということなんだ。」ということでした。戦争にきれいな戦争も、汚い戦争もありません。人が人を殺し合うのが戦争ですから、その現場にいる人に理性があるわけがありません。どんなことがあっても、絶対に戦争の口火を切ってはならないと思いを新たにしました。

展示館の中に「端野セイ」さんのコーナーがありました。歌謡曲「岸壁の母」のモデルになった人です。引揚船が返ってくるたびに帰らぬ子を待ちわびていたという伝説の人です。

二葉百合子の熱唱もありましたが、思わず涙が出てくる歌です。端野セイさんが帰らぬ息子を待っていたという桟橋に立って、同じような思いを胸に、ここで肉親の帰りを待っていた多くの母親の心を思うと、胸が詰まる思いでした。昨今国際情勢を語るとき、勇ましい言葉を述べる人がいますが、そのような人達に訪れて欲しい場所でした。

会長の時間21

2021-03-17

日田ロータリークラブ会長 井上太香美



1月6日の例会以来10週間がたちました。当時はまだ硬かった桜の芽が、今ほころび始めました。来週の例会日の頃は満開となっていることでしょう。
さて、いわゆる第3波の感染拡大により休会を余儀なくされた例会でありますが、当市における感染状況が比較的落ち着いてきている現状から、本日より再開することといたしました。もとより諸般の事情により参加を控えている会員がおられることは承知しております。
ゆえに、欠席の連絡をいただいた方については、出席と認めるという方向で、今後の活動をしてみようと思っています。ただ、これからの状況を考えますと何が起こるかわかりません。


もし、当市においてクラスターが発生した場合や、第4波の感染拡大という状況が発生すれば、その時点での休会もあるかに思います。いずれにしても「with corona」いかにして現状と向き合っていくか、私たちは試されているのかもしれません。
思えば100年前に大きな災禍をもたらした「スペイン風邪」以来、私たちは幸いにして大きな感染症に巻き込まれることなく過ごしてきました。人類史上においてこれだけの期間、日本人が感染症に苛まれることなく過ごした期間は無かったのではないでしょうか。医学の進歩と公衆衛生の向上がその主因であることはまちがいのないところでありましょう。しかし、ウイルスというものも進化し、パンデミックを引き起こしました。彼らはさらに「変異株」と呼ばれるものに進化して、感染力、致死率ともに強化しているそうです。接種の始まったワクチンとの攻防戦となりました。それにしても技術大国と自負してきたわが国が、他国の開発したワクチンに頼らざるを得なくなった現実はなんと情けないことでしょう。それはさておき、被致死率が高い高齢者には私も含まれておりました。高齢者は来月の中旬から下旬にかけて接種が始まるとか、早いとこ接種を受けて少しでも免疫力が付いたなら趣味の旅行に出かけたいと願っています。巣ごもりはもう沢山です。

 

会長の時間20

2021-01-06

日田ロータリークラブ会長 井上太香美


令和3年が明けました。今年は丑年ということで私の6回目の干支で、いつの間にか72歳になります。私たちが少年の頃の70歳といえば、「年寄り」いう言葉がぴったり当てはまる姿でありました。腰が曲がり、歯が抜け、杖にすがってやっと歩いているような状態が目に焼き付いています。現在当クラブにおいて70歳以上はかなりいますが、どうして、どうして、色気あり、食い気あり、好奇心あり、みんな外見は元気そのものです。クラブ活動が元気の源泉であるような気がします。わがクラブも最近40代前後の人が増えてきました。昔から「年寄り嫌うな行く道じゃ、子供叱るな来た道じゃ」と言われています。体力的には衰えは隠せませんが、気持ちは若い人に勝るとも劣らないつもりです。人生いろいろ、いいときもあれば、落ち込むこともあります。でも、下を向いて落ち込んでいても何一つ解決することはありません。上を向いて歩いて行こうではありませんか。

 

会長の時間19

2020-12-23

日田ロータリークラブ会長 井上太香美

 毎週会長の時間にお話をさせていただいています。スムーズに原稿がまとまるときもあれば、どうしてもまとまらないときがあります。そんなときに頼りになるのが「ロータリーの友」です。今日は12月号の中より、「世界のクラブの例会は今」という記事を活用します。

まずイギリスのクラブです。2020年10月現在、ロンドンではオンラインで例会が行われています。チャリティー文化が根付くイギリスでは、多くの人たちがいろいろな形で日頃から人々に貢献する活動をしています。ウイルス禍の下でもできる範囲の奉仕を日々心掛けています。オンライン例会の為会う機会は減りましたが、運動がてらに公園に散歩に行くときには声をかけるなど、工夫して会う機会を作るようにしています。

インドでは、ほぼすべてのクラブがオンライン例会を行っており、多くの会員や地区のリーダーに好評です。その理由の一つが、旅費がかからないため、世界中から優秀なスピーカーの卓話を聴くことができるからです。うまく活用していますね。

ドイツでは、3月23日からロックダウンが始まり、地区の行事やクラブの例会もオンラインになりました。地区内57クラブ中52クラブ、91%という実施率の高さは、ホテルや飲食店はすべて休業、公共の場や自宅では、最大2家族までしか集まることが許されていないため、オンライン以外に集まる方法が無いからです。ドイツでは違反すると罰金を取られます。ちなみに第2波の時点では、マスク未着用の罰金は250ユーロ(約3万円)複数回違反すると500ユーロ(約6万円)が課せられるそうです。

アメリカのユタ州プロボRⅭは、3月から7月までオンライン例会をしました。最初のうちは使い方がうまく分からず、参加したくてもあたふたしているうちに終わってしまう会員もいましたが、あまり気にせず、次回の例会こそは参加しようと、旺盛なチャレンジ精神で臨む人が多くいました。クラブでは年に一度例会場でのゴルフ大会、冬にはスキー例会を行っています。残念ながら人と接するような活動はできないので、奉仕活動は寄付が中心になっています。

ブラジルの状況です。3月中旬、すべてのクラブがオンライン例会を導入しました。時事問題やロータリーをテーマにした卓話を基に、人道的なプロジェクトについて話し合ったりRI会長のテーマや地区の目標を達成する方法について討論したりしています。

 4か国の事例が紹介されていますが、共通している点は、オンライン例会の開催です。しかし、パソコンが苦手の会員も在籍しており、例会への参加から遠ざかっているという事例も紹介されていました。日本でもオンライン例会の話題はありますが、定着しているとは聞きません。私も何度かオンラインの会合に参加しましたが、その感想として空気をつかんでいるようで、何か手ごたえというものを感じることができず、足が遠のいています。

でも、これからの時代好む好まざるを問わず、オンラインに慣れていくということが、ロータリー活動はもとより、すべての活動に必須なものになっていくように感じます。

会長の時間18

2020-12-16

日田ロータリークラブ会長 井上太香美

年末になると、喪中はがきが送られてきます。少し前までは両親が亡くなったという内容が多かったのですが、昨今は同年代の人や友人が亡くなったという内容のものになってきました。

今年一番ショックだったのは、高校時代の同級生が亡くなったという知らせです。その知らせには、遺族の住所が記載されていませんでした。書かれていないということは、あまり良い知らせではないことです。幸いにメールアドレスがありましたので、送ったところ奥さんから返事がありました。結果は思った通りでした。

 彼は山形県の出身で、中学卒業後集団就職で東京に出てきました。印刷会社に就職して、私と同じ高校の定時制に入学してきました。当時は、毎年3月になると日本各地から臨時列車を仕立てて中学を卒業したばかりの少年少女(まだ若者といえない)が都会に就職してきました。別名「金の卵」と呼ばれたものです。金の卵などと呼ばれるとよっぽど貴重品のように感じますが、今思うと大変な差別用語ではないかと感じます。即ち、安い賃金で、文句も言わず、使い放題に使える。ちょうど何年か前の外国人実習生と同じようなものです。

ただ、夜間に高校に通わせてもらえた者は幸せだったのかもしれません。彼は卒業後千葉大学に進学しました。卒業後にクラスメイトの奥さんと印刷会社を起業しましたが、誰一人知り合いもいない都会で、会社を興すには、相当な苦労をしたのではないかなと、同じように自営業をしている自分には思えました。千葉市内に住居を構え、息子二人を育てあげて、これから安穏な日々を送るものと思い、「夫婦で九州に遊びに来いよ」と年初に伝えたものでした。

会社を興し経営し、耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍んで頑張って、最後にすべてを失った。君の人生は何だったのかと問いかけたいところですが、今は「君は君の人生をまっとうしたんだね」という言葉を贈って冥福を祈りたいと思います。

関白 秀吉の辞世の句

 露と落ち 露と消えゆく わが身かな 浪速のことは 夢のまた夢

 

会長の時間17

2020-12-02

日田ロータリークラブ会長 井上太香美

 


今日は、私が活動している行政相談委員についてお話します。先日の日田市制80周年記念式典において、10年以上委員経験を有する者として、私と元委員の4名が感謝状を頂きました。

行政相談委員の知名度は極めて低く「ゴリラ大分」以下です。お手元にお配りしてありますパンフレットに記載されているような相談を受けるのが主な役割です。


現在日田市には6名の委員がいます。それぞれに担当区域があり、私が旧日田市、旧日田市と大山町を掛持ちしている方が1名、天ケ瀬町と3津江に各1名が配置されています。常時相談受付となっていますが、月に1回、市役所並びに各振興局で定例相談日を設けています。旧日田市において毎月25日を中心に開いています。行政に対する苦情や困りごと相談となっていますが、相談内容は多岐にわたっていまして、家事紛争、金銭問題、近隣トラブル等いろいろあります。もちろん穏やかでない方のクレームもあり、定例相談日は朝から緊張します。手当は一切ありません。文字通りのボランティアです。ただ、無報酬のボランティアであるからこそできる仕事でもあります。というのは、私たちが直接解決してあげられることは滅多にないのです。簡単に言えば相談の交通整理員のようなものです。「この相談はあちらへ」「その相談はこちらへ」「その問題は裁判所」「DVですか?それは警察ですね。」と、このような形で処理しています。深く沈んだ様子で相談に来られた方がいました。じっと話を聞いてあげました。すっきりした表情で帰って行かれました。意見を具申してこられる方もいます。最近こんな意見を寄せられました。「市役所が毎日コロナの放送をしてるよね。大分市で発生しました。別府市で発生しました。気をつけましょう・・・・。でもね、日田の感染経路は博多が主でしょ。浮羽、朝倉、久留米の情報がまるで無い。行政組織上そうなるというけど市民に不必要な情報を押し付けて仕事をした気になっている。これでいいのか」。なるほど、ごもっともな意見ということで担当部署に回しておきました。その回答はというと? 皆さんご推察のとおりです。


平成15年の4月に就任して18年目になります。大分県内の相談委員のほとんどが行政経験者、行政の空気に染まっていない私たちは希少価値があるそうです。

 今までで一番忙しかった相談日は、平成29年の水害時の相談です。小野と大鶴に相談所を設けたのですが、70組以上が来場するという事態となり市内の全相談員や大分の評価センター職員も動員しての対応となりました。全国を回っている所長もびっくりしていました。

行政相談員になってよかったなと思うことは、霞が関の本省に入れたことです。役所の数は多々ありますが、総務省本館に入れる民間人はそんなにいません。独特の緊張感があります。公務員多しといえどトップクラスとなるとちょっと違います。私はこの

会長の時間16

2020-11-25

日田ロータリークラブ会長 井上太香美

 


学生時代、憲法のゼミで第23条の討論をしたことがありました。ちょうどそのころ、東京都知事が美濃部亮吉氏で、いやがうえにも学問の自由を討議するうえで、彼の父君である美濃部達吉氏と、達吉氏のそれに対する弾圧が教材に上がってきました。若かりし頃の名残は今もとれず、学問の自由と今回の任命拒否の問題は無関心ではいられません。ちまたでは、「コロナ問題など課題が山積している中で、いつまでも学術会議を持ち出す野党はけしからん。国家予算を受けている以上、学術会議が政府に協力するのは当然じゃないか。」という意見もありますが、私は正反対の考えです。国会が学術会議の問題で空転しているのは事実です。しかし、この問題が進展しないのは、菅首相が説明責任をはぐらかしているからではないでしょうか。学術会議が推薦した6名の学者を会員に任命しなかった理由を明らかにすればいいのにそれに答えない。そこからさまざまな憶測が出てくるわけです。もちろんこの6名が、先の安全保障法制審議に対し、政府に批判的であったからだと答弁すれば、内閣が飛ぶほどの騒ぎになるでしょうがそこをあえて言わず、ここは6名を追認することにより矛を収めるのが妥当な解決策ではないかと思います。今はコロナウイルスと景気対策とに集中しなければならないときでしょう。

 


話を学術会議に戻します。そもそも学術会議が政府の「イエスマン」であるならば、存在意義は無いでしょう。歴史をたどれば古今東西、権力者によってその意に沿わない学者、例えばソクラテス、ガリレオ、吉田松陰等は迫害を受けてきました。私たちが今日近くで目にし、耳にすることができるところによれば、中国の人権派といわれる学者や法律家が次々に拘束されています。香港や、いわゆる独裁者といわれる人が統治する国家でも、政権の意に反する学者が消されています。北朝鮮では政権を批判することすら厳禁です。「思想、信条、学問の自由は」民主国家の根幹なのです。ゆえに我が国の憲法では、その第23条において学問の自由を明記し保障しています。時として政府の政策に異を唱えてこそ、存在意義があるというものでしょう。とりわけ現在の日本における政情においては、巨大与党が1党ですべてを決済できるような場合、ブレーキをかける勢力が必要です。日本学術会議の問題は、週刊誌的視野で論ずることなく深く議論しなければなりません。

 


それにしても菅総理、もう少し丁寧に答弁してください。加えていうなれば、新聞記者諸君、東京新聞の望月記者の質問を見習ってしっかり追及してください~~。

会長の時間15

2020-11-18

日田ロータリークラブ会長 井上太香美

NHKのど自慢


 パトリアのスケジュール表を見ていたら「NHKのど自慢出場者募集」の記事がありました。40年近く前、私はこの予選に挑戦したことがあるのです。今回の募集要項では18組となっていましたが、当時は25組でした。番組を見ていると、たいしてうまくない人が出場しているので、気楽に応募しました。ところが、参加者の多いこと多いこと、中津の文化ホールは超満員でした。順番が来て歌ったのは2小節ぐらいで、あっけなく落選しました。

その時の経験から、のど自慢に出場するために、参考になると思われることをお話します。


予選が始まる前の挨拶で言われたのは、「明るく、楽しく、元気よく がポイント」とのことでした。合格者の発表を見たときに、「なるほど」と合点がいきました。

合格の鐘のレベルは高いです。予選に出てくる人のかなりの割合の人が、ある程度自信を持っています。番組を見た方は気づいたと思いますが、合格するのは大体5人から7人ぐらいです。

そのうちヤング、ミドル、シニア、男女が絶妙に配置されていますから合格するのは至難の業なのです。同じ合格者でもチャンピオンになるクラスですと、きちんとレッスンを受けているなとわかります。即ち、「超うまい、うまい、ゲストサービス」かなという出場者のランク分けができます。それに歌の流行度、難易度も加味されているようです。審査員は会場にはいません。前方に3台のカメラがあります。右、正面、左、と映していました。きっとテレビ映りで選考しているなと思いました。こんなこと考えていたから落選したんだと反省しました。


ステージには✖マークがついていて、そこで歌えといわれました。はやりの歌を選曲すると、20人、30人と1まとめに選考します。その時はキーの確認が大切です。生バンドはカラオケとはちょっと違います。ゲストの歌は必ず選抜されますので、上手、下手を問わなければ、出場のチャンスがでてきます。「のど自慢マニア」のような人もいて、予選会は面白いですよ。やはり、一生懸命懸命にならないと出場は難しいですね。合格しなかったけれど、楽しい思い出になりました。

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