Archive for the ‘卓話’ Category

インターアクトクラブ年次大会報告

2017-08-16

藤蔭高等学校 インターアクトクラブ ・参加生徒:田中 悠翔(ゆうと)、隈本 さくら、黒木 遼(はるか) ・引率教諭:梶原 一成

<梶原 一成>
ロータリークラブの方々には、平素より本クラブにご支援をいただき、感謝致します。特に22年目を迎えました東南アジアへの支援には広告料としてのご協力金をありがとうございます。

さて、今年度も7月29、30日にホスト校の東九州龍谷高校にて第33回の年次大会が開催されました。18校が参加する中、各学校による活動報告会がありましたが、『国際奉仕賞』を受賞しましたのでご報告します。

<田中 悠翔>
新入部員の田中です。初めて年次大会を経験して、インターアクト、ローターアクト、ロータリークラブについて詳しく知ることができました。講演をされた中津RCの川嶌さんや東九州龍谷の元校長安部先生のお話を聞いて、さらにインターアクトに対する関心がより一層高まりました。活動報告会では他校がどのような活動をしているか、互いに知ることができたので良かったです。私はこの大会で自分の意見を積極的に出すことの大切さや、奉仕の心がどれだけ大事かを学ぶことができました。

<隈本 さくら>
今年度、部長の隈本です。私にとって初めての年次大会でしたので、他校との交流や自分たちの発表は上手くいくか不安でしたが、たくさんの生徒と話をしながら、どのような活動をしているかなど、十分な情報交換をすることができました。中でも一番参考になった活動はマイシューズ活動です。この活動は卒業と同時にシューズを海外に送る活動ですが、本校の東南アジア支援と一緒にできたら良いと思いました。今後、夢である保育士になった時は、インターアクトクラブでの経験を活かしていきます。

<黒木  遼>
副部長の黒木です。3年間年次大会に参加させていただきましたが、今年が一番思い出に残る大会でした。オープニングでは、東九州龍谷高校のナムナムガールズによるオリジナルダンス、記念講演も為になるお話ばかりでとても感動しました。他校の生徒と班ごとに中津の城下町を歩きながら清掃活動もしましたが、日田の豆田町とは違い、時代劇に出てくるようなところばかりで特に印象に残りました。活動発表の際、私は小野地区なので北部豪雨の話をさせていただきました。改めて当り前の生活が当り前でなく、いかに幸せなことかを感じることができたことも、私には大きなプラスとなりました。

新年度方針 諫山高之

2017-07-05

改めまして、今年1年間よろしくお願いします。今日皆様にお配りしたロータリーカレンダーは、7月から12月までの例会とその他の予定を入れています。また、会員の誕生日も入れています。1枚はご家庭で、1枚は仕事場に貼ってご利用ください。  運営方針ですが、まず最初に、日田ロータリーで初めて米山奨学生を受け入れました。別府大学4年生の金(キム)君です。期間は、今年の4月から来年3月までです。  カウンセラーとして佐竹委員長、一ノ宮会友、吉冨会友には大変お世話おかけしますが、どうぞよろしくお願いします。  次に、ロータリー財団の地区補助金を活用した青少年奉仕事業を行います。期日は8月23日の水曜日、場所は前津江のスノーピーク奥日田です。テーマは「災害時にも役立つアウトドア体験と満天の星空観察会」です。  小学4年生以上を対象に、保護者同伴で100名募集します。1時ごろから貸切バスで移動します。講師の説明を受けながら、簡単なロープワークや新聞紙や薪での火起こしと簡単な調理、さらに街灯のない場所で星空を見ることで、自然の雄大さや大切さを学んでもらいたいと思います。実行委員会を作り進めますが、あまり時間がありませんので、会員の皆さん全員の協力をお願いいたします。  次に、広報委員会の件です。広報委員会は今年公共イメージ委員会と名称が変わりました。先日、広報強化の目的で理事会と記者クラブとの懇談会を開きました。大分合同新聞、西日本新聞、読売新聞、毎日新聞、NHK、OBS、TOS、KCVと8者の方に参加いただき、今後の当クラブの活動を理解いただいたと思います。  今後のスケジュールですが8月8日に日田中央と一緒にガバナー公式訪問があります。会場はマリエールです。また、秋頃に3年ぶりに日田、日田中央、玖珠の3クラブ合同例会を日田クラブ主催で開く予定です。  そして、例会出席です。出席率がよくないので、欠席会員には声かけをしていこうと思います。  最後に、今年1年間どうぞよろしくお願いいたします。

会長の時間41 平成29年6月28日(水)

2017-06-28

日田ロータリークラブ会長 功能重雄
最初に下半期の行事を振り返り、感想を述べたいと思います。1月11日の小松軒での新年会で今年のスタートを切りました。2月1日の夜、入会3年未満の新人研修会がありました。織田ロータリー情報委員長のご尽力で、3年未満の出席義務者全員参加で、佐竹、草野、武内パスト会長の談話があり大変有意義な会でした。3月25日は2720地区の地区大会が大分であり、14名が参加し、例年は数名だけ全体の懇親会に出席し、残りは別の場所で懇親を行っていましたが、今年は全員が全体懇親会に出席して、そのあと二次会に行きました。この方法はよかったと思います。3月29日は里山散策があり、小学生32名、保護者5名、藤蔭高校IAC6名の参加がありました。なかなかいい企画だったと思います。4月2日は会長杯ゴルフ大会があり、雹も降る悪天候でしたが熱い戦いの末、中野会友が優勝しました。4月12日の花見例会は、今年の天候不順のせいで桜の方は三分咲きでしたが、当クラブでは初めてテーブル、イスが用意されての花見でした。この時、米山奨学生のキム・キョンソン君が初めて来訪されました。5月14日は月出山岳登山が行われ20名が参加しました。天候にも恵まれ楽しい1日でした。6月14日の献血例会、6月21日の家族会で下半期の行事は終了しました。  次に会長職の1年について感想を述べます。ロータリー歴20年になりますが、今まで経験しなかったことを色々と経験することができました、仕事が忙しいとか、色々理由をつけてさぼっていましたが、責任上出席しないといけないため、年度前の2日間に亘る会長エレクト研修会に始まり、地区協議会の出席、大分第一分区の各クラブの会長、幹事とガバナー補佐との懇談会、これは熊本地震の余震の続く中、玖珠の北山田でありました。会長になってからは、まづ日田中央R.C.と玖珠R.C.への訪問、ガバナー公式訪問時のガバナーとの会長、幹事懇談会への出席、それからいままで出席したことのなかった他クラブの周年行事にも、宇佐R.C.玖珠R.C.日田中央R.C.に出席しました。出席してみると、いづれも楽しめました。玖珠であった大分第一分区I.M.にも出席しました。その他、担当理事と一緒に藤蔭高校インターアクトクラブへの訪問や、市役所にある日田記者クラブへの訪問もありました。こうしてみると、結構ロータリー関連に時間を割いていて、又たくさんの人との出会いもありました。一番大変だったのは、やはり毎週やってくる会長の時間でした。人前で話すのも、文を書くのも苦手でしたので今日で最後と思うと本当にほっとします。話すテーマを決めるのが一番大切だと言われていますが、話については、江戸後期の歌人で良寛和尚の「言葉の戒め」があります。一部紹介します。1、口のはやき これは話が伝わりません。2、話の長さ 聞いている方はつかれます。3、人の物言わぬうちに物言う 人の言葉はできるだけ最後まで聞きましょう。4、自慢話 聞く方は「それがどうしたの」って事が多いです。5、ことわりのすぎたる 理屈ばかりだと話が面白くありません。6、おしのつよき 気持ちのいいものではありません。7、よく物のこうしゃくをしたがる 不快になります。これらを戒めとして話せたかどうかわかりませんが、唯一守れたのは話の短さではなかったでしょうか。  今年度のテーマは「ロータリを楽しもう」で、色々と企画したつもりですが、それぞれの会員が自ら積極的に参加することが必要と感じました。例会の出席も同じだと思います。時間の都合をつけて出席することで、ロータリーに親しみ楽しむことになるんだろうと思います。最後になりますが、会友の皆様がそれぞれの役割を果たしてくださったことに感謝いたします。1年間ご協力ありがとうございました。

献血例会

2017-06-14

6月14日に実施いたしました献血活動には、多数の会友の皆様にご協力いただき、誠にありがとうございました。幸いお天気にも恵まれ、早くからたくさんの市民の皆様のご協力をいただきお陰様をもちまして、当初の目標を達成することができました。特に、会友の皆さんの積極的な呼びかけによりまして、それぞれの所属事業所よりたくさんの新規献血のご協力をいただき、心より御礼申し上げます。また、イオン会場や九電の会場では炎天下での活動をお願いすることになり、会場担当の皆様には、大変申し訳ございませんでした。ここ数年、全県下的にも献血協力者の減少傾向が続く中、今回は九電会場が時間短縮されたにも関わらず、昨年とほぼ同様の実績を上げることができ、日赤の担当の方からも、感謝の言葉をいただきました。事前の連絡調整、周知ポスターの掲示や折り込みチラシ、新聞等での広報、ネットでの呼びかけ等々、事務局を始め会友各位の取組に、心から感謝し、お礼に代えます。有難うございました、そしてお疲れ様でした。

外部卓話 弁護士 梅木自敬 氏

2017-06-07

「相続について」
 弁護士 梅木自敬 氏

 本日は2574例会にお呼び頂きありがとうございます。今日は「相続」についてのお話ですが、最近の業界の状況や弁護士とはどういった事をしているかもお話します。平成19年に司法試験に合格しました。この年に司法制度改革が行われ、1990年の後半から国が規制緩和を進めていて、大企業を中心として競争原理を肯定して企業が色々な活動が出来るように国内が動き始めていました。競争原理が働くと紛争も起きる訳で、法曹人口の需要も見込まれるだろうということで、これまでの司法試験の制度を大きく変えて法科大学院卒業後5年以内に3回受験が出来る制度に変わりました。私が法科大学院の2期生になり、その頃はブームでもあり多くの人が受験して入学定員の10倍の人達が受験していました。入学できた40%の人達が司法試験に合格していました。大学院で3年間、法律を一から勉強していくのですが、私は法学部を出て法律の勉強をしていたので2年からの法科大学院入学になりました。合格した年の11月から10ヶ月は福岡地方裁判所に配属になり、2年間司法修習生をしていました。その後、司法研修所に戻り弁護士登録を行いました。弁護士になるには司法試験に合格すればなれるというわけではありません。厳密に言うと、弁護士になるには司法研修所に行ってその中の試験をパスしなければ弁護士資格は得られません。
 私たちの日常生活は、法律に裏づけされています。例えば、家を借りる際も賃貸借契約を結び、使用する者はその対価として賃金を払うことになっています。馴染みのある賃貸・売買はささいなことが紛争にあることは信頼が結ばれていれば滅多にありませんが、(相続)は決して身近なものではありません。殆どの方が人生の一度は経験するもので、ここで動く資産は非常に大きなお金が動きます。皆さんが(相続)に関して余り持っていない状況で、相続に直面すると大きなトラブルに発展するケースがあります。(相続)というと相続税が思い浮かぶと思います。統計では1年間で120万人が亡くなっていますが、その中で相続税が発生する相続は、全体の4%しかありません。残りの96%は、相続税が発生しない相続です。ところが、相続税が発生しないケースでも法的紛争になるケースが非常に多いです。一番問題になるのが、長男が実家等で親の面倒をみていて、兄弟が都市部等に住んでいる場合です。両親は亡くなった途端に、仲の良い兄弟が豹変する姿も見てきました。眼に見えない不満が相続の時に表面化します。(相続)の問題は、これまで仲の良かった家族を根本的に壊してしまう危険性を孕んでいますので、(相続)に関する最低限の知識は持っていた方がいいと思います。相続対策は、(遺言書)を残しておくと法定相続分とは関係なく遺産の配分を決めることが出来ます。(遺言書)の中で「自筆遺言」がありますが、これは家庭裁判所で手続をする必要がありますが、一番いい方法は、「公正証書遺言」というもので、公証役場に行って公証人の先生に認証してもらう(遺言書)が一番いい形です。この「公正証書遺言」を持っておくと、公証役場でも保管するので万が一紛失した場合でも大丈夫です。よって、(遺言)書くなら「公正証書遺言」をお勧めします。

職場例会 瀬戸亨一郎理事長(会友)

2017-05-24


職場例会
日田木材協同組合
瀬戸亨一郎理事長(会友)

この会館は、平成3年の台風で日田の木々に大きな被害が出ました。歴史的な木々をそのままにしておけないということで、その木々を使い平成5年に建てられました。20数年経っていますが、この会館をどのように利用するかが話し合われており、現在は小学生の社会見学に使われている程度です。観光的に使う知恵が、なかなか浮かびません。豆田町の近くに建っていたらとか、川の近くにあったらいいと言われますが、中々難しく今日皆さんの考え・知恵を頂ければと思います。小学生が見学に来た時、質問をします。1つは、大きな木はこの会館の中にいくつあるでしょう?と尋ねます。2つ目は、丸太の代金を非常に気にします。平成5年当時、丸太と建設費はほぼ同額でした。現在、丸太の値段は暴落しています。建築様式が変わった事が大きな理由です。
日田の木材を語る上で避けて通れない歴史上大切なことは、水運が発達していたことです。このことが、林業を盛んにした最大の原動力と言われています。日田から下流へ筏を流し、2~3日掛かって大川市へ運ばれていました。結果、家具の一大生産地となりましたが、当時の日田の木材と水運があったからと言われています。しかし、昭和28年の夜明けダムの建設で筏流しが出来なくなってしまいました。奇しくも、陸運が発達してきていた時代でした。九州電力からの補償金で、今のサンリブの駅前一等地を先人達は購入しています。陸運が発達して来ていたとはいえ、トラックではなく貨物で運ぶことが主流になりつつあったので、貨物に載せる拠点として組合会館を移しています。
補償金を散財せず、後世のために資産を残してくれた先人達には、感謝の気持ちしかありません。日田は木材の町ですねとよく言われます。起こりは、400年~500年前で日田の一番古い杉は、「宮園津江神社」に使われています。それより古い木はありません。
本格的に林業が発展して行ったのは、江戸時代に奨励されたことが大きい。日田木材協同組合は、設立が明治15年になります。富岡製糸工場が明治5年ですので、遅れる事10年、現在140数年の歴史を持っています。同業組合法が出来る前に出来た団体ですが、木材の隆盛を極めた時代もありましたが、現在は地盤沈下が激しくなって来ています。しかし、木材に従事している方々は日田市内の産業を見ても突出していますので、日田は木材なしには語れない町になっています。

 

 

里山散策報告会

2017-05-19

里山散策報告会
青少年世代奉仕委員会 吉冨今日子委員長

平成29年3月29日㈬朝から小雨模様で開催も心配しておりましたが、開催時間が近づくにつれ、肌寒さを少し残しながらの雨上がりになりました。天瀬町運動公園北側の山林で里山散策が無事に終了しました。子供たちが自然の山に触れ合う機会が少なくなってきているので、自然の良さ、山の役割を少しでも経験してもらいたいと思い、ロータリークラブが計画したものです。今回は講師に日隈巌様にご協力いただき、参加者は咸宜小児童27名、石井小児童1名、小野小児童1名、三芳小児童3名、藤蔭高校インターアクトクラブ生徒6名、顧問梶原先生、ロータリー関係者、保護者あわせて総勢74名になりました。10時に開会して、会長挨拶、注意事項、コースの説明をして10時20分にスタートしました。8班のグループに分かれて、約3分間隔で出発していきました。コースは約3キロで、地図を片手に途中のチェックポイントでは、木の種類、高さ、樹齢などのクイズ形式をグループで相談しながら散策していきました。
12時には全員無事に戻って来て、B&Gセンター2階の道場で班ごとに、お弁当を食べました。
午後は1時から日隈講師のお話で、木の種類、山の役割等々の話に子供達も興味深く聞き入り、男子児童からは盛んに質問も出ていました。その後は、日田ロータリークラブの織田莊太郎会友による手作りの里山散策紙芝居があり、児童たちも盛り上がりました。
最後に一番感じたことを絵に描いてもらいました。見て廻っていると、それぞれの年代ながらで感じたことを真剣に描いている姿を見ていると、この企画をやって良かった、と思いました。絵については、日田美術協会会長の尾形光紀様に審査していただきました。
当日は日隈講師、インターアクト、里山会場提供の織田会友、実行委員会をはじめとし、会友の方々は大変でしたが、関係者の皆さんのご協力のおかげで、子供達も怪我もなく、楽しんでもらえて無事に帰すことができました。子供達の思い出の1ページになれば幸いです。
織田莊太郎 会友

里山散策は、今回で3回目になります。1回目は平成23年3月。2回目は、平成27年3月に行われました。
1回目は、私がロータリーに入会して4年目の春でした。ロータリーのことが分からず新世代委員長として、里山散策の事業を務めました。この時、「この様な事業は安全に終わって何ぼ」と学びました。
2回目は、松本会友が責任者で、車・人員の手配、児童の募集等、大変大きな役割をされていました。
そして今回、3回目は吉冨会友が責任者となり、2回目同様ご苦労されたと思います。里山散策は、進化を遂げています。特に今回は実行委員会を立ち上げ、役員を決め、計画段階から準備されてきたことです。今までコース作りが大変でした。しかし、今回は役員が芝刈り機を持ち込み、コース整備に尽力して頂きました。子供達の教材として、木の輪切りを行ったのですが、適当な木を探すのに苦労しました。調達した木の輪切りをお願いしている方が、私より1回り年上の方なので頼みづらくなっています。どなたか木工関係で知り合いの方がいれば、紹介下さい。何故春がよいか?それは暑くない・寒くない・虫がいない・ヘビが出ないの良いことづくめで春を選んでいます。今年初めて、子供達に付き添ってコースを回りましたが、子供達は、私の想像していた以上に勇敢に対応し、活発に活動し散策を楽しんでくれたことが、大変嬉しく思いました。

外部卓話 日田市教育長  三笘眞治郎氏

2017-05-17

日田市の教育の現状と課題

~「未来を切り拓き、ふるさとを

愛する人づくり」をめざして~

 

日田市教育長  三笘眞治郎氏

 

○学校・児童数生徒数の変遷

平成16年度 小学校(学校数 36 児童生徒数 4,545)

平成29年度 小学校(学校数 18 児童生徒数 3,617)

 

平成16年度 中学校(学校数 12 児童生徒数 2,422)

平成29年度 中学校(学校数 12 児童生徒数 1,812)

○これからの時代は、

1)少子高齢化 2)グローバル社会 3)情報機器・AIの進化

求められる教育として3つの力が必要になってきます。

「知」・・・未来を切り拓く力→学力の定着、学習意欲の向上を図る

「徳」・・・ふるさとを愛する心→地域の魅力を学ぶ校外での体験活動

「体」・・・健康・体力作り→運動の日常化・習慣化につながる一校一実践の推進

○日田市教育大綱

○学力向上対策

※授業改善・補充学習・家庭学習による取り組みの推進

①授業改善

・つけたい力を明確にした「新大分スタンダード」に基づく授業改善

・教科の特質に応じた問題解決的な展開の授業改善

・生徒指導の3機能を意識した児童生徒の主体的な授業改善

・習熟の程度に応じたきめ細かな学習指導の授業改善

②補充学習

・児童生徒の習熟の程度に応じたきめ細かな補充学習・個別指導の工夫・改善

③家庭学習

・授業と連動した家庭学習の推進

・学校・家庭・地域の協働による「重点的取組」「取組指標」の検証・改善

○日田市独自の取組み

①小学校漢字検定 4年生(原則全員受験・全額補助)

5・6年生(希望受検・半額補助)

②中学校英語検定 1年生(原則全員受検・全額補助)

2年生(希望受検・半額補助)

③小学校イングリッシュサマーセミナー

小学校1~6年生(希望者)

○咸宜園教育の理念を生かした学校教育活動について

○体力向上に向けての目標と対策

①「わかった」「出来た」を実感できる授業づくり

・体育専科教員の指導による授業改善

・授業の一部に運動能力の調査項目に準じた内容を実施

②運動の日常化・習慣化を図る

・運動への意欲が高まる「一校一実践」の設定と工夫

・学期に1回以上、「一校一実践」の取組み内容の見直しと

改善・充実

③「運動が好き」の割合を高める

・「日常的・繰り返し」「短時間」「ゲーム性」をキーワードとした

体育的活動の設定

・児童会や生徒会が主体となる全校学年レクレーション、

同年齢・異年齢集団での体育的活動の設定

④健康づくりの取組み

○今後の教育の方向性

①小学校での外国語の導入

・5・6年で教科としての「外国語」の導入

・3・4年で「外国語活動」の導入

②「道徳」の教科化

・平成30年度から小学校で施行

・平成31年度から中学校で施行

③ICT活用による教育の充実及び主体的・対話的で深い学びの

実践

日田市の教育の現状と課題

~「未来を切り拓き、ふるさとを

愛する人づくり」をめざして~

 

日田市教育長  三笘眞治郎氏

 

○学校・児童数生徒数の変遷

平成16年度 小学校(学校数 36 児童生徒数 4,545)

平成29年度 小学校(学校数 18 児童生徒数 3,617)

 

平成16年度 中学校(学校数 12 児童生徒数 2,422)

平成29年度 中学校(学校数 12 児童生徒数 1,812)

○これからの時代は、

1)少子高齢化 2)グローバル社会 3)情報機器・AIの進化

求められる教育として3つの力が必要になってきます。

「知」・・・未来を切り拓く力→学力の定着、学習意欲の向上を図る

「徳」・・・ふるさとを愛する心→地域の魅力を学ぶ校外での体験活動

「体」・・・健康・体力作り→運動の日常化・習慣化につながる一校一実践の推進

○日田市教育大綱

○学力向上対策

※授業改善・補充学習・家庭学習による取り組みの推進

①授業改善

・つけたい力を明確にした「新大分スタンダード」に基づく授業改善

・教科の特質に応じた問題解決的な展開の授業改善

・生徒指導の3機能を意識した児童生徒の主体的な授業改善

・習熟の程度に応じたきめ細かな学習指導の授業改善

②補充学習

・児童生徒の習熟の程度に応じたきめ細かな補充学習・個別指導の工夫・改善

③家庭学習

・授業と連動した家庭学習の推進

・学校・家庭・地域の協働による「重点的取組」「取組指標」の検証・改善

○日田市独自の取組み

①小学校漢字検定 4年生(原則全員受験・全額補助)

5・6年生(希望受検・半額補助)

②中学校英語検定 1年生(原則全員受検・全額補助)

2年生(希望受検・半額補助)

③小学校イングリッシュサマーセミナー

小学校1~6年生(希望者)

○咸宜園教育の理念を生かした学校教育活動について

○体力向上に向けての目標と対策

①「わかった」「出来た」を実感できる授業づくり

・体育専科教員の指導による授業改善

・授業の一部に運動能力の調査項目に準じた内容を実施

②運動の日常化・習慣化を図る

・運動への意欲が高まる「一校一実践」の設定と工夫

・学期に1回以上、「一校一実践」の取組み内容の見直しと

改善・充実

③「運動が好き」の割合を高める

・「日常的・繰り返し」「短時間」「ゲーム性」をキーワードとした

体育的活動の設定

・児童会や生徒会が主体となる全校学年レクレーション、

同年齢・異年齢集団での体育的活動の設定

④健康づくりの取組み

○今後の教育の方向性

①小学校での外国語の導入

・5・6年で教科としての「外国語」の導入

・3・4年で「外国語活動」の導入

②「道徳」の教科化

・平成30年度から小学校で施行

・平成31年度から中学校で施行

③ICT活用による教育の充実及び主体的・対話的で深い学びの

実践

外部卓話 大分県西部保健所  所長 池邉淑子氏

2017-04-26

紹介者 石井博基会友

功能会長にお願いされ、母子の健康月間ということでしたので、池邉先生にお願いした所快く引き受けて頂きました。今日は宜しくお願い致します。

大分県西部保健所  所長 池邉淑子氏

 母子に関わるお話ということで、最近市町村の健康士も保健所の私達も対応に苦慮している課題がありますので紹介します。また、せっかくロータリーに会員の皆様にお話する機会があるということですので、是非皆様に知って頂きたい「健康経営」について
資料を持参しました。大分県の事業の1つに「ヘルシースタートおおいた~すべての子どもに健康で幸せな人生のスタートを~」があります。生まれてすぐ格差が無い様に、その人その人で環境
が違いますが、出来るだけすくすくと健康でより良い人生を送って貰いたいと思い、「医療」「保健」「教育」「地域」「福祉」の5つの部門が連携して、妊婦さん・お子さんの取り巻く環境を整えていく事業です。最近多く話題になるのが、妊婦さんの健康、特にメンタル面での問題です。性格であったり、病気というわけではないですが、妊婦のうつ病または、産後うつの問題があります。うつ病という病気に焦点をあてるのではなく、その背景にあるお母さんの性格的特徴やそのお母さんの生まれ育った環境が病気を悪化させていることが見えてきました。そこで「ヘルシースタートおおいた」では、妊娠期から出産後の新生児期、乳幼児期等の段階に応じ、医療や保健福祉サービスなどの情報を丁寧に提供するとともに、必要があれば関係機関医につなぐ等、医療・保健・福祉・教育の連携による地域の母子健康・育児支援の取り組みを行っています。典型的な例で行くと、虐待のリスクが高い場合は妊娠期から保健や福祉が関わって、出産を待たずにそういう機関が話し合って養育環境を整えて行くことや、おじいちゃん・おばあちゃんになる人のサポートは期待できないのか?とか、別の地域から来ている方々はいないので、孤立したり夫婦間がギクシャクしたり、お母さんが頑張りすぎたりしている方々に、丁寧に県の保健が関わっています。また「特定妊婦の増加」も問題視されてきています。出産後の養育について出産前において支援を行うことが特に必要と認められる妊婦が対象です。例えば収入が不安定、発達障害やメンタルヘルスに不調がある、望まない妊娠などがあり、特に虐待のリスクが高くなると言われています。県や市が一緒に関わっていますが、支援を受け入れない方々もいることも事実ですので、私達も苦労しているのが現状です。
 もう1つの「健康経営」についてお話します。健康経営とは①従業員の健康支援を通じて会社の利益を生もうとする経営方針②事業所が従業員の健康管理に取り組むと生産性の向上や医療費負担軽減に繋がる③職場全体での健康づくりは事業所の収益に貢献するための投資であることが位置づけになります。期待される効果は、生産性の向上、従業員のモチベーションの向上、事業所の社会的評価の向上が上げられます。社員の健康に対する中小企業社長の認識も、「社員の体調不良が経営に影響を与えたと感じたことがある」が58%に及び、出勤はしているが体調不良により集中力低下や単純ミス等による生産性の低下が、欠勤による損失を上回る結果が出ています。「健康経営」には登録と認定の制度があります。皆様の会社でも是非、生産性の向上、イメージアップ、リスクマネジメント、負担軽減に取り組んで頂きたいと思います。

地区研修協議会報告

2017-04-19

地区協議会報告


○諌山高之会友(次年度 会長)
4月9日、熊本学園大学で地区協議会・研修会が行われました。日田からは次年度委員長13名が出席しました。私は、会長エレクト会合に参加しました。熊本RCは82名、八代RCは70名いるそうですが、女性会員は1人もいないことに驚きました。日田は3名の立派な女性会員がいますので心配していません。


〇中西 浩会友(次年度 幹事)
幹事部会では、円滑なクラブ運営のためにどうすればよいかと言う話を聞きました。1月から6月にはどんな準備をしたらよいかとか、7月からの心構えとかといった研修でした。会長や委員会、理事の皆さんと協力して、段取りよくできるように心がけたいと思います。


〇膳所和彦会友(次年度 クラブ管理運営委員長)
<管理運営部門=クラブ奉仕委員会の役割>
クラブの効果的な運営のために活動すること。特に親睦・出席・会報・プログラムなどの活動を支援。
<管理運営部門の運営方針>
1、ロータリーをエンジョイし、クラブを活性化するには、まず出席すること。
2、時代にあったロータリー運営、古いものと新しいものとの融合、Eクラブ・IT活用、RIの歴史また各クラブの歴史を学ぶ。
<規定審議会特別委員会>
1、細則の変更などに対し指導・助言を行う
2、各クラブの動向を調査し、地域やクラブの活性化に繋げる(7月にアンケート調査)
3、3年に一度開催される。
<My Rotary登録の推進>
<ロータリーの基本理念>


○原 道子会友(次年度 SAA)
今回は、管理運営部門担当で参加してまいりました。プログラムの構成充実で出席を促すということがありました。クラブが効果的に運営されて初めて、地域社会に奉仕し、会員を維持し、親睦・出席・会報・プログラム等に関する情報を収集し、クラブに伝え、効果的な活動を支援するのが役割です。公共イメージ、会員増強し、クラブの活性化を図るということも管理運営部門の役割だということです。今回定款での月2回の例会を取り上げられたクラブもあったようですが、基本は出席をということです。


〇藤川和央会友(次年度 公共サービス委員長)
次年度の国際ロータリーの大きな2つの方針の1つは、公共イメージの向上です。公共イメージ部門の役割は、ロータリーに関する情報を一般の方々に伝え、ロータリーのプログラムに対する理解・評価・支援を推進することにより、地区及びクラブの奉仕活動をより効果的に広報するための計画を立案・実行すること。具体的な活動は、公共イメージ向上に繋がる奉仕プロジェクトを探し、マスメディアを通じて広報すること。広報したプロジェクトを「ガバナー月信」や「ロータリーの友」で発表していくことです。


〇草野義輔会友(次年度 会員増強維持委員長)
会員増強はガバナー及びガバナーエレクトは必ず言われるのですが、理由の1つとして、日本の会員が減っていくと「ゾーン」からの日本人の規程審議会委員が出さなくなる。そうすると、規程審議会への意見が通りにくくなることも背景にあって、これが会員増強の叫ばれている要因の1つです。幸いにして日田RCは59名います。大分県下でも1,2の会員数になっていますのでこの会員数を維持していくことも大切だと思います。


〇北郷太門会友(次年度 国際奉仕委員長)
次年度、国際奉仕委員長を仰せつかっています。午後から国際奉仕の協議会に行きました。大分南クラブが10年前から取り組んでいる「フィリピン・マニラ・パンパンガ地区のスラム街で衛生的なトイレの普及」に興味を持ちました。スラム街のトイレの事情を説明します。①道路の片隅に穴を掘る。②穴の周囲をコンクリートで固める。③穴の底にはコンクリートで固めない。→小便を地面下に通すため。④使用していると固形物だけが溜まっていく。⑤MAXになると、上からコンクリートを伏せて固めて道路として使用するそうです。


〇梶原上智会友(次年度 奉仕プロジェクト委員長)
次年度、奉仕プロジェクト委員長を受けることになりました。次年度地区方針から部門方針発表、そして部門別協議会、他クラブの活動内容などが聞けて参考になることを得られ、少し落ち着いた気がいたしました。いきなり委員長を命ぜられ不安はあるかと思いますが、地区研修に参加することがそんな不安やロータリーに対する疑問や価値観を学べる場所ではないかと感じました。


〇永田耕一会友(次年度 職業奉仕委員長)
五大奉仕の1つである職業奉仕とは何か?他の奉仕との違いは何か?そもそもロータリーの奉仕とは何か?これまでロータリアンでありながら現実には曖昧模糊であったそれらを自分なりに理解することを目的に、今回の地区協議会に参加してきました。その中で学んだ職業奉仕とは、まず何よりも自らの事業・職業に対して専門的な知識を向上させ、自社のみならず所属する業界・団体までを含めて倫理的向上を追及することであると理解しました。


〇佐竹 享会友(次年度 米山奨学記念委員長) 
地区協議会の前日よりオリエンテーションがあり、私、一ノ宮会友、吉冨会友の3人で出席してきました。今回受け入れる奨学生に対しては、厳しい態度で臨んで下さいとのことでした。日田RCで預かる奨学生は奨学選考委員会の中でもトップの成績者です。日田RCは非常にいい学生を受け入れたと思います。


〇湯浅 総会友(次年度 地区インターアクト委員長)
NPOの活動とロータリーの活動は何が違うか?というと、日田RCの活動や他地区の活動は世界に繋がっています。逆に私達も、世界の活動を知る事が出来ます。今度、中津でインターアクトの大会があります。インターアクトを行っている21校150名程集まって「お掃除キャラバン」をします。何故、この様なことをするのか?1つの行動が世界と繋がっていることがロータリーの価値だということを子供たちにも教えたいし、協議会の中でも話をしてきました。

地区大会報告

2017-04-05

地区大会報告


○諌山高之会友
 指導者育成セミナーへ参加してきました。

○原 道子会友
米山奨学・インターアクト・ローターアクトで「マイシューズ」を贈ろうという話を聞いて、大変だなというのが率直な感想です。色々な所へ贈りたいという事で、シューズを洗って干して、乾燥まで行っているとのこと。会友にクリーニングを営んでいる方がいて、その方から乾燥の仕方を伝授してもらい、きれいなままミャンマー等の国へ送っている事が心に残りました。私達の所にもインタークラブがあるので、私達日田RCでバックアップできる事業を行って行けたらと思いました。

○吉冨今日子会友
お話することは、全て原先輩からお話頂きました。私が一番印象に残った事は、功能会長の素敵な笑顔です。あの笑顔は一生忘れません。また、友愛広場という所でかなり人が込んでいた所、諌山会友が走って行ってど真ん中に席を陣取ってくれたことに感謝します。

○湯浅 総会友
大分舞鶴高校の生徒さん達は、例会も毎月1回行っています。藤蔭高校のインターアクトは例会が行われていません。来年度でも、例会を復活させてその例会には大人達が来て、子供達の為にも社長や医者等の話を聞く場を設けて行きたいと考えています。
 
○中西 浩会友
今年の地区大会は、前田ガバナーの所属クラブである大分キャピタルロータリークラブがホストクラブでした。会場に着いてまず印象的だったのが、ステージの作りでした。ロータリーマークやロゴがデザインされた衝立状のものが設置され、いつも以上に感じの良いステージに仕上がっていたと思います。後で、大分キャピタルRCの会員に聞いたのですが、そのステージも、司会進行のプロの方も、ソングリーダーのソプラノ歌手の方も、皆会友だとのことで、ステージの衝立もそれほど予算を掛けずに手作りで作ったそうです。地区大会の目玉である講演も、ジャパネットたかたの高田さんでとても面白い話でした。更に、地区大会最大の目的である、懇親・交流ですが、今年はまず、日田クラブの会員同士での懇親会で交流を深めとても楽しい時間を過ごすことが出来ました。最後は、地区の方とも久しぶりに交流し、少しだけ深酒をしてしまいました。次は、今週末の地区研修協議会です。これは次年度の勉強会で地区大会とは全く違う内容ですが、参加会友の皆さん宜しくお願いします。

○井上太香美幹事
ジャパネットたかたの前社長・高田明さんの講演で印象に残ったことは、「過去のことは振り返るな」「将来のことは考えるな・不安がるな」「大事なことは今、生きているこの瞬間・時間が大切なのではないか」という言葉が、非常に印象的でした。

NPO特定非営利活動法人 ひた水環境ネットワークセンター  理事長 園田 匠様(日田中央RC)

2017-03-15

NPO特定非営利活動法人
ひた水環境ネットワークセンター
 理事長 園田 匠様(日田中央RC)


○自己紹介
生年月日;昭和40年5月13日生まれ 51歳
勤務先 不二水道株式会社
職 歴 ◇NJS 日本上下水道設計㈱ 入社
    ◇NIC 日新技術コンサルタント出向
    ◇NJS・NIC退社
    ◇不二水道株式会社 入社(平成10年4月)
    ◇2000年(平成12年)日田JC入会 
        ※ひた水環境ネットワークセンター入会
    ◇不二水道株式会社 代表取締役社長就任(平成19年7月)
2007年(平成19年) 日田中央ロータリークラブ入会
2010年(平成22年) ひた水環境ネットワークセンター理事長
          現在に至る
1、ひた水環境ネットワークセンターとは
 ○水郷(すいきょう)日田と三隈川(筑後川)
 ※「水郷日田の源流を巡る」日田市立博物館企画展~5月7日(日)まで
 ○まちづくり 水環境再生の応援団
2、ひた水環境ネットワークセンターのこれまでの活動
1)リバーフェスタINみくま川
 ・親水イベント(水環境活動 → 環境教育)楽しい汗
 ・若者たちの結集(まちづくり、ひとづくり、若者・子供・大人が育つ)
2)台霧の瀬づくりプロジェクト
 ・みんなで創造・夢ある空間・みんなが水辺に集える空間
 ・自然を体験できる空間・三隈川全体で連続性のある空間
  ※測量;日田林工・土木科
  ※設計・施工;ひた水環境ネットワークセンター
3)洗濯キャラバン
 ・せっけんと合成洗剤の比較実験隊
  「せっけんと合成洗剤の違い」
 ・暮らしの中でのさまざまな洗濯・提案
 ・創立20周年記念DVD「せんたくキャラバン2 概要版」
4)「水郷ひた・小水路」マップ作成
 水郷ひたの小水路・小ヶ瀬井路見学会
5)子ども環境バスツアー
 ・上流~下流 筑後川流域の連携
 ・川の役目、利活用、河口付近のゴミ → 上流の大切さ
 ・自分たちで出来る環境活動
6)庄手川クリーンアップ大作戦!
 ・河川協力団体認定
 ・外来水草除去作業企画運営
 ・地元自治会、PTA、企業団体参加
7)水郷ひたの清流復活運動
 ・水郷(すいきょう)日田の誇りにかけての運動
 ・単なる水くれ運動(地域エゴ)ではなく、個人の消費生活等
  これからの生き方を考えるモラル運動として
 ・国土交通省も住民も関係者もみんなが喜んだ→
            全国を変えた→住民の自慢
 ・三隈川の水量増加推進実行委員会
    →10年後の見直し→水郷ひた再生委員会
 ・平成28年11月19日「清流復活市民大会2016」開催
  約1000名来場
8)「未来へつなごう!!豊かな水環境上流ネット」の活動
 ・筑後川上流域の連携 日田市・玖珠町・九重町
 ・各市民団体との情報交換
3、これからの「ひた水環境ネットワークセンター」
 ○まちづくりの応援団としての活動・継続
 ○筑後川流域との連携・継続・強化
 ○世代交代
 ○市民のみなさんと一緒に活動・そして啓蒙

新会員研修会を終えて ロータリー情報委員長 織田 莊太郎

2017-03-08



ロータリー情報委員長 織田 莊太郎
 3月1日の夕方より亀山亭ホテルで新会員研修会を実施しました。出席者は新会員がほぼ全員の12名、パスト会長が9名、主催者側が会長幹事外4名の合計25名と多数の参加者でした。最近心配している出席率の低迷もこれであれば大丈夫だと確信しました。
 研修会は会長挨拶に始まり、新会員の自己紹介と続きますが、新会員の方々の1分間スピーチが大変上手で、さすがに若き有能な経営者であると感心しました。
講義は都合により、佐竹会友、草野会友、武内会友の順に行われました。




佐竹会友
 父の代わりに入会させられ1年間は仕事も忙しく出席率も半分であったが先輩の言葉に発奮し、それからは28年間100%を続けている。また地区の役員に任じられてからは益々知り合いも広がり親睦も深めることが出来た。



草野会友 
 31才で帰ってくるまで日田に知り合いは居なかったが、父親にロータリーに連れて行かれそのまま入らされて、使われ錬われながらロータリーを通じ知り合いを広めて行くことができた。誠実に仕事をすることが職業奉仕そのものである。





武内会友 
 高校時代、自転車旅行の行く先々でロータリアンに助けられて自分は絶対日田ロータリーに入るぞと心に誓った。自分の会長時代に入会した若手のサークルに今も招かれ親睦を深めている。

 3人の先輩講師は、それぞれに自分の実のあるロータリー人生を語ってくれました。
 知り合いを広め、親睦を深め、そして誠実に仕事をすること、これで真のロータリアンになれると教えられました。
 其の後、研修会最高のイベントである親睦会を、平野会友の乾杯で開始し、吉野会友の打ち込みで閉幕しました。親睦会では新旧交互に席に着いて親睦の実践に励んで貰いました。
 今回主催して感じたことは、心を込めて案内をすれば、皆さんもそれに応えてくれるし、またそうなれば益々楽しい会にしたいと頑張ることができる。
 この心の歯車こそ、ロータリーそのものではないではなかろうかと一寸感じました。

会員卓話 創立記念例会

2017-03-08

創立記念例会
一ノ宮 増次 会友

 創立記念にあたり、平野会友より卓話の依頼があり、一度はお断りしましたが、どうしてもと言われ引き受けました。皆さんが満足する話が出来るかどうか分かりませんが、入会してからの思い出の話を掻い摘んで話したいと思います。
 平成元年、原先生と大塚会友の紹介で入会しました。当時の会長は、諌山工務所の青柳さんでした。地区大会等には、積極的に参加しました。5年後、創立30周年があり(今日、記念誌を持ってきましたので回します。懐かしい方々が載っています。)、記念事業は総合体育館前に記念植樹をしたと記憶しています。当時は、会長がサンホテルの財津さんでした。その前が、城東綿業の高倉さんでしたが、途中で体調を崩されたので、財津さんが1年以上会長を務められました。大変だったと思います。平成7年に日田木材の足立盛義さんより電話があり、話があるので亀山亭の喫茶に来いと言われ、会いに行きました。すると、唐突に「お前、幹事やれ」との命令です。まだ、入会6年ですと断ると「大丈夫。問題があれば俺が責任取るから」と言われ、仕方なく引き受けました。大変でしたが、勉強になりました。何も分からなかったから良かったのかも知れません。
 そして平成19年に会長職を引き受け、幹事に宮崎先生にお願いし、先生は医者の傍ら忙しいのに大変迷惑を掛けました。当時のガバナーは、杉谷さんで私に「悪ごろ」のあだ名を付けて下さいました。大変懐かしく楽しい30年でした。会員皆とともに、個性の強い方々で、私が本日ここまでやれているのも、諸先輩方のお陰と感謝しています。
 昔から「出る杭は打たれる」「長いものに巻かれよ」「襟見て話せ」ということを、勉強させられました。だから私は、出る杭になり長いものに巻かれません。




草野 義輔会友
 ガバナー補佐をした時は、年4回各クラブを回らねばなりませんでした。自分のクラブもあり、また他のクラブも回らねばならず結構大変でした。例会のルールはどのクラブも一緒ですが、中津RCは1時間きっちりと使われます。ある卓話者が15分残して終わった際、その後会長が残りの15分を使っていました。執行部が、昔ながらの習慣を身に付けて、会の運営に緊張感を持っている印象を受けました。



佐竹 享会友
 私のスポンサーは、足立盛義さんでした。思い出として、夜間例会の時に一緒の卓になった足立さんの席だけ鉢盛りを取っていました。周りの卓は味噌汁とお酒のみで、かなり気兼ねした記憶があります。また、博打も好きで、勝ったお金で近所の屋敷を買ったとかあらぬ噂の絶えない方でしたが、その反面夜間例会の2次会では、出席者全員の費用を払ってくれたり豪快な方でもありました。

外部卓話 西岸寺住職 五和保育園園長 櫻木 証氏

2017-03-01

西岸寺住職 五和保育園園長
      櫻木 証氏

平野会友よりご紹介
 昭和42年生まれの49歳。昭和61年に福岡県八女高等学校を卒業される。平成2年に浄土真宗大谷大学真宗学科を卒業され、平成3年から11年まで東本願寺に勤め、平成5年に西岸寺さんの養子になられ今日に至る。
 

櫻木 証氏より
 「宗教」という言葉が一般的に使われるようになったのは、明治以降になります。江戸時代はそもそも宗教という言葉は出てきませんでした。明治政府になり欧州との関わりが多くなってきたので、キリスト教など色々な考え方もいいですよということになり、それを纏める言葉がいるということで、「宗教」に纏められた経緯があります。当時の国語学者が色々知恵を出しましたが、合う言葉がなかったので英語の「レデイジョン」という言葉が「宗教」と訳されることになります。(再び結合する)という意味で、英語ですのでキリスト教圏の話になり、神との再結合ということになって来ますが、そうなると仏教は神を持たないので、宗教ではないとの議論が起こりました。しかし、宗教の中に仏教が入ったのは、実は「レデイジョン」の語源が、「自ら再び注意を持って見つめなおす」ことから、仏教も宗教に入ることになります。
 仏教を学ぶ場所は、東本願寺の場合は大谷大学。西本願寺は龍谷大学が代表的な大学になります。東京大学で仏教を学ぼうとすると、文学部インド哲学科になります。仏教をインド哲学として捉えているのが東京大学の立場になります。哲学というとインドの哲学になりますので、哲学とは乱暴な言い方をすれば、「深い考え方」となります。例えばイチロー選手の野球哲学は、イチロー選手の野球に対して深く考えたものになります。インド哲学になりますと、1600年前に生まれたお釈迦様がいます。ネパールのルンビニーというところで生まれます。そこで話をされるのが35歳から80歳までの45年間。この間、何語で話されたかは記録に残っていません。サンスクリット語であれば、今日までその話の内容が伝わってきています。このお釈迦様の話の内容が、南に伝わるのを「南伝仏教」といいます。オレンジの衣をまとった僧侶がいて、タイ・スリランカ・ミャンマー・ベトナムがその地域です。日本は「北伝仏教」になります。北は、アフガニスタン・パキスタン地域でアフガニスタン中央部のバーミヤンという場所で初めて仏像が出来ます。仏像は、西のギリシア彫刻の文化と下から上がってきた仏教の文化が融合して仏像が出来ました。その教えと仏像がシルクロードを通って長安へ伝わります。長安の皇帝は経典を読みたいということで、漢字に訳させ、今我々が見ているお経はその時に訳されたものです。
 京都東本願寺は8,700寺、西本願寺は11,000寺あると言われています。東西本願寺は明治以降色々な活動をして来ますが、明治政府になった時欧州の影響を受けましたので、政府から議会制度を視察に行くよう言われます。明治15年ごろ東西本願寺は、留学生を出して学んできます。一番最初に議会を開いたのが、西本願寺で明治17年ごろ2つの議会を開いています。それを参考にして大日本帝国議会が明治23年に開かれ、遅れること明治30年に東本願寺が議会を開いています。当時の東西本願寺は明治政府と強い結びつきを持っていた事が分かります。
 数年前、心を痛む事件で少年が祖父を刺殺した事件がありました。逃亡に逃亡を重ね、結局兵庫県で補導されましたが、所持品はわずか200円と遊戯王カードだったそうです。少年の心は計れませんが、私たちは「何を持つか」を考えた時、何が一番良いのかを思わざるをえません。それぞれ持ち物があると思いますが、残念ながら私達が身につけたものは、いつか手放さなければならないものばかりです。お釈迦様が仰るには、「考え方と言葉を大事にしなさい」と説かれています。仏教の「大丈夫」という言葉を大事にして、仮に失敗しても大丈夫と励まして行く事が大事なのでは思います。

会員卓話 「水にはふしぎな力がある」 ~アクアポリン活性水で救われる病気と健康~ 北川 良親

2017-02-22

北川 良親会友

○「水にはふしぎな力がある」
~アクアポリン活性水で救われる病気と健康~

1)人には13種類のアクアポリンがある。
  アクアポリンとは
 …細胞膜に存在する細孔を
  持ったタンパク質である。
MIPファミリーに属する主要膜タンパク質の一種で、水分子のみを選択的に通過させることの出来る為、細胞への水の取り込みに関係している。

 代表的な例
  …AQP1「赤血球・角膜・脳脈絡膜・肺・食道等」
   AQP2「腎集合管」
   AQP3「皮膚・膀胱等」
   AQP4「胃・脊髄等」

 アクアポリンの発見に、
 ノーベル化学賞が授与される。
  …ピーター・アグレ博士
         (米国)

2)日田の地下水を調査し、アクアポリンを通りやすい水を調べる。
  日田の地下水Aを調査すると、この水はアクアポリン(AQP)1が全身を通し、アクアポリン2は腎臓を通りますが少量、アクアポリン3は皮膚、アクアポリン4は脳、アクアポリン5は眼、アクアポリン7は脂肪を通るのですが、比較してみて分かる様に、日田地下水Aは、アクアポリン(AQP)1活性水だと証明されています。

3)フランスに、人口1500人ほどの「ルルド」という小さな町があります。ここは、聖母マリア出現と「ルルドの泉」で知られカトリック教会の巡礼の地にもなっています。
  ここでの泉(水)を調査した所、アクアポリン3が水を良く通していることが分かり、ここの水はアクアポリン(AQP)3活性水であることが証明されています。

4)細胞の中の水はどうなっているのか?を調べてみました。細胞を培養して培養液を凍結乾燥します。そうすると、塩分・栄養分の固形物が取れて純粋な水だけが取れます。同じように細胞だけ取って凍結乾燥すると、この中の水が培養液に育てられた細胞なので、同じ水かと思われますが、これが違うのです。この細胞の水は異なるアクアポリンの性質を持っているのではないか?例えば皮膚に効く水(アクアポリンのどのタイプが効くのか?)、ガンに効くアクアポリンのタイプが分かってくるのではないかと期待しています。

5)水で持って治癒するのは、ヨーロッパでは普通にあって、施設は100位あるのではないでしょうか?実際にバニョール・ド・ロヌルという所に行って来ました。ここは、長く逗留して、何ヶ月掛けて医者のプログラムによって水で治癒していく施設です。保険も適用出来ます。日本では、まず考えられない施設・待遇です。

6)そこで、一番私が日田でやってみたいことは、日田に「水治癒施設」を作ることです。

外部卓話 ㈱九州木材市場  代表取締役 田中昇吾様

2017-02-08

㈱九州木材市場
 代表取締役 田中昇吾様

 《自社紹介》
 ○名  称:株式会社 九州木材市場
 ○所 在 地:日田市大字東有田1205-10(ウッドコンビナート土場)
      日田市大字三和2476-10(三和土場)
 ○電  話:0973-24-3625
 ○事業内容:素材(丸太)の市売り、素材の委託販売、
       山林買収・販売・経営
 ○創  業:昭和35年6月1日 1960年 創業56年
 ○代 表 者:代表取締役 田中昇吾
 ○敷地面積:本社 約12000坪
       ウッドコンビナート土場 約9000坪
         (平成28年4月より操業開始)
 ○保有施設:本社 高性能原木選別機2台 ホイルローダー2台           フォークリフト6台
       ウッドコンビナート
        高性能原木選別機2台 ホイルローダー4台             フォークリフト12台
        その他高性能林業機械
 ○従業員数:27名
 ○年間取扱量: 平成24年 106,000立方メートル
        平成25年 113,000立方メートル
        平成26年 151,000立方メートル
        平成27年 153,000立方メートル
《事業展開》
 丸太をはい積みする仕事になります。売り上げは、はい積み手数料が7%。はい積みが「立方メートル」あたり1200~1300円程になります。これが商売の基本となっています。売り上げが一番大きかった年が平成7年に25億円で、取扱量は70,000立方メートルありました。昨年は、153,000立方メートルで16億円くらいなので、いかに丸太の値段が下がったのか分かります。手数料収入は減っていますが、はい積み料で何とかなっている状況です。最近は、山林購入にも力を入れています。自社で直接伐採し搬出して、素材生産を行っています。売りたいと思った時に、一番に私達に声を掛けて頂くかを常に考えています。
 背景にあるのが、宮崎県日向市に年間50万立方メートルの木材を取り扱う工場が出来ました。ここは広島県に本社を置く「中国木材」という会社です。今まで日本で一番大きな製材所が栃木県の「トーセン」という会社で29万立方メートルの製材を取り扱っていました。その次が15万立方メートル位で宮崎県の製材所が続き、10万立方メートル前後が10社程度でした。いきなり断トツの1位の会社が日向市に出来たという状況で、今の倍の量の取り扱いを目標にしていて、九州の山林をすでに3000ha買占め、この先10000haまで広げようとしており、市場を独占する勢いです。また「中国木材」は、世界一の外資メーカーとの取引しており、外資材は「中国木材」を通さないと手に入らないのが実情です。結果、このような状況下では、宮崎県に丸太が集まらず、地場の製材所が困っているそうです。私達も日田の地場製材所が無くなると困るので、手を携えて地域密着で困難を乗り切りたいと思います。ここにチラシも作成していますので、皆さんからの情報をお待ちしています。

(輸出実績) 直接取引 大韓民国 年間2000立方メートル
        商社 大韓民国 年間1000立方メートル
        商社 中国   年間3000立方メートル

《参考価格》
○杉丸太価格帯(一般材)
・A材(直)   製材向け     14,000円   (構成比)30%
・B材(曲)   製材・合板向け  11,000円   (構成比)40%
・C材(大曲)  合板・輸出     9,000円   (構成比)20%
・D材(バイオマス) 未利用材証明書付 7,000円   (構成比)10%

○一般材桧丸太価格帯
・A材(直)   製材向け    17,000円    (構成比)30%
・B材(曲)   製材向け・輸出  15,000円    (構成比)40%
・C材(大曲)  合板・輸出    12,000円    (構成比)20%
・D材(バイオマス) 未利用証明書付  7,000円    (構成比)10%
・韓国輸出 桧丸太 2.4m 13,000円~16,000円

《日田市の森林概要》
 日田市は北部九州のほぼ中央に位置し、福岡県・熊本県に隣接した地域です。日田市の面積は66,660ha。森林面積は55,299haで、日田市全体で森林率83%になります。森林の76%が人工林で、42,000ha。人工林の樹齢36年生以上が67%あり、28,009haあります。民有林が96%で、国・市・県有林が4%。民有林の蓄積材積は2168万5742立方メートルです。人工林のうち94%は、杉、桧で占めています。

《参考資料》
○2015年九州の港から中国輸出実績
大分港;33,091立方メートル    佐伯港;57,020立方メートル
伊万里港;15,961立方メートル   八代港;56,535立方メートル

会員卓話 「平和と紛争予防について」 橋本信一郎

2017-02-01

「平和と紛争予防について」 橋本信一郎会友
 平野プログラム委員長から、2月は「平和と紛争予防月間」だから、何か話をしてほしいと電話を頂きました。良く分からない紛争について考えてみるのも良いかぐらいの軽い気持ちで承諾いたしましたが、考えれば考えるほど難しい問題です。

 RIのホームページを見てみましたら以下の事例が出ていました。
第5100地区(アメリカ): キプロスに住むイスラム教徒とキリスト教徒の互いへの偏見を解消するためのプログラムを毎年実施。若い世代の人たちが米国で共に生活し、帰国後にそれぞれの地域で平和構築と文化交流を促進。
・アルテンブルグ・ロータリークラブ(ドイツ): 難民が地域社会に馴染めるよう支援。地元のカフェにロータリアン、ローターアクター、弁護士や社会福祉士を含む地域住民が集まって、他国から逃れてきた人たちについて知識を深め、難民が仕事に就けるよう援助活動を実施。

ちょっと考えてみても、小は身の回りのトラブルから、宗教、人種、民族、富めるものと貧しいもの、貧困や餓えなどが、複雑に絡み合って紛争や戦争の原因となります。

NHKの「ダーウィンが来た」や「アニマル・プラネット」などを観ていると、地球上の海の中やジャングル等、ありとあらゆる所で生物が厳しい生存競争をしています。但し、動物は生きるために必要な争いしかしません。しかし、人間は脳が異常に発達したばかりに、欲望が肥大化し、様々な都合の良い理屈をつけるようになり、人間同士の争いが地球上で最も熾烈なものになりました。富を独占したり、被征服民を奴隷化したり、自分の信じるものだけが正しい、優れた自分たちが異教徒を支配するのは当然だ、とも考えるようになりました。

例えば、民主主義の発祥の地といわれるギリシャで、学者アリストテレスは「人間には生まれながらに知性に欠けた人々がおり、そうした人々は『奴隷であることが有益』で『正しい』ことだ」とまで言って奴隷制を擁護しています。ローマ教皇ニコラウス5世は1452年、アフリカの地中海沿岸部を征服したポルトガル王アルフォンソ5世に対して、異教徒を永遠の奴隷にする許可を与えています。人種差別と奴隷化にお墨付きが与えられたのです。

ヨーロッパ人がアフリカ大陸、南北アメリカ大陸、アジアでやってきたことは、例えば、インカ帝国を襲ったピサロらの悪行を、従軍司祭として見たラス・カサスは「この四○年間にキリスト教徒たちの暴虐的で極悪無慙な所業のために男女、子供合わせて1200万人以上の人が残虐非道にも殺されたのは全く確かなことである」と述べています。(ラス・カサス『インディアスの破壊についての簡潔な報告』)

その波が日本に押し寄せたのが、天文18(1549)年のポルトガルの宣教師フランシスコ=ザビエルの到着でした。ザビエルは、日本を強力なキリスト教国家にしてポルトガルの支配下に置こうとしました。しかし、戦国時代で戦い慣れていた信長や秀吉・家康は、彼らの企みを見抜きました。信長は宣教師たちがキリシタン大名を育てているのを知り、布教を許したのは「我一生の不覚也」と後悔しましたが、鉄砲部隊や鉄製軍艦などで宣教師を威嚇して「日本は征服が可能な国土ではない」と諦めさせました。
ポルトガル人たちは布教のかたわら、日本人奴隷を海外に売り払っていました。秀吉はイエズス会の宣教師ガスパール・コエリョに対し、「何故、ポルトガル人は日本人を奴隷とするのか」と激怒、詰問しています。さらに教宣教師たちが、九州のキリシタン大名を焚きつけて寺社を焼かせているのにも激怒し、ついに宣教師追放令を出しました。日本がフィリピンやメキシコのようにならず、明治まで植民地されなかったのは、信長や秀吉、家康の正しい洞察力と判断のお蔭だといえます。

最近ではヨーロッパにおけるイスラム難民の大量流入による対立があります。イギリスがEUから離脱したのも流入してくる移民の問題がありました。トランプ大統領の不法移民の入国制限も同じ問題だと思います。カナダのトルドー首相は、トランプ大統領の入国制限に関して「信仰に関係なく、迫害やテロ、戦争から逃れた人をカナダは歓迎する、多様性(DIVERSITY)は我国の強みだ」だとツイッターしましたが、このDIVERSITYという言葉こそが、EUに大混乱を引き起こしています。
いくら多様性を掲げても、長い時間を掛けて、歴史や文化、医療制度や社会福祉制度を作り上げてきた元から住んでいる住民は、ニューカマーに自分たちの生存圏(テリトリー)を侵されると恐れと怒りを感じます。多様性の中のギャップ、差が大きければ大きいほどトラブルは大きくなります。人間は自分たちの持つ権利が侵害されると、排除しようとするものなのでしょう。これは生物の性(さが)ですからどうしようもない。理想を言えば、一つ屋根の下に諸民族、緒宗教が仲良く住むのが理想でしょうが、多様性のギャップを埋めるのはなかなか難しい。

とすれば、紛争が起きるのはやむを得ないことを前提として、国連の平和維持活動(PKO)のように可能な限り予防すること、発生しても出来るだけ大事にならないようにすること。難民が出たら、出来るだけ現地で生活や復興の支援をすることなどが、現在、出来うる最善の方法なのではないでしょうか。

また、我々は、まず、個人としても国家としても、独立と自由を失わないようにすることです。まず自分たちが確りした国づくりをして、世界平和に貢献していくことが重要だと考えます。

米山奨学生 ウエルザコバ・ショクサナムさん

2017-01-25

米山奨学生
ウエルザコバ・ショクサナム様
   (立命館アジア太平洋大学・4年生)

○自己紹介 
 名前;ウエルザコバ・ショクサナム
 大学;立命館アジア太平洋大学4年生
 専門;マーケティング
 出身;ウズベキスタン
 言語;ウズベク語・ロシア語・英語・スペイン語・日本語

○母国の紹介
 正式名;ウズベキスタン共和国
 首都 ;タシケント
 独立 ;1991年9月1日
 面積 ;447,400㎡
 人口 ;約3,000万人
 宗教 ;イスラム教

○何故、ウズベキスタンから日本を選んだかと言うと、元々、日本は文化・教養は素晴らしいとのイメージがありましたが、日本語を勉強する機会がありませんでした。私が高校2年生の時に先輩が、日本のプレゼンテーションを行って頂きましたが、そこで日本への興味が沸き、文化・マナーを学びたい
 と思い、日本にある国際的な大学である「立命館アジア太平洋大学」を選びました。

○日本に来てから苦労したことは、日本語の難しさです。ひらがなと漢字が混ざり、苦労しました。また食事も、豚肉は宗教上食べられませんので、「豚」という漢字を覚えて「豚」が入っていないかどうか、今も調べています。

○大学で力を入れていることは、学生団体、サークル活動・アルバイトを通じて、日本語のマナー・文化を感じ取っています。自然と日本語を覚えますし、後輩が入学した時もサポート出来るチームワークを形成することを学んでいます。

○2016年4月より、米山奨学金を頂いています。奨学金を頂き始めて生活が変わりました。ロータリー例会に参加することで、お金で買えない経験を積ませて頂いています。
  時間を厳守することの大切さ、日本のビジネスの文化・マナーを学べること、ロータリアンの方々と交流を持てることは通常の学生では経験できないことです。

○将来は、ウズベキスタンと日本の架け橋になるためには、どうしたらよいかを考えています。大学を卒業後は、2つの道を考えていて、1つは日本の会社に就職しビジネスを学んで将来ウズベキスタンで会社を起こし、日本との架け橋になること。2つ目は、欧州に行って大学院に進む道です。アジアと違い、欧州は欧州の文化があります。全く違う文化を学べれば、アジアでも欧州の方と接する時も役に立ちますし、その逆もあると考えているので、社会に世界に貢献して行きたいと思っています。

クラブ協議会

2017-01-18

大委員長の皆様に、上期報告と後期の計画を発表いただきます。

○クラブ管理運営委員会 諌山高之大委員長
 後半は、出席80% 以上を目指して活動していきます。

○広報委員会 宮崎秀人会友(江田委員長代理)
 ロータリーの活動をクラブ外に広報することが主な仕事ですが、メディアに対してのルーティンを引き続き行っていきます。

○会員増強維持委員会 佐竹 享委員長
 前期に、委員会をグループに分けて新しい会員を選考して頂きました。その中で2人候補がいますので、その方々を2月の会員卓話にお呼びして、雰囲気を感じて頂き、入会して頂きたいと思っています。

○奉仕プロジェクト委員会 石松 雅彰大委員長
 担当する社会奉仕委員会では、9月10日に熊本復興邦楽チャリティコンサートを行い、皆さんの支援を頂き55万円を阿蘇町に寄付する事が出来ました。8月10日には献血推進協議会、9月27日に献血地域連絡会があり、献血の現状と課題に取り組んできました。日田RCは、例年通り6月に献血運動を行う予定にしていますので、ご協力宜しくお願い致します。
職業奉仕では、日田玖珠広域消防署で職場例会を行いました。職業奉仕賞に新関内科医院の小川幸子師長に贈ることが出来ました。
 10月29日に大分ホルトホールにて社会国際奉仕・職業奉仕合同セミナーに井上幹事、石松会友、中西会友の3名が参加しました。11月12日には、玖珠ふれあいホールにて大分第一ブロックIMが開かれ、日田RCからは、功能会長、井上幹事、諌山会友、佐竹会友、河野会友、石松会友が参加しました。
 2月19日には、職業奉仕プロジェクトとして、若手の企業家の講演会がありますので、希望する方は参加お願い致します。

○青少年世代奉仕委員会 吉冨 今日子大委員長
 インターアクト委員会は、7月31日にインターアクト年次大会が開かれました。青少年スポーツ支援として、日田市ラグビーフェスティバルに5万円の寄付を行っています。後半は、里山対策を行う予定です。1月18日の19時より実行委員会を実施し、詳細は決まり次第、皆様へ連絡致します。日程は、3月29日㈬を予定しており、例会を兼ねて行いますので宜しくお願い致します。

○地区インターアクト委員長 湯浅 総委員長
 大分舞鶴高校には、インターアクトクラブがあり、月1回の例会に多岐に亘る職業人を招いて卓話を行っています。日田クラブでも、是非例会を復活させて子供たちに対して職業の紹介を行えるなど、日田のためになる活動を行っていきます。

« Older Entries Newer Entries »

  • 新着記事10件

  • 国際ロータリー・テーマ


    2023-2024年度
    国際ロータリー・テーマ
    「世界に希望を生み出そう」
    ゴードン R. マッキナリー会長

  • ブログカテゴリー

  • Copyright(c) 2017 日田ロータリークラブ|Hita Rotary Club All Rights Reserved.