Archive for the ‘会長の時間’ Category
会長の時間32
年度末卓話 1年を振り返って
日田ロータリークラブ会長 白石章二
一年前の今頃は、世界がまさかこのような状況になるとは夢にも思っていませんでした。
七月に私の年度がスタートし、毎週の会長の時間の事で頭がいっぱいで、あっという間に一週間が過ぎていっていたのが、なにか遠い昔のことのように今感じています。
会長になって始めて、他クラブの例会に出席させていただき、クラブが違うとこんなに例会の様子や雰囲気が違うのかと少し驚きました。
特に玖珠ロータリクラブにお邪魔した時は、あまりの会員の少なさに少し戸惑いました。
日田ロータリークラブは本当に会員に恵まれているなあと実感しました。
最初の夜間例会の納涼例会では、新入会員の合原会友や若い会友と一緒に二次会に行き楽しい時間を過ごさせてもらいました。
8月には日隈小学校金管バンドの皆さんに来ていただき演奏を披露して頂きました。
そして去年も見事に全国大会に出場し、本当に嬉しく思いました。
9月は、今年度の一番の事業であるチャリティーコンサートが開催され、石松幹事や佐藤委員長そして当時会員だった吉冨今日子さんや会員の皆様のご協力で無事にコンサートを終えることが出来ました。
この収益金は後にNPO法人のリエラさんを通じて、九州北部豪雨災害で被災されたご家族の子供さん達に無事渡されました。
皆さんのご協力、本当にありがとうございました。
10月には長年日田ロータリークラブで活躍された、井上名誉会友がお亡くなりになるという悲しい出来事がありました。
告別式では会長として、弔辞を読むという大役を仰せつかり、とても緊張しましたが、なんとか私なりの思いを話させていただきました。
11月には中津市で地区大会が開かれました。
二日間に渡る大会で大勢の会員の皆さんと一緒にとても充実した時間を過ごさせていただきました。
20日の職場例会では昭和学園さんにお邪魔し、生徒の皆さんの手作りの昼食をご馳走になりました。
まるで京料理の様な上品な料理でとても関心しました。
12月には年末恒例の家族例会が開催されましたが、担当の親睦委員長の松浦会友のお父さんが直前にお亡くなりになり、当日は湯浅会友と高嶋会友が代わりに司会進行をして頂きました。
亡くなられた井上会友の奥様をお招きしてのパーティでしたが、とても喜んでいただき本当に嬉しく思いました。
井上名誉会友に少しは恩返しが出来たのではないかなと思っております。
12月21日には、藤蔭高校のインターアクトクラブの生徒の皆さんと大原神社の大掃除をしましたが、担当の永田会友と石松幹事が早くから来られて掃除をされていました。
私もちょこっと掃除に参加しました。
一年間のすす払いが出来てとてもいい気持ちがしました。
開けて1月の新年夜間例会は亀山亭で開催致しました。
久しぶりの川端のホテルでの宴会でしたが、思えばこれがコロナ以前の最後の楽しい宴会となってしまいました。
会長の任期もあと半年になり、なかなか慣れない会長の時間も、あと半分という思いと、まだ半分もあるという複雑な思いがいたしました。
1月22日には職業奉仕賞贈呈式を行い、みそら会前理事長の池永惠子氏に来訪していただきました。
29日には、原正隆会友がマルチプルポールハリスフェローを受賞されました。
日田ロータリークラブとして初めての事です。
本当におめでとうございます。
2月には2年越しのお約束であった、視覚障害者への読み聞かせの活動を長年されている、「かたつむりの会」へ専用の録音機を寄付することが出来ました。
この頃から新型コロナウイルスの日本での感染が広がりだし、クルーズ船の集団感染で一気に緊張が高まり、世界中が大変な事になりだしました。
3月には学校の閉鎖が始まり、東京などで自粛が始まり、後に全国的な自粛要請が発せられました。
膳所日田医師会会長のアドバイスも考慮し、日田市として各種の会合やイベントの自粛要請が出された事から、会長として3月4日からの例会の中止を決定いたしました。
当初はひと月位で何とかなるんじゃないかと高をくくっていましたが、その後の世界中でのあっという間の感染の拡大と、死者数の増加に私もさすがに、これは大変な事になったと背筋が寒くなる思いがいたしました。
例会再開のめども立たない中、日田ロータリークラブのラインでの情報交換がされるようになり、私も非公式ですが、いろいろと思いをラインに載せさせて頂きました。
例会出席の為のラインでしたが、思わぬ形で役に立ちました。
ほかのクラブでは、オンラインでの例会をやっているそうだ、などの情報も入ってきましたが、日田クラブの会員数の多さや年齢層を考えると中々直ぐにはできませんでした。
5月になり段々と自粛も解除になり、13日の理事会において現在の状態が続く事を前提に、6月からの例会の再開を決定致しました。
いまだかつてない三か月に及ぶ例会の休会の間、あんなにすぐに来る水曜日の会長の時間が無いことで、一週間が意外に長く感じられたのが少し面白かったです。
休会中はこのまま私の年度も尻切れトンボで終わってしまうのかなあと、思ったりもしましたが、なんとか残りひと月でも再開することが出来て大変嬉しく思っていますが、一週間先には又何があるか、誰にもわかりません。
油断は禁物です。
ですが、何とか一年間皆さんのご協力で乗り切ることができそうなこと、本当に感謝しております。
次年度の会長他理事や委員長の皆さん、また難しい一年になりそうですが、めげずに頑張りましょう。
会長の時間31
日田ロータリークラブ会長 白石章二
例会を中止してから早三か月、季節も冬から一気に初夏になりました。
この三か月で会員の皆さん方を囲む状況にも、相当の変化があった事と思います。
総じて悪い方向に向いてしまった方がほとんどでは無いでしょうか。
100年に一度位の災厄に、立ち向かわなければならないことは災難としか言いようが無いですが、これも運命と受け入れるしか無いなと、今では思っています。
今日、欠席されている方々も本当は出席したいのだが、今は出来ないと云うう方も多くおられると思います。
特に病院や介護施設の方にとっては、命に係わる問題だとお察し致します。
私の花業界においても、皆さん同様業務の縮小の嵐にさらされております。
葬儀は家族葬になり、結婚披露宴は中止や延期になり花の需要も減り大変苦労していますが、ここマリエールさんも相当の影響を受けている事とお察しいたします。
今回のコロナ禍により、影響を受けやむを得ず退会される会員の方もおられ本当に残念でなりません。
しかし、今日こうして皆さんと又集まることが出来ました。
本当に嬉しく思っています。
会長としての私の任期も、今月で終わりになってしまいました。
少し心残りはありますが、チャリティーコンサートなど計画していた行事が出来た事は本当に運がよかったと思います。
むしろ、次の井上年度は本当に大変だと思いますが、私も精いっぱい協力していきたいと思っています。
今回のパンデミックによる経済的影響が出てくるのは、むしろこれからだと思いますが、会員の皆さんと一緒に知恵を出し合っていければ、きっとこの難関を乗り越えていけると思います。
出来ない事を嘆くより、何が出来るのかをこれから考えていきたいと今強く思っています。
会長の時間30
日田ロータリークラブ会長 白石章二
過去に起きた最大のパンデミックはスペイン風邪(スペインインフルエンザ)です。
電子顕微鏡のない当時はインフルエンザウイルスはまだ発見されていなくて未知の病気だったようです。
ちなみにウイルスの大きさは一万分の一ミリです。
そのスペイン風邪ですが1918年から1920年までに当時の世界人口18~20憶人のなんと三分の一が感染し2000万から一説には5000万人が死亡したそうです。
当時世界は第一次世界大戦の最中で、各国はその流行を隠していましたが、参戦していなかったスペインでは情報が広まりあたかもスペイン発であるように受け取られたようです。
最初は米国のカンザス州から発生した記録があるようですが本当にそこなのかはよくわかっていなくて、中国から広まったと言う説もあるようです。
その米国が第一次世界大戦に参戦し、ウイルスがヨーロッパに拡散しその後アフリカやアジアそして南米へも広がったようです。
船での感染も起こっており、当時米国の兵員輸送船「リヴァイアサン号」乗員1万1千人で感染が発生し約200百人が死亡したようです。
日本では1918年9月末から10月初頭までに感染が広がり総人口5719万人の内、総患者数2116万8千人なんと37%が感染し25万7千人の方が亡くなったようです。(致死率1.2%)
日本でも矢矧(やはぎ)事件という船での感染事件が発生しています。
呉を母港とする軽巡洋艦「矢矧」が469人の乗員を乗せ1918年11月にシンガポールに寄港した際に一時上陸した乗組員によりインフルエンザウイルスが持ち込まれ閉鎖空間の艦内で爆発的に感染が広まり看護師や軍医も倒れ最終的に306人(65%)が発病し48人(16%)が死亡したそうです。
この様に過去にも船での感染が発生している事を考えると、今度の豪華客船の事ももう少し歴史に学んでいたらと思ってしまいます。
しかもイギリス船籍の船で運営はアメリカの企業だそうです。
あまり日本に文句は言えないと思ってしまいます。
むやみに危機をあおらず正しく怖がって、冷静に対処するしかないようです。
会長の時間29
日田ロータリークラブ会長 白石章二
先週の「永遠のゼロ」の話の続きをしたいと思います。
太平洋戦争当時の戦闘機に求められたのは、格闘性能と速度です。
ですがこれは、相反する性能だそうです。
これに旧日本海軍はもう一つ、航続距離まで要求したそうです。
普通はどれか一つに絞って設計するようです。
これにチャレンジしたのが、三菱重工業の若き設計士の堀越二郎でした。
そして見事にこの三つの要求を備えた飛行機「零戦」が誕生しました。
当時アメリカ軍は劣等なアジア人が、まともな戦闘機など作れるはずがないと思っていましたので、零戦に遭遇したアメリカ空軍は、相当びっくりしたようです。
空中戦をドッグファイトと言いますが、これは犬同士がけんかするときにお互いの尻尾を嚙もうとぐるぐるまわるところからそう呼ばれるようになったようですが、この零戦と戦うとアメリカ軍の飛行機は三回転するまでに、後ろにつかれて撃ち落されたそうです。
これにびっくりしたアメリカ軍は、雷雲と零戦に遭遇した時は、任務を途中で放棄してよいと言う、指令までだしたそうです。
それほど恐れられた零戦ですが、高性能ゆえの弱点もあったようで、それは作るのにかなりの手間と時間がかかることでした。
それゆえ、段々とアメリカ軍の物量作戦に対抗出来なくなったようです。
何事もすべて良しとはいかないようです。
会長の時間28
日田ロータリークラブ会長 白石章二
今売れっ子の作家の百田尚樹さんを、ご存じの方も多いと思いますが、彼は私と同じ年です。
2月23日生まれで私と11日しか違いません。
彼の本で最初に読んだのは、高校生のボクシング部を描いた「BOX」という作品です。
当時私の長男もちょうど高校のボクシング部に入っていたので、とても面白く興味深く読ませてもらいました。
百田さん自身も学生時代にボクシングをやっていたようで、とてもリアリティのある物語でした。
次に読んだのは、映画もヒットした「永遠のゼロ」です。
2巻物で、結構な読み応えがあり、彼の取材力に本当に関心しました。
一部で彼のことを右翼という人もいますが、作品を読むと、とてもそんな風には思えなくて、むしろ無謀な戦争をしてしまった当時の日本政府を美化するようなことは全然なく、零戦を通して、どうしようもない戦いを継続するしか無かった戦闘機乗りの思いが伝わってくる作品でした。
最近読んだのは「日本国記」です。
これも相当に内容の濃い作品で、すらすらと読める類の本ではありません。
特に、近現代史にかなりウエートを置いて書いてあり、賛否両論はあると思いますが、私は自虐的な戦後の日本の近現代史に一石を投じる本だと思っています。
何より彼の日本を思う気持ちが、私にはひしひしと伝わってきますが、左翼の方には多分相当に気に障る存在だと思います。
会長の時間27
日田ロータリークラブ会長 白石章二
とうとう習近平主席も、今回のコロナウイルス肺炎への中国政府の対応の遅さを認めたようです。
今回は中国政府自体も正確な状況の把握が出来ていなかったようで、中国共産党政府の強権的な体制のため、地方の役人が悪い情報をあげるのをためらった結果、対応が後手に回ってしまったようです。
BS放送の世界各国の放送局のニュースを見ても、どこもコロナウイルスのニュースがトップニュースになっています。
特にヨーロッパでは、東洋人を危険視する状況が話題に取り上げられていましたが、私たち日本人に対しても例外ではないと思われます。
本当に迷惑な話です。
今回のように先行きのわからない重大な問題に対して、特に我々日本人は危機意識より、まあ大した事では無いのではないか、というふうに思いがちですが、これを正常化バイアスと云うそうです。
縁起でもないとか、言い当てるとか、なるべくマイナスの事は考えたくないと云うような、私たち日本人に特有の考え方も影響しているようです。
一般市民はそれでもいいかもしれませんがいますが、政府はそういう訳にはいきません。
政府はあらゆる状況を想定して、対策を取らなければいけませんが、それには正確な情報を把握する必要があります。
しかし今の日本にはそういう組織が無いようです。
そういう正確な情報の把握が出来ない状況が、今回の日本政府の対応の遅さに影響しているようです。
今回の状況はある意味、戦争と同じようなバイオテロの状況のような気がします。
まだもう暫くは、こういう状態が続くようですが東京オリンピックがとても心配です。
CIAやMI6のような組織は無理でも、多くの正しい情報を集められる組織が日本にも必要なのではと、素人の私でも考えてしまいます。
会長の時間26
日田ロータリークラブ会長 白石章二
中国で新型コロナウィルス肺炎が猛威を振るっているようです。
今回は中国政府も早めの対応をしているような感じです。
以前だと、都合の悪いことはなるべく大っぴらにせずに、隠せるものは隠しておこう、というような事が多かったんでしょうが、ネットの普及で一般市民にも情報が入ってくるようになって、世界の各国の政府もなかなか隠し事が出来なくなっているような感じがします。
しかし中国政府が、どこまで正確な情報を発表しているのかは、よくわかりませんが、日本への団体旅行を禁止するなど相当中国政府も焦っているように感じます。
観光産業の方は本当に大変だと思います。
毎日情報が色々と入ってきていて、今後どうなるのかわからないので、すこし心配でもあります。
日本政府は、武漢市にチャーター機を飛ばして、日本人を帰国させる準備をしているようですが、武漢市には600人位の日本人がいるようで、何かがあると邦人の保護は本当に大変なようです。
中国国内には現在12万人以上の日本人が暮らしているようですが、よく考えてみると、この中国にいる日本人は一旦何か日本と中国の間に良くない事が起こると、彼らの人質のようになってしまうような危険性があるような気がしてなりません。
アメリカと違い、中国に対してあまり強い態度にでれない日本のお家の事情も少しわかるような気がします。
経済と安全保障のバランスを、今後どう折り合いをつけていくか、日本も難しい時代に入っていっているように思います。
会長の時間25
日田ロータリークラブ会長 白石章二
去年の10月22日から、行方不明になっていたうちの猫が先日の日曜日に、行方が判明して、三か月ぶりに戻ってきました。
案外と近くの方に保護されていました。
その方は猫好きで、すごく親切にされていたようですが、最近になって私のの家の猫では?と思われて、連絡していただきました。
迎えに行くと、まさにうちの猫でした。
もう帰ってこないだろうと思っていましたので、とても嬉しく思いました。
この猫は、野良猫で生まれて間もない位の時に、家の裏に迷い込んで来て、
孫が餌を与えたため、もう家から離れなくなり、半分しょうがなく飼う事になったのでした。
うちに戻ってもすぐには元の家とはわからないようで、キョロキョロしていましたが、やがて以前のことをおもいだしたのか、だんだん落ち着いてきました。
そして、夜用事を済ませて家に戻った私は猫に首輪をつけようと思い、抱っこをしましたが、それがよっぽど嫌だったのかリコ(猫の名前 雌猫です)は思いっ切り私の手にガブリと噛みつきました。
しかも三回も。
おかげで次の日手首はパンパンに腫れあがり、病院で手当てを受ける羽目になりました。
お尻に破傷風の予防注射までされました。
飼い犬に手を嚙まれるということわざがありますが。
出戻り猫にもご用心!
会長の時間24
日田ロータリークラブ会長 白石章二
昨年末より世界では色々な出来事が起こっているようですが、私にもちょっとした出来事がありました。
今週の13日の午前10時頃、私が久留米方面から日田に帰る途中、虹峠を少し下った日田よりの辺りで、国道の川沿いをかなりの年配の男性が、トボトボと一人で歩いて下っていました。
普段そこは人が歩くような所ではない場所なので、私はてっきり痴ほうで徘徊しているのではないかと思い、どうしようかと思いましたが、消防団で何度も人探しをした経験がある私は思い切って警察に連絡しました。
夜明け大橋の下でかけたので、福岡の警察にかかりました。
一部始終を話すと、警察の方から私にその老人の身柄を確保してもらいたい旨の要望をされましたので、急いで引き返してみると、もうヤマサキのコンビニの所まで、歩いて来ていました。
そこで私もコンビニに車を止めると、その老人も此方のほうに、道路をよちよちと渡ってくるではありませんか。
車にはねられないかと、冷や冷やして見ていましたが、何とか道路を渡りきりました。
そこで私はその老人に、「どうかしましたか。」と尋ねると案外としっかりした口調で「コンビニに来た」と言うではありませんか。
なんとそのご老人は徒歩で虹峠を越えてコンビニまで来たのでした。
早とちりに気づいた私はすぐに警察にその旨を連絡しました。
そのあとすぐ日田署から感謝の連絡を頂きました。
今回は私の思い違いで何事もなくて良かったですが、最近わたしの近所でも徘徊する老人が増えているようです。
明日は我が身といいますので、自分がそうなった時は、誰か助けてくれるとありがたいなと、つくづく思った出来事でした。
会長の時間23
日田ロータリークラブ会長 白石章二
皆さん明けましておめでとうございます。
令和2年がいよいよスタートしました。
私も、あと半年気を引き締めてやっていこうと思っています。
さて、年が明けてすぐ八坂神社へ初詣に行きましたが、意外と人が少なかったような気がしました。
おととしまでは、祇園会館で無料の振る舞い年越しそばをやっていて、とてもにぎわっていたようですが、食べるものがないと、人は集まらないようです。
午後からは大原神社へいきましたが、ここは大変にぎわっていました。
去年はここで偶然、頓宮会友とお会いしましたが、そのとき彼が大きくて豪華な熊手を買って肩に担いでいるのを思い出しましたので、わたしも今年は奮発して、大き目の熊手を買いました。
福をかき集めれればいいなと思いました。
二日の日は、元大原神社へ行ってみました。
敷地の中へ入ると、立派な石段があって、そこを上っていくと、上に立派な神殿があります。
大原神社は1625年に現在の場所に移るまで600年ほどここにあったそうです。
現在の神殿は元大原神社として260年ほど前に立てかえられたそうで、小さいながらも立派な造りで感心しました。
7世紀ごろ日田の馬原の地に出来た神社が、元大原神社の場所に移りまた現在の大原神社に繋がっていると思うと、日田の歴史の古さや素晴らしさを実感した正月でした。
会長の時間22
日田ロータリークラブ会長 白石章二
年末になると気になってくるのが、「買わないと言う選択肢はないやろ」という鶴瓶さんのCMでおなじみの年末ジャンボ宝くじです。
私も以前何回か買ったことがあります。
今年は10億円が一等賞金だそうで、当たったら何に使おうかとか、女房には黙っていようかとか色々考えてしまい、抽選日まではとても楽しい時間をすごせます。
2年前の12月に東京に行った時には、有楽町の駅の宝くじ売り場で並んでいる人の数の多さにびっくりしたのを覚えています。
そこは過去一等賞が多数出た売り場だそうですが、これだけの人数の人が買えば一等が多く出るのもなるほどと思ってしまいます。
この楽しい宝くじですが一等の当選確率はどのくらいかと云うと、250万分の1だそうです。
これをわかりやすく例えると、ここに25人の人を集めたとします。
大体一人の人間の髪の毛の数が約10万本ですので、この25人の中から一人を選んでその人の頭に生えている髪の毛の中から一本の当たりの髪の毛を見つけるほどの確立です。
ですが買っていない人には金輪際当たりません。
残り物には福があると言いますので、今年最後の運試しで買ってみようかと思っていましたが、なんと先週の土曜日で発売が終了していました。
やはり縁がありませんでした。
会長の時間21
日田ロータリークラブ会長 白石章二
地球の温暖化対策についての会議、COP21が協同声明を出せずに終了したそうです。
環境少女のグレタさんなど、最近では地球温暖化の事が世界的に話題になっていて、ネット等では色々な憶測記事が、出回っています。
私は、専門家ではないので科学的なことはよくわかりません。
しかし、少し気になる数字を最近知ってしまいました。
それはPPMという単位です。
これは大気中の分子の数を表す単位ですが、現在のCO2の大気中の割合は約400PPM程だそうです、
このPPMは100万個の大気中の分子のなかで対象の分子がいくつあるかの単位ですので400PPMだと100万分の400となり1万分では4になり大気中の1万の分子の中の4個になります。
大気の8割は窒素、2割が酸素ですがそれには温室効果はありません、そのなかで1万分の4個のCO2が大気の温度を上昇させていることになりますが、素人の私は本当なのと思ってしまいます。
そういえば最近はCO2とは言わずに、温室効果ガスと言い方が変わっていて他にも原因のガスがあるよと言っているようで、何か恣意的なものを感じてしまいます。
何かの現象の原因を考える時に、単純に犯人を決め付けるようなことが多いように感じます。
日本人はまじめなので、すぐに信じてしまいがちですが、もっと科学的に、先入観をもたずに、政治的にならないようにするのがこれから大切になってくるのではと思ってしまいます。
会長の時間20
日田ロータリークラブ会長 白石章二
今日は恒例の年末家族会です。
日頃より、奥様方にはロータリークラブの奉仕活動にご協力頂き本当にありがとうございます。
さて、今年度のマローニー会長の活動方針は「ロータリーは世界をつなぐ」です。
ロータリークラブの本質であるつながりを、もう一度原点に返って大切にしましょうと言っておられます。
そして、ロータリークラブは仕事や家庭を犠牲にするものでは無く、補うものだともいっておられます。
今日の家族会で親睦を深め、そしてつながりをより一層深めていただけたらと思っています。
また親睦委員会の皆さんには、沢山の景品やアトラクションを用意していただいていますので、どうぞ最後まで存分にお楽しみ下さい。
会長の時間19
日田ロータリークラブ会長 白石章二
12月を師走といいますが、この師とは僧侶の事で、僧侶が年末に仏事の為に走り回るとか、寺社で参拝者の世話をする人を御師というそうですが、その御師が一番いそがしい時期だとか、普段は落ち着いている教師でも、あわただしく走り回る時期とか諸説あるようですが、どれにしてもこの時期をよく表している言葉だと思います。
なにかあわただしさを連想させる言葉のようです。
他の11の月には全部月の字がついているのとは何か違う感じがします。
あとひと月、体調にきをつけて風邪などひかずに無事にすごせたらと思います。
さて、世界に目を向けると一向に収集の兆しの無い香港のデモや、それに反発する中国共産党政府や、北朝鮮のロケットの発射やら、ペルシャ湾への自衛隊の派遣の事やら、来年に迫った周近平国家主席の国賓としての来日の是非やら、日本やアメリカそして台湾にとっての、安全保障上のさまざまな問題が山積しているにも関わらず、日本の国会では首相主催の桜を見る会の客がどうだとか、こうだとかの事ばかりやっていて、もう少し実のある審議が出来ないものかとおもってしまうのは私だけでしょうか。
会長の時間18
日田ロータリークラブ会長 白石章二
12月が近づき次年度の役員も、もうだいぶ決まっている事と思います。
そこで、ぜひ次年度の役員の方々にお話したいことがあります。
それは、地区の補助金についてです。
これは、ロータリーの活動において、とても金銭的に重要なので、よく理解していていただきたいのですが、とにかく補助金の申請は前倒しでやらなくてはならないので、とても厄介です。
とくに申請の時期がとても早くて、二月にはRI2720地区への覚書の提出が必要で、三月には、おおまかな計画書の申請、また四月には最終的な計画書の提出というスケジュールになっています。
そして、その活動自体をなるべく、十二月頃までに終了して欲しいという地区の意向もあります。
そのため特に担当の委員長や委員の皆さんには、早めに準備にかかってもらわないといけないので、大変です。
私の年度では、委員長への連絡が遅れてとても迷惑をかけてしまいましたのでとても反省しています。
この補助金は、もともと各ロータリークラブの財団への、寄付金が原資です。
したがって、使える額もそのロータリクラブの寄付の額によって決まります。
日田クラブの使える額は大体ですが上限で30万円程です。
また、活動資金の約半分の金額が補助金の上限になります。
老婆心ですが早めの準備がとても大事だと思います。
会長の時間17
日田ロータリークラブ会長 白石章二
先日の地区大会で、瀧ガバナーがしきりに言われたことで、今年の国際ロータリークラブのマローニー会長のテーマである、「Rotary Connect The World」「ロータリーは世界をつなぐ」このテーマにぴったりの事が、先日ありました。
野球のプレミア12です。
この大会で、日本チームはみごとに優勝しました。
私もこの決勝戦を見ていて、気づいた事がありました。
それは、日本チームの各選手の、次に繋げようという思いがひしひしと伝わってきたことです。
自分ひとりでやっているのではなく、全員一丸となって、試合にのぞんでいる姿がとても印象的でした。
相手チームの、俺が決めてやるというような、ぶんぶん振り回すようなバッティングじゃ無いのが、素人の私にも伝わってきました。
又、ラグビーのワールドカップの試合でも、パスをつないでつないでトライにもっていく日本チームの姿がとても素晴らしくて、にわかラグビーファンの心をつかみました。
又、宮中では大嘗祭が行れ、皇位の継承がこれもまた繋がっていきました。
2000年近い歴史が今に繋がっている日本は本当にすごい国だなあと気づかされました。
自国に都合のよい様に歴史を変えてしまうどこかの国とは随分と違うようです。
日本人で本当に良かったなあとつくずく感じました。
会長の時間16
日田ロータリークラブ会長 白石章二
11月10日の日曜日に、天皇陛下の即位に伴なう祝賀御列の儀のパレードが行れました。
私は後で、ユーチューブで見ましたが、30年前の平成の時のパレードと比べて、とても和やかな感じがしました。
以前なら、両陛下のパレード中の写真を撮ることは禁止されていたようですが、今回は多くの人がスマートフォンで動画や写真を撮っていたようです。
さすがに今回はスマホでの撮影の禁止まではできなかったようです。
特に今回私が嬉しかったのは皇后様の表情がとてもやさしくて、気品の中にも何かどっしりとした自信の様なものまで感じました。
私より年下の天皇陛下が誕生した事に、何か一つの新しい時代が始まったような感じがしました。
ところで皆さんウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(War Guilt Information Program)をご存知でしょうか。
これは、戦後GHQが日本人に対して行った政策で、わかりやすく言うと「戦争についての罪悪感を、日本人の心に植えつけるための宣伝計画」です。
これでGHQは日本人の思想や言論を管理し、徹底的に戦前の日本を否定し二度と日本がアメリカに戦いを挑んで来ないようにする事に成功したといってもよいでしょう。
その後現在までのメディアの報道や言論は、その自虐史観により、かなりの影響を日本国民に与えたように感じます。
しかし戦後73年が経ち、新しい世代が育ち、段々とその呪縛から開放されていっているような気がパレードを見ていて感じました。
特に若い人が、純粋に喜んでいる姿を見てとても嬉しく思いました。
日本人が自信を取り戻すきっかけになるような、そんな思いがしたパレードでした。
会長の時間15
日田ロータリークラブ会長 白石章二
ラグビーワールドカップがとうとう終わりました。
ラグビーの試合がこんなに興奮するものとは正直驚きでした。
選手も球技というより正に格闘技の体つきで、4年前の大会の時よりももっとすごいことになっているような感じでした。
特に日本チームの試合では、見ていて思わず力が入って大声を出して応援してしまいました。
私の母校の日田高では、当時ラグビーが結構盛んで三年生になると男子の体育の先生はラグビー部の監督の担当になるので、私たちも体育の授業でラグビーをやらされていましたので、ルールは少しわかります。
当時のラグビー部の監督は永楽先生といって、とても珍しいお名前の先生で体は小さかったのですが風貌がとてもいかつくて日田高の名物先生でした。
私の同級生の時もラグビー部は結構強くて、県大会では確か決勝戦までいったと記憶していますが、大分のラグビーの名門高の大分舞鶴がとても強い時でなかなか勝てなかったようです。
ただ後の昭和52年には、日田高が優勝し念願がかない全国大会に出場したようです。
今度の大会でとても印象的だったのが、試合前の国家斉唱で君が代を歌いながら、選手が涙をながしていた場面でした。
見ていた私も感動してしまいました。
後でわかったのですが、ラグビーワールドカップの試合での国の代表は一度その国で登録するともう他の国での登録はできないそうです。
つまり、一度日本代表になると他の国の代表にはもうなれなくなるようです。
それで、あんなに熱く国家が歌えるのだなあと思うと、なるほどと納得してしまいました。
きっと、辛かった事や、苦しかっ事のさまざまな思いがあの涙になったんだろうなあと思いました。
人を感動させるのは、お金ではなくて、熱い思いなのだと感じたラグビーワールドカップでした。
会長の時間14
日田ロータリークラブ会長 白石章二
先週の23日に、私と原会友と合原会友と三人で藤蔭高校のインターアクトクラブの例会に出席してきました。
点鐘から始まり、インターアクトソングを歌い、会長の挨拶や会員の卓話などロータリークラブと同じような例会を行っていて、とても関心しました。
最初は少し緊張しいたように感じましたが、徐々に緊張もほぐれてきて、私の卓話と真剣な面持ちで聞いてくれていました。
私が入会して今年で17年になりますが、丁度その頃この生徒たちが生まれたんだなあと思うと少し感慨かったです。
ラグビーワールドカップで感動した事などをお話しましたが、私の話を聞く時の目がとても綺麗で、印象的でした。
最後のインターアクト会長のお礼の挨拶では、私が伝えたかった事をよく理解してくれていて、本当に嬉しく思いました。
高校に着いた時から帰る時まで、生徒の皆さんが皆んな気持ちよく挨拶をしてくれて、とても気持ちの良い時間を過ごさせてもらいました。
会長の時間13
日田ロータリークラブ会長 白石章二
台風19号がもたらした今回の災害の被害は、東日本の広範囲にわたっているようです。
今回は雨による水害の被害が甚大のようで、各地で多数の死者や行方不明者が発生しています。特に堤防の決壊の多さには驚かされます。
被害に遭われた方々には本当にお気の毒だなあ思いますが、明日はわが身とつくづく感じてしまいます。
ちなみに日田市の過去の災害を調べてみると、ほとんどの場合が水害のようです。
特に甚大な水害は昭和28年の水害で、このときは九州の北半分がほぼ全域にわたって被害をこうむり、全体では死者1.001名、浸水家屋45万棟にのぼったようです。
日田市では、前年に完成した、三隈大橋以外はすべて流失し、夜明渓谷のために水流が悪くなり、又三隈大橋に溜まった流木によりせき止められた水が市内にあふれ出し、死者17名、被災者37.000人に及んだそうです。
実は、そのずっと以前160ほど前の安政5年5月に花月川が氾濫し、豆田地区を襲った水害の事が、咸宜園の三代目塾長から当時大阪にいた二代目塾長に送った手紙にかいてあるそうです。
その二代目塾長の返信には、その原因が森林の伐採にあるという内容の事が書かれているそうです。
現在にも通じるような内容で、少し驚かされます。
このような自然災害の多さが、万物の全てに神が宿っているといったような畏敬の念や、災害時には、皆で協力して助け合うという考えが日本で生まれたのではないでしょうか。
和を持って尊しとなす、という聖徳太子の十七条憲法が出来たのも、なるほどと納得できるような気がします。
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