Archive for the ‘会長の時間’ Category

会長の時間45 2019年6月26日(水)

2019-06-26

一年の会長任期を終えて

 昨年7月4日に今期最初の例会を会長として迎えてから、早いもので1年が経ちました。今年度は例会場が亀山亭さんからこちらのマリエール・オークパインさんに変更になりました。この件につきましてはこれまでもお話して参りましたので、本日はこれ以上述べませんが、いずれにしましても日田ロータリークラブにとりまして大きな転換期となったことは間違いありません。さらに出席率の向上と昼食費の節約を目的として、LINEによる事前出欠報告を行うことにいたしました。その結果、平均出席率は前年度73.8%でしたが、今期は81.3%とかなり向上しました。また皆さんがメーキャップした総回数も年間59回から108回へと増えており、出席に対する意識が高まったのではないかと考えております。My Rotary登録者数も高嶋公共イメージ委員長のおかげで、現在37.1%となり、これは第2720地区平均登録率32.9%を上回っています。

 10月6日には創立55周年の記念講演会と記念式典・祝賀会を行い、皆様の御協力により盛会に終えることができました。特に川原尚行先生の講演会場を提供していただきました昭和学園様には心より感謝申し上げます。また準備委員会の皆様には早い時期から準備に関わっていただきました。お陰様でほぼ完ぺきな創立記念事業を行うことができました。10月31日には日田中央ロータリークラブと合同での高山ガバナーの公式訪問がありました。高山ガバナーの今期のスローガンは、「ロータリーを信奉し、奉仕に行動しよう。~ロータリーは心の太陽~」でした。ガバナーのお人柄がにじみ出ている実に品位のあるフレーズだと思います。実際高山ガバナーは非常に温厚で、柔和であり、私達にも気さくにお話をしてくださいます。高山ガバナーの下でクラブ会長として仕事ができたことをとても幸運であったと思います。

 今年は藤蔭高校インターアクトクラブが創立50周年となりました。青少年奉仕委員会の頓宮前期委員長と、今期の永田委員長のご尽力により、定款が作成されるとともに、定期例会が開催されるようになりました。またこれまで以上に日田ロータリークラブとも親交を深めることができました。両会友には感謝の言葉しかありません。12月に開催された年末家族例会は、吉野親睦委員会委員長と委員の皆さんのおかげで非常に楽しい会となりました。特にビンゴゲームでの商品がいかにも美味しそうな食品が中心であったことは良いアイデアだったと思います。ちなみに私の家内は最後の方でズワイカニをゲットしました。

 年度が変わりまして、3月16日に橋本ガバナー補佐主催による大分第1グループのIMが開催されました。高山ガバナー、瀧ガバナーエレクト、秋吉地区社会・国際奉仕部門長出席のもと、大分第1グループの各6クラブの代表者が「社会奉仕・国際奉仕等を通じたロータリー公共イメージの向上」をテーマに発表を行いました。各クラブ独自の取り組みが拝聴でき、非常に有意義な場であったと思います。橋本ガバナー補佐、中西補佐幹事本当にお疲れさまでした。年号が平成から令和に変わり、5月11日には台湾嘉義を訪問、嘉義玉山ロータリークラブとの友好クラブ調印式に出席しました。こちらからは私達夫婦を含め総勢14名での参加でした。特に今回は女性陣の参加が多く、お陰さまで華やかな旅行になりました。また台湾では母の日のイベントに併せて調印式が行われましたので、式典および祝賀会にも多くの御婦人や子供さんが参加されました。このため全体を通して非常に穏やかな雰囲気で会が行われたような気がします。そして先日河津会友ご夫妻とともにハンブルグで開催されましたロータリー国際大会に参加して来ました。約3万人のロータリアンが世界各国から集い、華やかなセレモニーが行われました。来年はハワイ、そして再来年は台湾で国際大会が開催されます。皆さん、是非一緒に参加しましょう。

 今年度は4人の新入会員が入会いたしました。新関修氏、和田誠氏、穴井亮次氏、そして合原幹知氏です。若い方が多く、今後の会の活性化につながるものと期待しております。また現時点では退会者は一人もおりません。ただ残念ながら藤川和かず央ひさ会友が仕事の都合で今期末をもって退会されます。日田ロータリークラブとしては非常に素晴らしいロータリアンを失うこととなりますが、藤川会友の新天地でのさらなるご活躍をお祈りしたいと思います。

 最後になりますが、1年間私を会長として支えて下さいました松本幹事、白石副会長、そして全会員の皆様に衷心より感謝申し上げたいと思います。ロータリークラブの会長そして幹事の仕事は年々ハードとなって来ています。時には自分の仕事を多少犠牲にしてまででも、ロータリー業務を遂行しなければなりません。日田市全体が人口減少や少子高齢化などのためやや活性が薄れる中、本業以外のロータリー業務に専念することはかなり困難な時代です。次期会長であります白石会友が気持ちよくロータリー会長としての職務を全うできますよう是非皆さんで応援してあげて下さい。私も微力ながら直前会長としてサポートしたいと思います。次年度が素晴らしい年度となりますことを心より祈念いたしまして、会長としての私の最後の挨拶とさせていただきます。

本当に有難うございました。

会長の時間44 2019年6月19日(水)

2019-06-19

年度末家族例会

日田ロータリークラブ会長 膳所和彦

 ウイキペディアによりますと家族の定義とは、「婚姻によって結びつけられている夫婦、およびその夫婦と血縁関係にある人々で、ひとつのまとまりを形成した小集団のことである」とされています。もともと家族の持つ機能としては、生殖、扶養、経済的生産、保護、教育、娯楽、社会的地位の付与などがあるとされていますが、昨今は社会の変化に伴って、これらの機能は弱体化してきています。

 家族についての名言や格言をいくつか紹介したいと思います。

<ウオルト・ディズニー>

男は仕事のために家族を犠牲にしてはならない。

<マーガレット・サッチャー>

家庭の問題を理解している女性なら、国家の課題も理解できるだろう。

<マリア・テレサ>

世界平和のために何ができるかですって? 家へ帰ってあなたの家族を愛しなさい。

<安室奈美恵>

大切な家族や自分の生き方を、安室奈美恵の犠牲にはさせない。

<加藤諦三>

親子兄弟仲良ければ、ほとんどのことは解決します。

<カルロス・ゴーン>

子供には子供の言い分があり、言いなりにならないものだ。親はこの点を肝に銘じて振舞わなければならない。子供たちは親の所有物やペットでもない。

<膳所和彦>

 私にとって家族とは何があっても最優先されるべきものです。

会長の時間43 2019年6月12日(水)

2019-06-12

日田市の輸血事情

日田ロータリークラブ会長 膳所和彦

 

 本日は毎年恒例の献血例会です。輸血についての基本的な説明は昨年大分県赤十字血液センターの方がされましたので、私は日田市の輸血供給の現状についてお話します。実は日田市には赤十字センターの支部はありません。これまで輸血に必要な血液は済生会日田病院が委託を受け、備蓄していました。このため時間外の輸血用血液製剤も何とかすぐに供給される体制にありました。しかし、今年の4月より厚生労働省と日本赤十字センターの輸血用血液の安全な管理体制を確立するという方針により、これまでの備蓄制度を廃止し、赤十字血液センターが直接配給することとなったのです。つまり日田市には輸血用血液が常時配備されていないのです。一応平日は19時30分まで、そして土日祝日は15時まで血液センターの配送用車両が日田市に待機し、随時血液を提供します。それ以外の時間帯は請求に応じて大分市の血液センターから直接配送されます。日田市医師会としては時間外の緊急輸血について不安があるため疑義を申立てました。しかしながら、厚生労働省にてすでに決定された事項であり、覆ることはありませんでした。今後日田市だけでなく、各地方都市では血液供給がこれまでどおりにはゆかなくなります。市民の皆様にはこの現状を御理解いただきたいと思います。

会長の時間42 2019年6月5日(水)

2019-06-05

日田ロータリークラブ副会長 白石章二

62日から三日間、商工会議所の議員研修旅行で、佐竹会友、武内会友、小ヶ内会友と一緒に総勢27名で香港と中国の深圳市に行ってきました。

今回は深圳市の視察が主な目的でした。

まず深圳での入国審査で両指十本分の指紋と顔写真を登録され、何か犯罪者になったような気分で、入国の段階ですでに中国共産党のプレッシャーを感じました。

深圳は40年程前までは、2万人位の人口で漁業位しか産業が無かったそうですが、約40年前からの改革開放政策で現在では人口がなんと2.000万人まで拡大した都市です。

先ず市内へ入って驚いたのは、日本車の多さです。

感覚で云えば、約四割位がドイツ車で、あと四割が日本車といった感じでした。

その中でも特にトヨタ車が多く次にホンダ、あと日産、マツダという感じでした。

現在深圳では、特にハイテク産業が盛んで、大きな企業として、テンセント(ウィーチャットペイ)、ファーウェイ、DJI(ドローン)、BWD(電気自動車)の4社が代表的な会社だそうです。

中でも今特に力を入れているのがAI人工知能の開発だそうです。

AIも色々な分野があるようですが、中でもキャッシュレスシステムの開発が盛んで、スマホ決済はもう古く、今では顔認証決済のシステムの開発が盛んに行われ、すでに市内の多くの所でこのシステムが使われていました。

この顔認証ですが、治安にも使われているようです。

実際に街中を見渡して見ると、いたる所に監視カメラが設置されていて、何か違反を犯すと車の中にいてもすぐに捕まるそうで、現地のガイドも実際に違反をしたら10分位で警察に捕まったそうです。

ただし良い面もあり、それは現金が無いので、泥棒がいなくなったそうです。

それと、人口の増加に伴いホームレスも結構いるそうで、そのホームレスがお金をもらうために自分の前に置いてある空き缶にもQRコードが貼ってあるという話も聞きましたが、これは都市伝説の様な話で実際のことは分かりません。

またここで働いている人の多くが若者で、平均年齢が26歳とのことで、お昼の時間になると若者が一斉に建物から出てきて、その数の多さに圧倒されました。

そんな深圳市ですが、今現在のアメリカとの貿易戦争で中国経済や中国共産党が今後どうなっていくのかが、非常に気になった視察旅行でした。

会長の時間41 2019年5月29日(水)

2019-05-29

世界中に安全な水を

日田ロータリークラブ会長 膳所和彦

 

 昨年10月に開催しました日田ロータリークラブ創立55周年記念講演会で、川原尚行先生がスーダンに最初に訪れた時の話を覚えているでしょうか? 先生は村の人々に受け入れてもらうために、川からすくった赤茶けた濁った水を一気に飲み干しました。村人にとっては当たり前に使用している飲料水ですが、私達日本人から見るととんでもない光景でした。おそらく日本は世界で最も安全で衛生的な飲料水が供給されている国だと思います。

「湯水のごとく使う」と言う比喩表現があるほど日本は水に関してはとても恵まれています。しかしスーダンのように世界には安心して水が飲めない地域はたくさんあります。国連は水が非常に大切であること、そしてきれいな安全な水を使えることの重要性を再認識してもらうため、3月22日を「世界水の日」と定めました。そしてロータリーも「水と衛生」を重点分野の中として取り上げており、世界中で様々な活動が行われています。

 

 ここで日本のロータリークラブが行っているいくつかの国際活動を紹介します。第2830地区(青森県)のクラブではタイのロータリークラブと協力し、これまでにタイ南部の地域に25の水浄化器設置施設を整備しています。これにより広い地域で安全な飲料水や農業用水を提供できるようになったようです。東京広尾ロータリークラブと東京中央新ロータリークラブはケニアの水環境を改善するため、江戸時代から伝わる「上総(かずさ)掘り」という日本の伝統的な手法で井戸を掘る活動をしています。このプロジェクトは「ケニアナイト」と称され、チャリティーなどで資金を集め、また地区補助金などを活用して、これまでに13本の井戸が完成したそうです。さらに最近では電気水脈探査機も贈呈しています。大阪の大東ロータリークラブはミャンマーのデルタ地帯にこれまでも様々な物資支援を行って来ましたが、今回雨水貯留タンクを送っています。もちろんミャンマーには、わが日田ロータリークラブも支援を行っており、2016年織田会長年度に井戸を造設しました。また横須賀ロータアクトクラブはグアテマラの村に安全な飲み水を提供する支援を行っています。一方日本でも東日本大震災や北海道胆振(いぶり)東部地震の際には、地元ロータリークラブが雨水貯留タンクや井戸ポンプを提供したり、ペットボトルの飲料水を送ったりなど、活発に支援活動が行われました。

 

水は私達人類が生きる上で極めて重要な資源です。特に安全で衛生的な水が豊富に存在しなければ、安心な日常活動そして健康な生活は送れません。日本の水環境はあまりに整い過ぎており、私達はその有難さをついつい忘れているかもしれません。世界には水で困っている人達とくに子ども達がまだまだたくさんいることを改めて心に留めておいて下さい。

会長の時間40 2019年5月22日(水)

2019-05-22

児童虐待防止法の改正

日田ロータリークラブ会長 膳所和彦

ここ数年親権者により児童が虐待を受ける事例が増えています。特に衝撃的だったのが、今年1月に千葉県野田市で小学校4年生の女子児童が実の父親に虐待を受け、死亡させられたという事件でした。この悲惨な事件では、加害者である父親による日常的な暴力が認識されており、児童相談所や市教育委員会もその対応に関与していたことです。特に児童が悲痛な虐待の事実を訴えていたアンケートの文章を父親の恐喝に屈し、父親に見せていたことは極めて大きな問題となりました。これらの相次ぐ児童虐待事件を受け、政府は児童虐待防止法の改正に取り組む姿勢を示しました。児童虐待防止法は平成12年に成立した法案で、児童への虐待を防止し、虐待を受けた児童を早期に発見・保護するための法律です。しかしながら、この法律では不十分であると判断し、改正案では「体罰禁止の法定化」、「介入担当者と保護者支援担当者の分離」、「児童相談所への弁護士の配置」、「児童に関する情報漏洩の禁止」などが盛り込まれています。しつけ名目での子どもへの体罰を禁止することを明文化したのですが、これには様々な意見が出ています。私は娘3人でしたので、暴力をふるったことはありませんが、部屋に閉じ込めたり、「家から出て行きなさい」と叱責したりしたことはあります。どこまでが「しつけ」で、どこまでが「体罰」なのか、きちんとした線引きをするのは非常に困難ではないでしょうか。

これに関連した記事が新聞に掲載されていました。政府は学校を長期欠席している子どもが虐待を受けていないか、緊急の調査を行ったのです。その結果を見てまず驚いたのが、学校に長期通っていない生徒が全国に約18万人いることです。さらに、この中で面会できた約16万人のうち、「虐待の恐れがある」と断定された生徒は2,656人で、「虐待の可能性が否定できない」と判断された生徒が9,889人いたそうです。つまり全国で少なくとも1万人以上は現在虐待を受けているかもしれないと言うことです。果たして2020年4月に施行される予定の児童虐待防止法の改正法によって、これらの虐待児童の数を減らすことができるのでしょうか? おそらく学校、児童相談所、教育委員会だけで対処するのは限界にきています。地域活動や民間団体などと連携し、子どもを見守る目を増やすような仕組み作りが必要と思われます。

会長の時間39 2019年5月15日(水)

2019-05-15

日田市医師会立検診センター

日田ロータリークラブ会長 膳所和彦

日田市医師会立検診センターは平成元年4月に設立され、今年で31年目となります。日田地域の検診業務を中心にこれまで着実に実績を積んで来ました。現在日田市だけでなく、玖珠郡、竹田市、佐伯市など大分県内の他の地域の検診の一部も請け負っています。さらに最近では大分県の日本郵政社員の検診も行っています。昨年度の総検診者数は3万人を超えており、一般検診に加えガン検診として肺、胃、大腸、子宮、乳房なども実施しています。また学童検診では心臓検診(約2,500件)と腎臓検診(約8,000件)を行っており、医師会の先生方により判定会議を開催しています。さらに地域産業保健センター業務の委託を受け、日田・玖珠地域における従業員50人未満の事業所を対象とし、健康相談や検診結果の説明などを行っています。医師会立ですので、市内の各医療機関とは綿密な連携が取れており、検診結果で要精査と判定された方々も地元で安心して診察や治療を受けることができます。このように医師会立検診センターは日田市の皆さんが健康的な生活を送れるよう、市内医療機関と協力して業務を行ってい

会長の時間38 2019年5月8日(水)

2019-05-08

平成から令和へ
人々の暮らしはどう変わったか?

日田ロータリークラブ会長 膳所和彦

1万1070日続いた平成が終わり、いよいよ令和の時代がスタートしました。平成の31年の間に日本は大きく変遷して来ました。特に人々の暮らしや経済はあっと言う間に様変わりして来ています。平成元年はまさにバブル絶頂期で、日経平均株価は3万8915円と日本史上最高の額を記録しました。またこの年に3%の消費財税が導入されています。そしてこの時をピークとして日本経済は一気に冷え込んでゆきました。いわゆるバブルの崩壊が始まったのです。平成20年に起こったリーマンショックにより、平成21年には平均株価はバブル後最安値の7054円となりました。株価はその後何とか徐々に回復し、平成31年4月26日における平成最後の平均株価は2万2258円となりましたが、それでもバブル最盛期の6割以下の水準です。消費税も平成9年に5%、平成26年に8%となり、今年10%まで増加する予定です。人々の暮らしの変化を示すいくつかの数字があります。携帯電話契約数は平成元年49万台でしたが、現在1億7000万台となり、特にスマートフォンの普及によりどこでもネットが使える時代になりました。平成20年にはTwitterやFacebookが日本でも利用できるようになり、さらにLINEやインスタグラムなどが一気に日常化して行きました。このようなネット社会の急速な発展により、紙媒体の本や雑誌は激減しています。本や雑誌の売り上げは平成8年がピークで2兆6563億円あったのですが、平成30年には半分以下に、さらに書店数は2万1654軒から1万2026軒と半減しています。また衣類への支出は、ブランド物が流行ったバブル期には一人あたり30万円を越えていましたが、平成29年には約13万円まで減っています。これはユニクロのような安価なファッションが次々に登場し、またネットを使った中古品の売買も身近になった影響もあると思われます。一方非正規労働者数は平成元年に800万人でしたが、バブル崩壊後急速に増加し、現在2100万人を超えています。一人あたりの平均所得もピーク時より6万円も少ない、219万円となっているのです。一方企業の倒産件数は減ってはいますが、ただ多くの中小企業では後継者がいないと言う非常にシビアな課題に直面しています。日本企業の3分の1にあたる約127万社には後継者がいないとされています。さらに日本では少子高齢化と言う重要な問題を抱えており、それが日本経済に重くのしかかっています。平成の時代が終わりを告げる中、私達の生活は一見楽なったように思えますが、決してそうではないと感じるのは私だけではないはずです。平成天皇の最後のお言葉にありましたように、令和と言う新しい時代が平和で安寧であることを心より願いたいと思います。

会長の時間37 2019年4月24日(水)

2019-04-24

ロックおたく

日田ロータリークラブ会長 膳所和彦

 

御存じかと思いますが、私は高校生時代そして大学生時代とバンドを組み、主にロックを演奏していました。日田に来てからも偶然ロック好きの人達と知り合うことができ、何度か不定期にバンド演奏をしてきました。その原点になったのは勿論ビートルズです。ビートルズはイギリスのリバプールで誕生したバンドで、1960年にデビューしています。ポール・マッカートニー、ジョン・レノン、ジョージハリソン、リンゴ・スターの4人の若者はその後世界を席巻する大大スターとなりました。ビートルズの曲はとにかく衝撃的でした。素敵なメロディー、印象深い歌詞、素晴らしいハーモニー、そしてシンプルな演奏と、すべてが当時の若者の心を魅了しました。中学生時代は親を強引に説得し買っていただいたヤマハのフォークギターを爪弾き、自己流でビートルズの曲を演奏しました。以前もお話しましたように当時は楽譜もなく、レコードを買うお金もないので、ラジオを聴きながら必死になってギターコードや歌詞をコピーしておりました。

 

その後幸運にもイギリスに留学する機会を得ました。勿論すぐにビートルズゆかりの場所を訪れました。ロンドン市内にあるアビーロード。ここはビートルズがレコード作成を行っていた収録スタジオがあり、その通りの横断歩道をメンバーが歩いている姿は、「アビーロード」とタイトルされたレコードアルバムのジャケットとしてあまりにも有名です。私もすぐにその横断歩道を渡り、感激に浸ったことを今でも鮮明に覚えています。身体の小さな震えを抑えられませんでした。そこはビートルズファンにとってまさに聖地です。そして勿論ビートルズの故郷であるリバプールにも足を延ばしました。彼らがライブ演奏をしていたキャバンクラブ、曲に出てくるペニー・レーン、ストロベリー・フィールド、そしてビートルズミュージアムと訪ねまわりました。残念ながらその頃はインターネットやガイドブックがなく情報も不十分ため、メンバーの生家などに立ち寄ることはかないませんでした。ところで、今年の国際ロータリー世界大会はドイツのハンブルグで開催されます。実はハンブルグはビートルズがバンドとして正式に活動を開始した場所です。約2年間ビートルズはこの地でライブ演奏を行っていましたが、その活動は失敗に終わっています。つまりビートルズにとって下積み時代でした。しかしその足跡は多く残されています。6月にはハンブルグに行き、これらの場所を訪ねてみたいとひそかに企んでいます。

 

今回はビートルズの話だけでしたが、私のロック愛はこれだけではありません。最近日田でロック音楽の大好きなオタク達が集まり、CDやDVDを鑑賞しながら、ロックについて熱く語っています。その中には日田ロータリークラブのメンバーである井上明夫会友、小ヶ内会友、松本会友、原道子会友そして梶原上智元会友なども含まれています。そこでのメンバーのロックに対する情熱は半端ではありません。興味がある方は是非参加してみて下さい。但し、かなりのオタク達の集まりです。

会長の時間37 2019年4月17日(水)

2019-04-17

今年のゴールデンウイーク

日田ロータリークラブ会長 膳所和彦

 

「2019年のゴールデンウイークは10連休になる。」昨年10月に政府が表明した方針です。その理由は5月1日が新天皇即位の日と定められ、この日を2019年に限り祝日となるという決議に起因しています。元々4月29日の昭和の日、5月3日の憲法記念日、4日のみどりの日、5日のこどもの日は祝日となっており、これらにその年の土・日曜日の関係によって、3連休や4連休となっていました。5月1日が祝日となった場合、「祝日法」の規定により祝日にはさまれた日も休日となるため、4月30日、5月2日も国民休日となってしまうのです。さらに5月5日が日曜日ですので、その翌日の6日も振替休日となります。つまり4月27日(土)から5月6日(月)までは、公的には10連休となるのです。さて、これまで私達が経験したことのないこの長期の連休に対して国民はどう思っているのでしょうか? 公務員や一般企業はもちろん10連休となり、市役所、保健所、郵便局、銀行などは原則としてこの期間に通常業務は行いません。したがって長期連休により国民生活へ影響が出るのは明らかです。あるアンケートでは今回の長期連休に賛成と答えた人が約50%であり、残りの50%は反対またはどちらとも言えないとの回答でした。連休だからと言って休めない職種もたくさんあります。観光業、サービス業、交通機関などは休日に関係なく業務が行われます。では病院はどうなるのでしょう。

昨年12月に日本医師会が実施した各地域医師会へのアンケート調査では、今年のゴールデンウイークには通常の在宅当番医制度や休日夜間急患センターのみで対応すると答えた医師会が60%もありました。これでは10連休中の地域医療体制は著しく不備となってしまいます。これに不安を感じた厚生労働省は「今回の連休は過去最長であり、地域に必要な医療機能が提供されるよう万全を期す必要がある」と注意勧告しています。そこで日田市医師会では今年のゴールデンウイークにおける医療体制を整備するため、対策委員会を立ち上げ検討を行って来ました。その結果、多くの医療機関がこの10連休中に通常診療を行う日を数日設けることに同意していただきました。そしてその情報を一覧表とし、日田市市報、各新聞社、医師会ホームページなどに公示することといたしました。例えば膳所医院は4月27日(土)午前中、5月1日(水)、2日(木)には通常どおりの診療を行います。救急告示病院なども数日は通常どおりの診療だけでなく、検査や手術も行うこととなっています。詳細につきましては、是非公表されます一覧表をご覧下さい。また診療時間や診療内容などについてご質問がある場合は、直接各医療機関へお問い合わせいただきたいと思います。

日本人は休むことが得意ではありません。これだけ長期の連休を経験したことがないのです。さて、皆さんは今年のゴールデンウイークをどのように過ごされるのでしょうか?

会長の時間36 2019年4月10日(水)

2019-04-10

終活について

日田ロータリークラブ会長 膳所和彦

終活とはもちろん就職活動のことではなく、高齢となり人生の終末期を迎えるにあたり、必ず訪れる自らの死と向き合い、自分らしく、ポジティブに生きるための活動を言います。具体的な取り組みとしては以下の5点が挙げられます。➀エンディングノートを書く。エンディングノートは自分の終末期や死後に備えて、身近な人に伝えておきたいことを書き留めるノートです。家族や友人へのメッセージ、延命措置に対する考え方、資産や相続のことなど何でも良いのですが、遺言書と違い法的効力はありません。②葬儀の準備。葬儀社や葬儀プランをある程度決めておきます。また遺影の準備をしておくことも必要です。そして最も重要なのは信頼できる葬儀社を選ぶことです。③お墓の準備としては、まず墓地を選ぶことから始まります。もちろんすでに先祖代々からの墓地とお墓がある方は、その必要はないかもしれません。墓石も自分で選んでおくことができますが、完成までには2-3か月かかりますので、早めに検討しておかなければなりません。④終活で最も重要なのが遺言書の作成です。遺言書は法的効力がありますので、しっかりと考えそして検討して作成しなければなりません。相続に関する事項、遺産処分に関する事項、生命保険受取人の指定などが遺言書の主な内容になります。その文書の作成には指定された形式があり、それを守らないと無効となります。相続トラブルなどを避けるためには規定どおりの、そして十分に吟味された遺言書を書いておかなければなりません。⑤生前整理とは死後に遺品整理の手間を省くために、片付けをすることです。

先日新聞に若手論客として有名な古市憲寿氏と落合陽一氏の対談での発言が大きな波紋を呼んでいると言う記事が載っていました。彼らは、「医療財政がひっ迫する中、最後の1カ月の終末期医療はお金がかかり無駄なので、延命治療は必要がなく、その行為を保険適用外にすれば問題が解決するのでは」と発言したのです。この「お金がかかる終末期医療」の発想自体が完全にズレているのです。統計によると亡くなる1カ月前の医療費は全体の3%程度と言われており、この中には突然死(急性心筋梗塞、脳出血、事故死などで元気な人が突然亡くなってしまうケース)の人も含まれるので、いわゆる終末期医療としてかかる実際の費用はもっと少ないとされています。医療の現場、看取りの現場をまったく理解していない彼らの安易な発言には腹立たしい限りです。最近医療界では終末期医療における「アドバンス・ケア・プランニング(ACP) 」と言う概念を導入しています。ACPとは、超高齢化社会において患者さん自身の意志を尊重した形で医療や介護を提供し、患者さんが人生の締めくくりの時期に尊厳ある生き方をするために、かかりつけ医、家族、ケアマネージャー、そしてその他多職種の人達が何度も話し合いを行い、協同して患者さんを支えてゆくプロセスのことです。しかしながら、人生の最期に至る軌跡は多様です。急性心筋梗塞や脳出血また事故などにより突然亡くなるパターン。癌を患い、その時点から急速に機能が落ち亡くなるパターン。心不全や呼吸不全などのように悪化と軽快を繰り返しながら、徐々に亡くなるパターン。そしてフレイルや認知症などですでに機能が落ち、寝たきり状態のまま最期を迎えるパターンと主にこの4つに分類されます。こられを十分に見極めることがまず重要です。そしてさらに患者さんの人生観や価値観も様々です。各々の個性にあった援助の方法を考案しなければなりません。要するに人生の最期は人それぞれで違うと言うことです。皆さんも、自分のこれまでの人生を振り返り、また家族のことを思い、今後必ず訪れる人生のエンディングをどう生きるか考えておくことをお勧めします。

会長の時間35 2019年4月3日(水)

2019-04-03

英国かぶれ Part 2

日田ロータリークラブ会長 膳所和彦

前回私が英国に憧れる原因となった3人のうち2人(1組と1人)について述べましたが、今回は3人目についてお話しします。3人目は前者2人とは違い私が個人的に関わった人物です。私が大学院生時代に心臓の基礎研究をしていたのですが、その研究内容の世界的権威が英国ロンドン大学セント・トマス病院のハース教授でした。当時日本からの多くの医学研究者はアメリカやドイツに留学していました。たまたま私の研究テーマの権威が、ビートルズの母国また夏目漱石の留学先である英国におりましたので、「これは何という幸運だ!」と勝手に解釈し、ハース教授の研究室に留学申請を行いました。幸運が続き、その研究室に留学できることになったのです。さらに研究室のあるセント・トマス病院はロンドンの町の中心、ビッグベンのある国会議事堂の向い側、つまりテムズ川を挟んで対岸にある大病院でした。英国生活をエンジョイするには最高のセッティングだったのです。

さて、私の英国好きの理由は他にもありそうです。それは日本と英国が非常に良く似ていることです。まず①島国であること。これにより日本も英国も他国から干渉され難く、品格ある社会が形成されていると思われます。②長年にわたり一つの王室の王または天皇がいること。現在の英国王朝は11世紀に始まっており、日本の天皇家に至っては、紀元前6世紀の神武天皇時代が起源とされています。世界の国々の中でこれだけ長期に単一の王朝が続いているのは日本と英国だけです。③規律や静寂を重んじている。英国の騎士道と日本の武士道には相通じるものがあると思います。私達日本人は決して人前では大声で話すことはありません。英国人も同じです。私は留学時代ロンドン郊外に住んでいましたので、通勤に地下鉄を利用していました。その朝の通勤電車の中では誰一人声を出すことなく、物音一つ立てないのです。少しでも音を発すると誰かが咳払いをして、無言で注意されます。④自動車は右ハンドルで左側通行である。このことは何でもないようなことかもしれませんが、現地に住むことになると自動車の運転の際、ストレスを感じることがありません。また英国では日本より交通マナーが良く、クラクションを鳴らすことはなく、道も親切に譲ってくれます。

会長の時間34 2019年3月27日(水)

2019-03-27

 

花見例会

日田ロータリークラブ会長 膳所和彦

 

いわゆる花見は平安時代の貴族によって始められたと言われています。京都の二条城あたりで、優雅に満開の桜を鑑賞したようです。豊臣秀吉が花見を非常に好んでいたことは有名で、京都醍醐寺で開催された花見会はかなり華やかなものだったようです。この「醍醐の花見」から桜の花を眺めながら、お酒を飲み、食事をし、どんちゃん騒ぎをするようになったと言われています。しかし、その半年後に秀吉はこの世を去りました。最後の見納めだったのかもしれません。私も3年前にこの醍醐寺を訪ねたことがあります。残念ながら桜の花は少し散り始めていましたが、それでも秀吉が楽しんだ「醍醐の桜」を味わうことができました。

本日は恒例の花見例会です。秀吉と同じように大いに賑わい、楽しい時間を過ごしたいと思います。

会長の時間33 2019年3月20日(水)

2019-03-20

女性活躍社会

日田ロータリークラブ会長 膳所和彦

 

「女性活躍社会」とは、働きたいという希望を持つ女性が、その個性と能力を十分に発揮できる社会のことであり、その推進のため2015年9月第2次安倍内閣時代に「女性活躍推進法」が施行されました。その後約3年が経過しましたが、現実はどうでしょうか? 先日開催された日田市医師会と日田市市議会議員との交流会において、日田市市議会議員に女性は一人もいませんでした。また残念ながら、日田市医師会にも女性の理事はこれまで皆無です。それに関連するような記事が新聞に載っていました。地方議会の悩みの一つとして、女性議員がゼロの議会が非常に多く、また女性議員がいてもその比率は非常に少ないと言うことです。当然「女性活躍推進法」を真っ先に実践しなければならない議会がこのような状態では、女性の社会への進出という点において日本がまだまだ非常に遅れていると言わざるを得ません。女性ゼロの地方議会は全体の19.0%にもなっています。議会ごとの女性議員の占める比率は、都道府県議会で12.3%、市議会・特別区議会で15.2%、町村議会で10.1%です。国会議員においても女性議員は13.7%しかいません。これは他国と比べると圧倒的に低い数字です。世界の主な先進国の女性国会議員の比率を見てみると、スペイン38.6%、フランス35.4%、ドイツ31.5%、イギリス28.5%、米国19.7%となっています。お隣の韓国でも17.7%で、13.7%の日本は140位です。歴史的にみて、日本における女性の社会進出が非常に困難であり、遅れているのは仕方ないかもしれませんが、経済大国として世界をリードする立場にある日本がこの状況では悲しいかぎりです。

 

一方大学の医学部入試において、女性入学希望者に対する不当な差別が行われ、女性入学者の数を制限するようなとんでもない行為が行われていました。最近の医師不足の原因が、女性医師の増加にも起因しているとの意見もあります。妊娠、出産を担う女性医師に対して、男性医師と同じ労働時間や労働条件を要求するのは確かに困難かもしれません。しかしながら、働く意欲のある女性に対して、それに見合った環境を整えることは可能だと思います。そのためには社会全体が意識改革しなければなりません。いわゆる「Paradigm shift(既成概念からの発想の転換)」が必要です。これは議会などのその他のフィールドでも同じことです。「女性だから…」と言う考えを改めない限り、日本での女性活躍社会実現はもう少し先になるかもしれません。ちなみにロータリークラブでは、全世界での女性会員の比率は20%、第2720地区で7.6%、そして日田ロータリークラブでは5%となっています。

会長の時間32 2019年3月16日(土)

2019-03-16

ようこそIM in HITAへ

日田ロータリークラブ会長 膳所和彦

 

国際ロータリー第2720地区大分第1グループの皆さん、ようこそ日田市で開催されます橋本ガバナー補佐主催のIMへお越しいただきました。日田ロータリークラブを代表いたしまして心より感謝申し上げます。

IM (Intercity Meeting) は、ロータリー特有の言葉で、「都市連合会」と訳すそうです。近隣都市のいくつかのロータリークラブが集まって開かれる会合で、討論の内容は、4大奉仕部門に関連するプログラムなどについて検討することとなっています。ミーティングの目的は会員相互間の親睦やロータリー理念の勉強であり、決議することなどはありません。またその開催は分区単位で行われ、その分区のガバナー補佐が主催者となります。つまり今回日田ロータリークラブの橋本信一郎会友が第2720地区大分第1グループのガバナー補佐として、この日田市でのIMを開催いたします。

さて、来年度大分第1グループから瀧満ガバナーが誕生します。この地区からガバナーが輩出されるのは数十年ぶりのことです。ホストクラブまたコホストクラブに所属する私達はロータリーシャワーを大量に浴びることになります。瀧年度が輝かしい1年となりますように、今回のIMを通して大いにロータリーを学びまた語り合いましょう。

本日は宜しくお願いいたします。

 

会長の時間31 2019年3月6日(水)

2019-03-06

米山梅吉記念館

日田ロータリークラブ会長 膳所和彦

ロータリーの友2月号に米山梅吉記念館創立50周年についての特集記事が載っていました。ご存知のように米山梅吉氏は、1920年(大正9年)に日本で最初のロータリークラブである東京ロータリークラブを創設し、初代会長に就任した人物です。彼は1868年に江戸(今の東京)で和田家の三男(後に米山家の養子となる)として生まれましたが、5歳の時に父親が他界したため、母親の郷里である静岡県駿東郡長泉町(スントウグン・ナガイズミチョウ)に移住しています。そして16歳で東京の学校に移るまで、静岡県で過ごしたのです。1969年(昭和44年)3月、この長泉町に「公益財団法人 米山梅吉記念館」が設立されました。そこには日本のロータリーの祖である米山梅吉に関係する遺品や資料が数多く展示されているそうです。彼は東京に出てから東京英和学校(現在の青山学院大学)に入学し、その後アメリカへ留学しました。日本に戻ってからは勝海舟に師事し、また井上薫の紹介にて三井銀行へ就職しています。以後、三井銀行の常務取締役などを務めています。そして前述したように1920年東京ロータリークラブを立ち上げたのです。静岡県駿東郡長泉町がどこにあるかと言うと、沼津市の近くで最寄りのJR駅は三島駅(新幹線駅もあります)になります。ロケーションとしては富士山の南側で、伊豆半島の根元にあたります。静岡県を訪れる機会はなかなかありませんので、残念ながらこの記念館に立ち寄ったことはありません。何とかロータリアンであるうちに行ってみたいものです。

今回の記事の中には米山梅吉氏の人柄に関する逸話がいくつか書いてあります。子煩悩で夜遅く帰宅した時は必ず5人の子供の寝顔を見て回った話。漢詩と俳句と和歌の堪能者だった話。非常に几帳面で新聞を読んだあとはきちんと畳まないと機嫌が悪かった話。とても音痴で歌を歌ったことがないと言う話。落語が好きでアメリカでは英語で落語をやり、拍手喝采を受けた話。亡くなる直前には家族にお礼を言い、その直後に永眠した話。これらのちょっとしたエピソードから彼の素晴らしい人物像が十分うかがえると思います。

 

会長の時間30 2019年2月27日(水)

2019-02-27

話しがうまくなるには

日田ロータリークラブ会長 膳所和彦

ロータリー会長の仕事として最も憂鬱なのが、この会長の時間の卓話です。おしゃべりが上手な方や多くの人達の前で挨拶することが得意な方にとっては、何でもないことかもしれません。しかし私のように人前で話すのがやや苦手としている人種には、毎回悩みの種となります。私もこれまで学会や講演会で発表する機会が多くありましたが、なかなか得意と言うわけにはゆきません。一般的に日本人は自己表現力に乏しく、多くの方が同じような思いをしていることと思います。先日ある雑誌で「話がうまい人入門!」のタイトルの特集がありました。読んでみるとなかなか役に立ちそうでしたので、その要約をご紹介したいと思います。まず何人かの有識者の意見として共通しているのが、「話は短い方が分かりやすい」と言うことです。15秒以上を超えると話が頭に入らなくなると述べています。そこで重要となるのが、話の概念化・抽象化です。つまり抽象的でもいいので話の本質を一言で伝えるようにすることです。そのためには前もって十分な準備をしておく必要があります。プレゼンの良しあしは、準備によって9割決まると強調しています。日頃から何を話すかと言うネタをストックしておくべきであり、常にニュースや新聞などで面白いと思ったことは書き留めておく習慣をつける必要があります。もし話のネタに詰まった時は、以下の呪文を唱えるとよいようです。「テキドニセイリスベシ」、テはテレビ、キは気候、ドは道楽、ニはニュース、セは生活、イは田舎、リは旅行、スはスターとスキャンダル、ベは勉強、シは仕事です。「昨日のあのテレビ番組見ましたか?」、「最近めっきり寒くなりましたね」などの話題を振ることで、会話や卓話の糸口に困ることはないのです。そうは言っても大勢の人の前で講和や発表をする時には、非常に緊張します。この緊張に対する緩和法が3つあります。それは、「笑顔」、「姿勢」、「アイコンタクト」です。人間は笑顔になるだけで、ドーパミン、セロトニンなどの脳内物質が分泌されます。これらの物質には幸福を感じる作用や心身をリラックスさせる作用があります。また背筋を伸ばすと、抗重力筋が刺激され、幸福ホルモンであるセロトニンが分泌されます。これにより心も整えられるのです。さらにアイコンタクトを心がけることで、話の内容が伝わりやすくなります。これについては皆さんも経験されたことがあると思います。そして自分が思っていること・感じていることをしっかりと相手に伝えるためのベストな方法は、その内容を「ひと言にまとめる」ことです。いわゆるキャッチコピー的な表現をする必要があります。例えば、「会いに行けるアイドルAKB48」、「I’m lovin’ it」(マクドナルド)、「お口の恋人」(ロッテ)などのようなフレーズがこれに該当します。

以上のように話させていただきましたが、やはり本日もダラダラと長くまとまりのない卓話となりました。今後は今回の内容を十分に参考にし、皆さんに楽しんでいただけるような会長の時間となるよう努力したいと思います。

会長の時間29 2019年2月20日(水)

2019-02-20

抜萃のつゞり

日田ロータリークラブ会長 膳所和彦

先日配られた「抜萃のつゞり」のことを皆さん御存じでしょうか? 私は正直なところこれまで詳しくは知りませんでした。時々手に取っていましたが、残念ながら数ページに目を通していただけでした。この「抜萃のつゞり」は1年に一度すべてのロータリアンに送られて来る小冊子です。元々は熊平源蔵氏がその年の新聞、雑誌、書籍などから特に感銘を受けたエッセイやコラムをまとめたもので、昭和6年に創刊されました。その後も源蔵氏のお孫さんである熊平雅人氏によって毎年継続して発行され、現在に至っています。今年は45万部が、115カ国の日本大使館や総領事館、諸官庁、金融機関、学校、病院、図書館、そしてロータリークラブへ寄贈されています。何故ロータリークラブかと言うと、この熊平雅人氏は熊平製作所の会長であり、また東京ロータリークラブの会員でもあるからです。元々この冊子は社会への感謝・報恩の思いから、つまり社会貢献の一つとして作成されたものですので、まさしくロータリー精神にも通じるものがあると言うことになります。

これまであまり興味がなかったミニ本ですが、今回は何故か全編を読んでみました。確かに珠玉のエッセイがたくさん掲載されています。最初の話は「表彰」というタイトルです。貧しい子供時代に通りすがりの人にタイ焼きをもらった経験のある女性が、大人になりその恩返しとして毎月5,000円を35年間福祉施設に送り続けた話でした。この女性の行為に対し、市が表彰したいと申し出たのですが、女性はそれを断固として拒否したそうです。「世界中の子を満腹に」は、「あしなが育英会」についてのお話です。「あしなが育英会」は災害や病気などで親を亡くした学生を支援する団体です。東京都日野市と神戸市東灘区に、1日2食付きで月1万円の寮費の学生寮を運営しています。またこの会はアフリカの遺児達も支援しています。ウガンダやセネガルに学生寮を作り、こちらでは部屋だけでなく、食事やミネラルウオーターを無償で提供しています。特にきれいな水を飲めることに学生達は非常に感謝しているそうです。昨年の川原先生の講演でもありましたように、貧困国では今でも水がとても重要な資源です。「笑顔・挨拶・返事から始めよう」のタイトルのエッセイはユーモアのあるものでした。植木等が主演した「日本一のゴマすり男」を参考にし、生き方のうまい人になるには「笑顔」、「挨拶」、「返事」を実践することだと述べています。このように「抜萃のつゞり」には、素晴らしい文章ばかりがセレクトしてありますので、どれも非常に感動的な一説です。しかも短文ですので、頭にもしっかりとインプットされます。皆さんも是非読んでみてはいかがでしょうか。

会長の時間28 2019年2月13日(水)

2019-02-13

日田中央青果水産

 

果物と栄養素

日田ロータリークラブ会長 膳所和彦

本日の職場例会は日田中央青果水産さんにおじゃまして行われます。そこで今日は果物とそれに含まれる栄養素について簡単にお話をします。まず炭水化物が多く含まれる果物ですが、栗が最も多く、100g中48.5gとなっています。以下ドリアン、バナナ、あけびの順です。そしてこれに連動してエルギーが多い果物も、栗、ドリアン、バナナとなります。水分はほとんどの果物に非常に多く含まれており、差はありません。一応、すだち、ゆず、だいだいなどの柑橘類に水分が多く、梅、イチゴ、スイカなどもその9割近くが水分で構成されています。ビタミンCはキウイフルーツに圧倒的に多く含まれており、100g中140mgと、2位の柿の70mgの倍となっています。以後、あけび、イチゴ、ネーブルオレンジが続き、レモンは意外と第10位でした。骨の成分として重要なカルシウムは、キンカンに最も多く含まれ、2位のハスカップの2倍となっています。そして栗、イチジクなどが比較的多くカルシウムを含んでいるようです。最後にカリウムですが、これはアボガドに最も多く、栗、ドリアン、バナナ、メロンの順となっています。カリウム不足は筋肉障害や不整脈の原因となります。プロスポーツの選手が試合途中で、よくバナナを食べるのはこのカリウムと前述したエネルギーを補充するためです。

以上のようなプチ知識を踏まえた上で、本日の例会が楽しんでいただければ幸いです。

会長の時間27 2019年2月6日(水)

2019-02-06

大阪なおみの快挙

日田ロータリークラブ 会長 膳所和彦

先日大阪なおみ選手が今年最初のグランドスラムである全豪オープンテニス大会で優勝しました。またテニスネタで申し訳ないのですが、テニスに係わる者としては信じなれないような快挙ですので、本日はこの話をさせていただきます。さらにすごいのは、大阪なおみ選手はこの勝利によって世界ランキングが1位となりました。もちろん日本人としては初めての快挙です。日本人テニスプレーヤーが世界ナンバーワンになるとは、これまでとても想像できませんでした。1年前の彼女の世界ランキングは53位でしたので、たった1年間で1位になるとは誰も予想できなかったと思います。ご存知のように昨年彼女は怒涛の快進撃をし、やはり4つのグランドスラムの一つである9月の全米オープンテニス大会では決勝戦でセレナ・ウイリアムスを倒し、優勝してしまいました。まさしくシンデレラストーリーを演じてきたのです。

この1年で彼女が大飛躍できた原因は、テニスの実力がアップしたことだけではなく、そのメンタル面の成長であったとも言われています。以前彼女もミスがあると試合中にすぐに崩れ、ズルズルと負けてしまうことが何度もありました。ところが技術力が向上する一方で、精神力も鍛えられていったのです。全豪オープンで優勝した翌日の朝日新聞の「天声人語」には、そのような大阪なおみのメンタルの成長について書いてありました。彼女はピンチになると「Inner peace」、直訳すると「内側の平和」を口に出していたそうです。その最も適格な日本語訳は「平常心」かもしれません。心が穏やかになるといいプレーができることを彼女は理解できるようになったのです。今回の決勝戦でも第1セットを取り、第2セットもマッチポイントを迎えました。それも3回チャンスがあったのです。誰もがこれで大阪なおみがチャンピオンになると確信していました。ところが、3ポイントどころか、さらに2ポイントも連続で相手に取られてしまいました。その後も挽回できず、第2セットは相手が奪ってしまったのです。さすがの彼女もこの時は涙を流し、とても落胆している態度を見せました。しかし第3セット開始前にトイレブレークを取り、一旦コートを離れたのです。その間に「Inner peace」「Inner peace」と唱えたのだと思います。試合に戻った彼女は再び冷静にプレーし、とうとう優勝したのです。おそらく優秀なメンタルトレーナーが付き、彼女の「チキンハート」を「アイアンハート(鉄の心臓)」に変貌させたのではないでしょうか。

今回の優勝賞金は約3億2千万円でした。ちなみに昨年の全米オープンの優勝賞金は約4億2千万円です。この数か月で彼女は8億円あまりの賞金を得たのです。一方昨年ロシアで開催されたサッカーワールドカップで優勝したチームに送られた賞金は約43億円でした。これが日本の場合であると仮定すると、このうち選手の受け取り分は約5千万円程度になるそうです。またマスターズゴルフ大会でも優勝賞金は約2億円です。テニスの賞金額がいかにすごいかが想像できると思います。しかもテニスは男女の賞金額が同じであり、今回男子シングルスで優勝したジョコビッチの獲得額も3億2千万円でした。今後大阪なおみ選手はさらに多くのスポンサーと契約し、髙額のスポンサー料手に入れることになると思います。私達では想像できないようなビックビジネスが彼女を待っているのです。

 

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