2月, 2012年

クラブ研修リーダー育成セミナー報告 梅野親典会友

2012-02-22

<クラブ研修リーダー育成セミナー報告> 梅野 親典 会友

18日19日とクラブ研修リーダー育成セミナーに行ってきました。2720地区クラブからほぼ全員で総勢80名くらい参加がありました。セミナーに来られた方は会長や幹事の方で副幹事の方も何人か来られていました。

内容はRI会長になられたときや地区のガバナーになられたときにあるリーダー研修を各クラブまで広げようと考えてやっていくみたいです。ロータリーの本質的なこともやっていったらどうかという点でとにかく各RCにそのリーダーをつくろうということで、私も納得していったのですが、さすがに私も会長を辞めて長くなりますし、私自身こういった場所は不適切ではないかと思いました。来年になるかわかりませんが、現会長とかロータリー情報に似た様なものですから幹事さんとかが行かれた方が新入会員の研修に役に立つと思います。

それでも2、3言いますと、ロータリーの基本的なものは会費を納めること、出席をすること、ロータリー情報を読むこと、それをすればロータリーのことが大体わかると言っています。本田ガバナーよりロータリアンとして最大の罪は同じロータリアンがやっていることに全く無関心であると、どういうことかと言いますと新入会員に対してアドバイスとか親睦もそうですが無関心なのはロータリアンの罪ではないかとそういった風なことをいっております。

また資料は送っていただきますので新入会員の研修に役立てていただければと思います。

 

「日田市長に就任して」    日田市長  原田啓介

2012-02-22

「日田市長に就任して」    日田市長  原田 啓介

 

皆さん、こんにちは。今日はゆっくり時間をと思っておりましたが、この後2時くらいに福岡に着いておかないといけないセミナーがございまして本当に短い時間でお伝えしたいことのみになりますが、お耳を貸していただければと思います。

私は昨年の8月に就任いたしまして約半年ちょっとになるわけでございます。今日もここに着くまで来年度(25年度)の議案提出ということで予算執行のヒアリング説明がございまして、午前中いっぱい執務をしておりました。ここに石松副市長がおられていますが、なかなか普通よりちょっと長い議会となり遅れてしまいました。

実際就任いたしまして、難しい市政運営にあたりいろいろと自分が知らなかったことも含めてやってきた次第でございます。特に今朝も新聞紙上で皆様方にご案内があったと思いますが、土地開発公社の件につきましては長年の懸案であったことでございますが、どうしても今期でやってしまわないとなかなか解決することができないのではないかということで、ここに議長さんもおられますが市長が土地開発公社の理事長としてこの問題にあたった対処するわけでございます。非常に景気が悪い中、日田市の財政も厳しい中で約130億の負債の処理をするということで将来的に市民の皆様方の中にたくさんのご不安を持つものではないかということで非常に申し訳ないという思いもしております。けれどもやるというのであれば今期でやってしまわなければという思いでこの問題解決には頑張っていこうと思っております。

先ほど来年度の予算執行に関しての説明をしておりました。この中でいろいろ事業の新しいものと削っていくものをいくつか記者クラブさんの方から質問いただきまして、特に昨年実行いたしました事業仕分けの件についての効果についてはどうかということをずいぶん聞かれました。実際結果から申し上げれば、それをやったがゆえに予算を削減したというのは8項目中2項目が完全に廃止も含めて事業を整備したということでございます。残りの6項目は即刻廃止するような話はございませんけれども、かなり改善の余地があるということで今年度公的な問題として取りかかろうということでございます。予算それから市政ということに向かっては特段大きな目新しい事業はあるということではございませんけれども、これから事業制度でございました特別交付金制度というものが変わってきます。平成27年度を皮切りに平成32年度の間に一般会計約20億円交付金というものが減るということが確実になってきます。そのためにすべての改革を進めていかなければならないという状況でございまして、これから特に3年間、もう一度きちっと行政の立場はなんだということを含めてまた機構改革を含めて全体的に見直す、本当にひとつのルネッサンスという思いで3年間しっかり市民に向けての事業改革をやっていきたいというふうなことを考えております。

今回こちらには日田の経済界の方がたくさんご列席だということで、なんとしても、特に経済的な扶養といいますかこれに手をつけななくてはならないという思いでございます。なかなかご案内の通り予算が厳しいということで公共事業等についてはこれまでのような状況にいかないということでございます。どうしても後に残っていくことになりますと民間の方がどれだけ財政的に動いていくのかと経済的な活動が活発になるのがベースだろうと考えております。

今回機構改革を起こすにあたって昨年まで農林振興部という中で流通対策室というところがございまして、そこは農産品、農産加工品をどうやって流通していくかということ中心にするような仕事でありました。それを今回、商工観光、労政というものをくっつける形の真ん中に、一応主幹は商工の方に起きますがブランド推進室という形でとにかく日田市で出来たものを外で売っていこうと、なんでも売ってこようというような目的を持った室をつくりました。

先ほどのいろんな話から皆さんは台湾に行かれたということでございましたが、実は私もブランド推進事業の一環として今、日田は梨というものを台湾に売り込むということをやっています。昨年、一度台湾の方に足を運んできました。非常に驚いたのは皆さんから見ると当たり前の状況だったかもしれませんが、初めて台湾に行ったものですから非常に驚いたのは台北空港から台北市内に入っていくまでにモノレールの建設、地下鉄の建設、銀行の建設、新幹線の建設という巨大なプロジェクトが民間で行われている。なおかつ、それをやっている事業体のほとんどが日本のスーパーゼネコンで大きな事業をやっている。でも向こうの経済改革社会部の話を聞くと、これから約5年間で30数%のGDP の増加があるというふうにはっきり目標を持って今の政治が進められてやっていると言っていました。

ちょうどお伺いした時は総統選挙があっていましてワンさんという方が選抜されましたけれども、中国大陸の付き合いの深い方を国民の中で選抜したということでございます。やはり急な右肩上がりの大きな経済成長の中で大きな需要があったということが選抜された理由であろうと思いました。ただし、もうひとりサイさんという女性の方が出られていまして、その方も国民より選抜された方で、全体的に申し上げると経済的なことを選択するとワンさん、しかし国民としてはサイさんだというようなことを多くの方がおっしゃっていました。

どちらかというと皆さん方も感じている通り台湾というのは日本に対して親密的でありますし、文化も気候もいいし日本の名前がありふれている町で非常に頼もしいなという思いをいたしております。そういうのもありまして先ほど申しました様に新しくブランド推進課を立ち上げて国内はもとより海外にも経済的に外貨をとり行くのだということをしっかりやっていきたい。これまでのような日本経済の成長はなかなか見込めないだろうという思いでおります。

3日程前に福岡で別の会がございまして、政治学者の福岡正行さんとご一緒になりいろんな話をさせていただきました。冗談半分で言ったのでしょうがこれからの日本は持てて3年、10年は持たないとはっきりおっしゃっていました。持たなかったらどうなるのかということに対する対応はどうするのか、我々個人個人が一地域や地方がしっかり持っていないとなかなか厳しいのだろうなという気がいたしております。

先刻も同じような質問になろうかと思いますが、震災の後の瓦礫の引き受け手を国内でということで話が来ております。直接、知事がTVで大分県も受け入れをやりたいというふうなことをおっしゃっておりましたけれども、個人的には放射能の安全を確立できないものはここには持ち込めないと思っております。やはり最終的には地方がきちんと食べ物ですとか、生命につながる部分だけは

しっかり守っておかないと次の立ち上げが出来ないだろうというふうな話をしているところでございます。

先ほどのブランド推進事業という中で地域の食べ物を活かしてこの地を守りながら環境を守りながら新しいステージを見つけていきたいと、そのための強みの3年間だというふうに思っています。地味ではありますけれども確実な機構改革を含めた方向性というものを広げていきたいというふうに考えております。

先ほどから申し上げております様にこの後2時ぐらいまでに福岡に着いておかなくてはいけないのではありますが、そちらにお伺いして、そこでパネルディスカッションがあります。それは熊本の天草の市長さん、青年会議所時代の先輩でもあるのですが、その方と話がありまして、やはり地域の起業というものを進めていって、もう一度経済のしっかりした足腰を作り直そうよという話がしたいし、この件につきまして京都大学の経営管理大学院というのがシンクタンクになりまして九州というものを選定した上で総務省、国交省と連携しながら新しい経済活動を進めていくようなものをやりたいということのプロジェクト作りをやいりたいということで今日、今からお伺いします。いずれにいたしましても今回この事業の中では日田市としましても九州市長会の中でその旨を伝えた上で新しいこの事業等をやりたいということを申し上げていきます。やはりどこかで九州というのは地域的に恵まれていると思いますので特に東南アジアと北東アジアに向けて歴史的な魅力的な街だと思っていますので、何とか九州の中である位置をしっかり日田市として存在のある位置付けとしてやっていきたいと思っております。

先日も九州知事会と九州市長会の中の合同委員会がございまして、九州都構想という道州制について議論をおこなってまいりました。九州知事会の会長はご存じの通り広瀬知事がやっております。九州市長会の会長は大分市長の釘宮さんがやっています。お互いの立場に立ってということでそれぞれのお話をされたわけでございますけど、どうもガバナンスが違ってどれもかみ合わないような話になって知事会と市長会の話になって間に立つ私と中津の新貝さんは立場が悪いところで話を聞いてきたわけでございますけれども、最終的にイメージとして私が持っているのは九州は日本の中で、もちろん九州としての役割を持つような広域行政としては必要かもしれないが、気概としては独立国家九州としての気持ちでこの国の中で、またアジアの中で自分たちの作っていく気概で望まないと今後の未来が描けないだろうということが実感として感じています。そのような観点に立ちまして3年間というのが先ほどの新しい起業とかを含めてもう一度しっかりとした社会のインフラというものを整備して望んでいきたいと感じております。なかなかその中でも、とは言ったものの日々の行政というものは続いておりまして、しっかりと指導はやっていますし、また議会の議長さんもいらっしゃいますのでいろいろとご指導いただきながら進めていきたい状況でございます。

簡単ではございますが、これから進めていく中で経済界の皆さん方の力、それからご理解ですとかご協力を含めてご支援いただきたいと考えております。役所に対する行財政改革というものは粛々と役場内部でも進めてはおりますけれども、もう一度立ち上がってしっかりこの町の経済再生に向けて取り組みたいと思っておりますので是非ともご協力をよろしくお願い申し上げて簡単ではございますが、これで終わらせていただきます。

 

(武内会長より一言。先ほどお伺いしたところ当選より休みが1日しか無く朝から晩まで飛び回っているそうです。若いけれども健康に留意されて頑張ってください。どうも今日はありがとうございました。)

 

 

 

会長の時間33 平成24年2月22日(水)

2012-02-22

日田ロータリークラブ会長 武内眞司

みなさん、こんにちは。

 

今日はのちほど原田日田市長の卓話がありますので短めの会長の時間といたしますが、若い頃からの町づくりの同士と言うか、遊び仲間というか、そんな原田氏が市長になり、決して真面目とは言えない私が伝統あるロータリークラブの会長・・・この現実に自分の頬をつねりたい心境です。

当クラブには副市長の石松会友と市議会議長の井上会友も在籍しておりますので、わずか30分ですが内容の濃い時間になるのは間違いありません。市長卓話を楽しみにしております。

 

さて、先週末に東日本大震災の義捐金に感謝し、台湾の嘉義玉山ロータリークラブを訪問いたしました。こちらとして当初は公式訪問の感覚ではなかったのですが、連絡を取るにつれ、公式訪問に格上げしたようになり、案の定というか空港では蘇会長と翁さんに出迎えていただき恐縮した次第です。その後、高速鉄道の嘉義駅では大きな歓迎の横断幕で唐ガバナー始め十数名の幹部の方達に迎えていただきました。夜にはガバナーや近隣クラブの会長も出席した例会に続き、ご夫人方も参加した盛大な歓迎会を催していただき、感謝感激しつつ大いに親睦を深めることができました。

 

後で橋本国際奉仕委員長から詳細な報告もあると思いますが、中国語に堪能な橋本会友、北郷会友のおかげで有意義かつ日田クラブらしい品格ある台湾訪問ができたことを嬉しく思います。忙しい中、参加していただいた会友に感謝申し上げます。

 

ところで、行きの機中で当クラブの鬼武会友と偶然出会い、二日目の夜は彼と、彼の取引先の社長さん達も加えた親睦・有縁の会を開催することが出来ました。仕事が忙しく中々例会に出席できない鬼武会友ではありますが、職業奉仕という分野で一生懸命に頑張っていることを併せて報告し、会長の時間はこれくらいで終わります。

 

会長の時間32 平成24年2月15日(水)

2012-02-15

日田ロータリークラブ会長 武内眞司

みなさん、こんにちは。

 

今日15日は恒例となりました「日田のおひな祭り」の開始日ですがあいにくの雨となり残念です。豆田のひな祭りイベントも気が付けば四半世紀を越え、日田の春の行事として全国区の祭りに成長いたしました。今年も多くの観光客をお迎えできれば幸いと考えております。

 

さて本日は、ピンチヒッターとして私のお店で職場例会を開催することになりました。実は20年前に入会した際、当時の職業奉仕委員長でした足立先輩から「お前のとこでやれないか?」と相談を受けたのですが30名同時の食事が出来ずお断りし、その後ホテルを開業した際も職場例会の申し出を受けたのですが、会場的に無理があり断念した経過があります。今回、職場例会を開催することができ、個人的にやっと一安心の心境です。

 

先週お話した通り、広報委員会が作成いたしました日田クラブのホームページは、日本ロータリークラブ本部はもとより、全国のクラブのHPの中でも出来栄えはトップに立つものになったと自負しており、会長就任時に発表した今年度の目標である、広報活動を充実し、市民の「ロータリークラブとは何ぞや?」にお応えすることが出来る内容満載です。

今日の職場例会を利用して、会友の皆様方にお披露目をしたいと思います。

 

そのようなわけで、昭和63年に秋子想を創業して以来の私の奮闘ぶりやお店の紹介は、今後も出来る機会があると思いますし、ピンチヒッターはいつでもお引き受けしますので、今日は割愛させていただきます。

もし例会後お時間があれば、ホテル風早の館内のご案内やホテルのラウンジでモアカップコーヒーも準備しております。お立ち寄りいただければ幸いです。

 

日田ロータリークラブのホームページ紹介  中西 浩会友

2012-02-15

日田RCのHPをリニューアルすることが出来ましたので、ご案内をさせていただきます。

今回リニューアルにあたり、日田ロータリークラブの新しいドメインを取得しました。

アドレスはhttp://www.hitarotary.comです。つい先日まではヤフーやグーグルで検索しても、1ページ目の下の方にしか出てこなかったのですが、上の方に出てくるようになりました。そして、昨日までは「日田ロータリークラブ」で検索すると1位が日田中央RCと出ていましたが、今日は見事に日田RCがトップに躍り出ました。ヤフーでもグーグルでも1番に出てくるのが日田RCのHPとなっています。これは作っているシステム自体が検索エンジンに凄くなじみが良いシステムであることと、とてもヒット数の多い風早さんのHPにもリンクしているからかもしれません。皆さんの会社のHPでもリンクをしていただくと少しでも検索結果が上位になると思いますのでよろしくお願いします。

 

では、検索していただきクリックしていくと日田RCのトップの画面が出ます。今年度、私は新世代奉仕委員長をさせていただいていますが、特にジュニアボウリング大会の子ども達の写真が印象的だったのでトップページに大きく使いました。この画像は違うものにも変更可能です。大きい画像の下にあるのがメインメニューバーです。「活動報告」とか「ロータリークラブとは」とか、いろんな項目に飛ぶようになっています。この画面の下の方にいきますと「例会」と書いてありますが、メイクアップに来られようとする方がここをクリックすると普段の例会場である亀山亭ホテルさんの場所とか時間が見られるようになっています。また、その下の「活動予定」をクリックしていただくと、今後のスケジュール、現在は2月の例会予定や例会で何があるのかが分かるようになっています。メイクアップされる方も見やすいのではないかと思います。トップページに戻りまして武内会長の素晴らしいお顔が見えていますが、「会長方針」ということで所信を入れています。当然、年度が替わればここも変わってくるということになります。

 

このHPはデーターベースを使ったタイプなっていまして、広報委員長の石松さんと打ち合わせをしてどういうふうにするかということを考えて、ここでデーターを見て、その上でデーターを積み上げていこうという話でこのタイプを導入しました。今年度以降、会長の方針などは蓄積されデーターが残っていきます。蓄積されるデーターは、会長の時間、卓話、各委員会の方針、活動予定や報告などです。「活動報告」では、週報に掲載した資料の他に写真の掲載も出来ます。写真は大きくも小さくもできますし、こういった形でいろいろと載せていけます。後からでも活動が振り返って見られるシステムです。また、更新が簡単にできるという特徴もあります。普通はHPを立ち上げると、詳しい人か作った業者さんだけしか更新することが難しいと思いますが、ブログ感覚で出来るシステムになっています。表から見るとこういったHPですがその中身に実は秘密の入り口があって表面からは見られませんが、その入り口でパスワードを入れますとHPを更新する画面に入ることが出来ます。その更新画面は、さっき見ていたのとは全く違う画面ですが、こういったふうにこの中で更新が出来るようになっています。一覧で見られるようになっていますので編集がしやすくなっています。公開後に文章等の間違いがあっても直せるようになっています。

 

最後に写真で見る日田RCの歴史というボタンがありまして、ここをクリックしていただくと10周年から40周年までの記念誌の一部が見られるようになっています。今回、私はHPの作成をさせていただき、ロータリーの話や日田クラブの歴史など、私自身凄く勉強になりました。また、記念誌を見ていて今年の武内会長の「温故創新」という言葉がわかった気がします。クラブの歴史を見て、また新たに計画していくこともひとつの事業かなと感じました。またご意見などありましたら取り入れていくことにしていきたいと思います。本当にありがとうございました。

 

(武内会長より一言。ロータリーの良さはいろんな会員がいるということで今回HPの作成に当たり、年間更新料を含めてたぶん通常料金の1/4から1/5の格安でやってもらっています。中西会友ありがとうございました。最後にお願いでありますが、RCのHPにせっかくの観光地日田ですから日田の4大祭り、ひな祭りや千年あかりなどの写真も載せられたら最高だと思います。今日はどうもありがとうございました。)

 

大分県内の最近の経済状況    福田吉和会友

2012-02-08

大分銀行豆田支店の福田です。日田ロータリークラブには昨年の9月に入会させていただき、約半年経つところで、まだまだ何もわかりませんが今後ともよろしくお願いいたします。

最初に少しだけ自分のことをお話したいと思います。

生まれは昭和35年12月で現在51才です。出身は別府市で、銀行に就職する22才まで別府で過ごしました。別府といえばご存知の通り温泉地として有名ですが、ここ日田にも温泉がたくさんありますので、こちらにいる間にいろいろと行ってみようと思っております。勤務としては、銀行に入り30年経過し、現在の豆田支店がちょうど10ヶ店目の勤務地です。豆田支店は昭和17年7月に当時の日田共立銀行を当行(当時は大分合同銀行と言っていましたが)が合併した際引き継いだもので、それ以降現在まで約70年の歴史があり、私が豆田支店の27代目の支店長をつとめさせていただいております。

さて、現在の大分県内の経済情勢について少しお話ししたいと思います。

昨年の大分県の経済を振り返りますと、何といっても3月11日に発生した東日本大震災が県内にも大きな影響を及ぼしました。震災の影響により、製造業においてはサプライチェーンの寸断、小売業においては消費自粛、サービス業においては観光客の減少といった影響が県内経済にも大きく、6月までの前半までの大分県内の経済状況は停滞感がありました。具体的には、震災直後から自動車関連産業などは生産活動が低下し、建設資材・材料の高騰および個人消費自粛、また外国人を含め観光客の減少などといったさまざまな影響がみられ、県内経済も混乱している状況でした。しかし、時間が経つにつれ徐々に震災の影響も薄れ、材料等の供給面が回復するとともに生産活動は上向き、個人消費も緩やかな持ち直しの動きが見られてきましたが、その矢先、昨年の夏場以降、今度は別の要因である海外景気の減速や歴史的な円高、電力不足問題もあり、景気回復局面を下振れさせるリスクが高まってきたことに加えまして、タイの洪水の影響が製造業など一部の業種でみられる等、震災後の復旧を急ぐ日本国内の景気を再度足踏みさせる要因が起こり、足元の県内経済は持ち直しの動きが弱まり足踏みの状況となった1年となりました。

資料は、九州財務局の大分財務事務所が平成24年1月末に公表した昨年10月から12月の経済情勢報告で、この報告は3ヶ月毎に公表されており、最近の経済情勢の報告の中では一番新しいものです。10月から12月までの直近3ヶ月の総体的な状況として「大分県内経済は、厳しい状況にある中、緩やかな持ち直しの動きがみられるものの、このところ一部に弱い動きがみられる。先行きについては、各種の政策効果などを背景に、緩やかな持ち直し傾向が続くことが期待される。ただし、海外景気の下振れや為替レートの変動等によっては、景気が下振れするリスクも存在しており、雇用情勢などと併せて留意する必要がある。」と景気を下振れさせる要因が存在し、まだ回復局面ではないとしています。総括判断としては、前回の期間である7月から9月の「やや緩やかな持ち直しの動きが見られる。」から「厳しい状況にあるなか、緩やかな持ち直しの動きがみられるものの、このところ一部に弱い動きがみられる。」とやや下回るものとなっており、先ほど申しましたとおりヨーロッパを中心とした海外景気の減速や歴史的な円高が景気の回復を足止めしている状況にあると言えると思います。

では、近県の経済状況はどうかといいますと、福岡県は大分県よりも若干良い「厳しい状況にある中、持ち直しの動きが緩やかになっている。」としており、九州新幹線の全線開通、ソフトバンクホークスの優勝セールにより個人消費が好調だったことから、大分県よりの少し良い判断となっています。

次に、個別の項目について見て行きたいと思います。

まず、個人消費ですが、「一部に弱い動きがみられるものの、緩やかに持ち直している。」と7月から9月の状況を維持しています。大型小売店の販売額は、気温が高い日が多く、秋冬物衣料や鍋物商材の食料品があまり売れなかったなど、前年を下回りましたが、一方、LED電球やコタツなど節電に対応したエコ商品の買換えが好調であったこと、新車の販売台数は新型車の投入効果により、前年を上回り、更にレジャー、観光施設の入場者数は前年を上回っていることから、前回と同様の判断となっています。

生産活動につきましては、前回より悪化しています。その内容としましては、海外景気の減速の影響により、電子部品、IC関係の生産が低調で全体的に弱い動きとなっています。雇用情勢につきましては、前回同様緩やかな持ち直しの状況となっています。新規求人数は低調ながら、医療・福祉、なかでも福祉関係の企業を中心に前年を上回っている状況です。

設備投資につきましては、企業の設備投資を調査したところ、全産業において前年度を下回る回答となっており、経営者の方々の設備投資意欲が冷え込んでいる結果となっております。

企業収益は、企業の経常利益を調査したところ、自動車関連業種で増益見込、生産用機械や情報通信機器関連業種では逆に減益見込となっています。

次に企業の景況感につきましては、企業の景気予想判断は相変わらず下降予想となっていますが、製造業においては一部上昇とする企業もあり、全産業においては下降超幅が縮小しているとなっています。

住宅建設件数は10月以降は持家、貸家とも前年比減少している状況です。

次に公共事業は前回に引続き前年を下回る実績となっています。年度当初は東九州道トンネル新設工事や大山ダム工事といった大型工事もみられましたが、震災による国の執行留保などの影響もあり、減少傾向で推移、現状も公共工事の抑制傾向に変化なく、前年を下回るものとなっています。

企業倒産は、緊急保証制度や中小企業円滑化法といった政府の中小企業支援策の効果から小康状態にありましたが、次第に支援策の効果が薄れてきており増加基調で推移すると見込まれています。

以上の通り、経営者の皆さまが一番良く感じられていると思いますが、総体的に現在の大分県内の経済情勢は足踏みが続いている状況です。

続きまして、今年1月以降の大分県内の経済動向の予想はどうかと言いますと、今のところ若干上向きとなる予想となっています。個人消費は力強さに欠けるものの、省エネ・節電意識の高まりから関連商品の販売が引き続き売れており、自動車販売はエコカー補助金の復活が予定されていることから販売増加が予想されるなど、伸びは低いものの底堅く堅調に推移するものと見られています。一方、公共投資は大分県の来年度の公共事業費が前年度対比マイナスとなるなど、厳しい財政状況を背景に引き続き抑えられる傾向にあるものと見られています。

先ほど今年の経済動向は若干上向きの予想と申しましたが、回復の足取りは重く、足踏みを繰り返しながら、少しづつ上向いていくといった展開が予想されるところです。 以上

 

会長の時間31 平成24年2月8日(水)

2012-02-08

日田ロータリークラブ会長 武内眞司

みなさん、こんにちは。

 

寒い日暖かい日が交互に訪れ体調を保つのが大変です、健康に留意されますよう願います。

先日、全国から150名の日田高の同窓生が集まり還暦記念同窓会を開催いたしました。今日はその時の話を少し披露したいと思います。

Y君という同級生は九大を卒業後、F写真フィルム工業(現在はFフィルムホールディング)に就職し、以来研究開発に従事し、今は既に定年退職しておりますが、あの35000人の従業員数を抱える大会社でも、スチールカメラからデジタルカメラへの移行が遅れ、一歩間違えば倒産の危機があったそうです。同じフィルムメーカーである名門のコダックが、全米破産法を申請し最近破綻したのはご案内の通りです。

 

混乱していたFフィルムを救ったのは、カシオ計算機に細々と部品を供給していた5~6名の開発チームで、彼らのお陰でデジタルTVに使用する薄型フィルムの世界的メーカーに生まれかわり、今では本業以外にも化粧品や医薬品の分野に進出をしているそうです。

「変化することが成長する」というFフィルムの理念は、変革期の社会共通のテーマであり、本業だからとか、地域の基幹産業だからと言った既成概念にとらわれていては、生き残れないのが現代社会だと思います。

 

他にも四十年近く会社員を経験した色んな同級生と話をした中で、成長への萌芽を大事に育てる重要さを再確認いたしました。

酒ばかりくらい大騒ぎしただけの同窓会では無かったことを紹介し、会長の時間といたします。

Eクラブ紹介 草野 義輔会友

2012-02-08

草野 義輔会友

今日、皆様方のお手元にロータリーの友が配られておりますが、27ページにEクラブのことが書いてあります。これはインターネットで例会を行うもので、それが初めて正式に発足をしたというニュースです。実はEクラブにもメークアップすることが可能です。ただし30分以上参加したというメッセージを向こうに送らなければいけないことになっていて、向こうから確かにメークアップを受け付けますという返事をもらってから出席の補てんが出来るということになります。これが初めて日本で認証状伝達式が行われました。これもひとつのロータリークラブの新しい動きとして出来たと思いますが、ロータリークラブのベテランの方々から言わせると「これは邪道ではないか」という意見も若干あり、やはり「例会が大事ではないか」という意見もあるのが現実です。ただインターネットで例会をするというのも新しい動きかなということで、今日たまたまロータリーの友で見つけましたのでロータリーのひとつの知識としてご紹介させていただきました。

 

会長の時間30 平成24年2月1日(水)

2012-02-01

日田ロータリークラブ会長 武内眞司

 

みなさん、こんにちは。

 

次期会長の件ではみなさんに大変ご心配をおかけしておりましたが、先週開催いたしました、臨時理事会およびパスト会長会でご承認をいただきましたので本日ご報告いたします。

 

なにぶん副会長の突然の辞任でしたので、実際かなり混乱もいたしましたし、加えて来年は創立50周年の記念の年、周年事業を成功に導くために最善の方法を模索し、色んなオプションの中から、49代目の会長を橋本会友にお願いし、その後引き続き50代目の会長も橋本会友に無理にお願いすることになりました。

長い日田ロータリークラブの歴史上でも初めてのことですので、いささか混乱するかもしれませんが、緊急避難的措置としてご了承いただければ幸いです。

橋本会友にはなにかと大変な場面もあるかとは思いますが、会友全員が総力を挙げバックアップしますので、どうぞよろしくお願い致します。

そのようなわけで今日から副会長として、橋本会友には執行部席に異動してもらいます。

 

2月15日の職場例会は予定していた会場の都合があり、私のお店で開催することになりました。音響・映像装置等を完備しておりますので、この機会を利用し、先日からご案内していた広報委員会作成のホームページのお披露目を兼ねたいと思います。かなりの力作ですので、なるべく多くの会友の参加をいただければ幸いです。

 

世界理解月間 橋本信一郎会友

2012-02-01

国際奉仕委員会 委員長 橋本 信一郎

今月は国際奉仕月間でございますのでロータリーの世界最大のプロジェクトであります「ポリオプラス」のVTRを見ていただきたいと思います。このVTRは草野会友が手に入れていただいたものであります。このポリオプラスの運動は1979年国際ロータリーとフィリピン政府が共同でフィリピンにて始めた活動であり、1985年に国際ロータリーが公共保健推進計画の民間部門支援として世界初、しかも最大規模となる「ポリオプラス」を開始し、身体障害の原因となるこの病を世界から撲滅する活動でボランティアの最大の担い手として20年以上に渡りロータリーは民間部門のリーダー的役割を果たしてきました。その運動が一部きっかけとなり、現在では国際ロータリー、世界保健機構(WHO)、ユニセフ、米国疾病予防センター(CDC)が主導的になって、今や1994年に西半球、2000年に西太平洋地域、2002年ヨーロッパ地域がポリオ無発生地帯と宣言されています。あと残り1%まで来ています。その実践活動をVTRで見ていきたいと思います。

ポリオ撲滅に向けてのポリオプラス活動のVTR鑑賞

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