8月, 2012年

会長の時間7 平成24年8月29日(水)

2012-08-29

「厚生労働大臣表彰を受けて献血の大切さを再認識」2012.8.29

日田ロータリークラブ会長 橋本信一郎

 

8月17日に、県庁で厚生労働大臣表彰状の伝達式があり、日田ロータリークラブを代表して賞状と記念品を受領して参りました。「日田ロータリークラブ」が表彰されたのは、36年間にわたり定期的な献血を行い、400mL献血を中心に、会員数を大きく上回る献血者を確保するとともに、地域に密着した広報活動に積極的な協力をしたという理由です。

 

伝達式で県の保健衛生部長の祝辞を聞いていて、改めて献血の大切さ認識しました。これからもロータリーの社会奉仕活動の一環として献血活動を継続していく上で、その大切さを会員の共通認識としておくことも必要なことだと思いましたので少しご紹介したいと思います。

 

以下は、部長挨拶の要約です。

「輸血に必要な血液製剤は、ガン治療や救急救命など様々な医療分野で欠くことのできない貴重なものであり、多くの献血者の善意に支えられ、製造されております。

しかし、少子高齢化の急速な進展により、血液製剤を必要とする生活習慣病等の患者が増加する一方、若年層を中心に献血離れが進行しており、将来的な血液量の確保が大変危惧されています。

大分県では皆様方の格別のご理解、ご協力により、近年、献血者の減少傾向が続く中で、昨年度から5万人台に回復していますが、一方で、新しい感染症等への対策に伴い、血液製剤の安全性を向上させる観点から「問診」が強化されるなど、近年は献血者の確保が益々困難になってきております。

このような状況から、県としましては、特に若年層への献血意識の普及啓発を行うこととしており、平成22年度から新たに、高校献血の拡大推進校を指定し、若年層の献血者基盤の拡大を図っております。

献血は、患者の命を救うという意味で、人間愛と相互扶助の精神を基本理念とする極めて崇高で献身的な行為であります。 どうか、受賞者の皆様方には本日の受賞を契機に、今後とも安全な血液製剤の安定確保のため、献血の推進に一層のご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げまして、お祝いの言葉といたします」

以上、部長挨拶の要約をご紹介しましたが、今年度も献血活動に各位のご協力をお願いします。

 

永山布政所について 伊藤塾 伊藤利光塾長

2012-08-29

永山布政所について

伊藤塾 伊藤利光塾長

 

 

天領とは、江戸時代の幕府直轄の領地のこと。軍事、交通の要衝と金銀山を直轄地にし、年貢と金銀を幕府の収入にした。全国に47ケ所(代官所60数ケ所)あり、郡代、代官ともに勘定奉行に属した。

日田の天領は、1593年(文禄2年)豊臣秀吉の太閤蔵入地になることから始まる。大名「毛利高政」、初代代官「宮本長次郎豊盛」は隈に日隈城を築城し、隈町ができた。1601年(慶長6年)には、徳川家康の領地になり代官小川壱岐守光氏が豆田に永山城を築城、1616年(元和2年)譜代大名・石川忠総の領地になり日田藩が成立し豆田町ができた。初代代官から最後の郡代・窪田鎮勝までの275年間、45代の代官・郡代が日田を治めた。

代官とは、10万石未満の幕府直轄地の役職で、年貢収納と民政を掌った。代官所は全国に60数ケ所 あった。また、郡代とは、10万石以上の幕府直轄地の役職で年貢収納と民政を掌った。郡代は、関東郡代(勘定奉行)、笠松郡代、高山郡代、そして日田郡代の全国に4ケ所のみであった。

それぞれの郡代役所の目的であるが、関東郡代は1806年廃止されるが、東京日本橋で勘定奉行所が引き継いだ。笠松郡代は、東海道、中仙道の合流点で京都と江戸の中間の軍事拠点担う。また、西国筋郡代は日田にあり、16万石。九州の外様大名の御目付拠点である。高山郡代は12万石、江戸の木材供給地となった。 江戸幕府での郡代の地位は、現代でいうと大企業の課長クラス。日田にあった西国筋郡代は、江戸幕府の職名で勘定奉行に属し、豊前、豊後、肥前、肥後、日向、筑前の幕領を管轄した。1639年には、永山布政所を設置している。管内の収税、庶務、訴訟を掌り、税収は最大で16.4万石あった。これは、松山の伊予藩15万石より多い数字である。しかし、石高は多いが地元で消費されず江戸に送られたため、藩のような繁栄はなかった。

九州には、日田に設置された西国筋郡代陣屋の他、出張陣屋が大分の四日市、大分の高松、宮崎の富高、天草、そして長崎奉行所があった。西国郡代役所詰めの役人数は、日田詰が16名、他合わせて37名であった。

西国筋郡代陣屋は、明治維新後解体され、建造物は何一つ残っていない。月隈公園の南側に跡地があるが、住宅地となり民家が建っている。西国筋郡代陣屋の絵図と平面図が残っている。絵図は 1825年前後、平面図は1830年前後のものである。絵図には、豆田の道路や長福寺と八坂神社、瓦葺と茅葺き屋根の家々が見られ、1864年の絵図にはある豆田水路はまだ描かれていない。また、郡代陣屋の周りに家なく、月隈公園に桜が見られ、正面には神社がある。瓦屋根付きの白壁土塀で、建物は平屋建てで瓦葺きの屋根である。さらに、平面図からは、 役人官舎が13軒あり、住宅の仕切りは竹垣、湯殿があることなどが見て取れる。

現在の日田の町割や文化の基盤は西国筋郡代の時代に形作られた。豆田は、国選定重要伝統的建造群保存地区、咸宜園は国指定史跡で世界遺産登録も推進されている。掛屋は、草野家・国重要文化財、広瀬家、山田家・国登録有形文化財で、長福寺は国重要文化財、祇園山鉾は国指定重要無形民俗文化財、小鹿田焼は国指定重要無形文化財と多くの西国筋郡代時代の遺産がある。

 

12月の予定

2012-08-29

12月の例会予定

家族月間

 

12月5日(水): 午後0時30分 歴史の宿亀山亭
会員卓話 井上太香美会友「年金の話」

12月12日(水):午後6時30分 歴史の宿亀山亭
年末家族会

12月19日(水): 午後0時30分 歴史の宿亀山亭
クラブ協議会 各委員長上半期まとめ

12月26日(水): 午後0時30分 歴史の宿亀山亭
会長卓話 「上半期を終えて」 橋本信一郎会長

 

 

12月その他の予定

 

 

 

 

11月の予定

2012-08-29

11月の例会予定

RI財団月間

 

11月7日(水):午後0時30分
職場例会 キヤノンマテリアル (日田ローレルカントリークラブに午後0時集合)

11月14日(水):午後0時30分 亀山亭
会員卓話 織田莊太郎ロータリー財団委員長 「未来の夢計画について」

11月21日(水):午後0時30分 亀山亭
ゲスト卓話 西部振興局長 青木正年さん 「日田には未来がある」

11月28日(水):午後0時30分 亀山亭
クラブ協議会(総会) 次年度役員体制 家族会で発表

 

 

11月その他の予定

 

 

 

 

10月の予定

2012-08-29

10月の例会予定

職業奉仕・米山月間

 

10月3日(水):
ガバナー公式訪問
14:00〜16:00 会長・幹事会

16:15〜16:45 3クラブ合同例会
16:45〜19:30 ガバナーアドレス・写真撮影・交流懇談会

10月10日(水):午後0時30分 亀山亭
米山奨学生卓話 ペレーラ・ブッディニーさん

10月17日(水):
観月例会 夜間例会 亀山亭 18時半〜

10月24日(水):
チャリティーバザー
パトリア日田 展示ギャラリー
準備10時半〜 例会12時〜 バザー13時半〜

10月31日(水):
休会

10月その他の予定

10月13日(土)ローターアクト年次大会

 

 

 

9月の予定

2012-08-29

9月の例会予定

新世代月間

 

9月5日(水):午後0時30分 亀山亭

内部卓話 新世代奉仕・インターアクト 宮崎委員長

9月12日(水):午後0時30分 職場例会
会場:ローレル日田カントリークラブ
佐藤会友「ゴルフ場経営のポイント」

9月19日(水):午後0時30分 亀山亭
新入会員卓話:湯浅会友・原会友

9月26日(水):午後0時30分 亀山亭
クラブ協議会(ガバナー公式訪問へ向けて)

9月その他の予定

9月15日(土):別府ロータリー創立60周年記念式典(杉乃井ホテル)

 

 

8月の予定

2012-08-28

8月の例会予定

8月1日(水):午後0時30分 亀山亭
内部卓話 草野義輔会友「7.3、7.14水害を振り返って」

8月8日(水):午後0時30分 会場変更 小松軒
ゲスト卓話 吉田信之さん(ロンドン五輪報告 バドミントン)

8月15日(水):休会

8月22日(水):午後18時30分
納涼例会(夜間例会 サッポロ日田森のビール園)

8月29日(水):午後0時30分 亀山亭
ゲスト卓話 伊藤塾 伊藤利光塾長(日田永山布政所について)

8月その他の予定

 

会長の時間6 平成24年8月22日(水)

2012-08-22

「サッポロビール日田森のビール園での納涼例会」2012.8.22

日田ロータリークラブ会長 橋本信一郎

 

今日はサッポロビール日田森のビール園での納涼例会です。

7月は昭和28年以来の大水害で、日田も大きな被害を受けましたが、今日の昼間、親クラブである中津R.Cの例会に出席の途中で見た国道212号線の被害も甚大なもので、川側の車線が完全に陥没したりで、開通しているものの片側通行が数箇所ありました。日田・中津間は212号が遮断されると、他に迂回が難しいので、災害に強い高規格道路が産業・生活の動脈として必要だと改めて思いました。東九州道の建設も進んでいますので、尚更そう思います。

さて、日田では35度を超えるような猛暑が連日続いています。夏バテの疲労がたまっていると思いますので、今日は工場出来たての美味しいサッポロ生ビールと焼肉をたくさん飲んで食べて暑気払いしてください。

会長の時間6 平成24年8月8日(水)

2012-08-08

「大和なでしこ」2012.8.8

日田ロータリークラブ会長 橋本信一郎

 

「なでしこジャパン」が準決勝で強豪フランスの怒涛の攻めを凌ぎきり、2対1で決勝に進出し、再びアメリカと相見えることになりました。ワールドカップの再現を果たして、彼女らの目標である金メダルを日本に持って帰って欲しいと願います。

 

それにしても「なでしこジャパン」に限らず、「大和なでしこ」は強い。

女子バレー、女子卓球、女子柔道、女子バドミントン、女子サッカー、女子レスリング、女子重量挙げ、女子水泳などなど、大きな外国人選手に一歩も引かずに立ち向かう「大和なでしこ」の姿には感動します。そこには、勇気、ひたむきさ、フェアプレイ、敢闘精神、試合が終わった後敗者をいたわる姿など、今では日本社会が忘れかけているような日本伝統の「大和心・大和魂」があると私は思います。

 

「大和心・大和魂」といえば何か武張ったような感じがしますが、元々、この言葉を言い出したのは平安時代の紫式部や赤染衛門らの大和なでしこたちでした。

当時、男性貴族たちは漢学を学ばなければ教養人ではないという風潮でした。その中で、彼女らは日本には大和心があるではないかと言い出したのです。

 

「和魂漢才」つまり、外国から進んだものは取り入れても、それを使いこなすのは「大和心」だと言ったわけで、それは、明治維新後の「和魂洋才」という考え方にも繋がります。

それは、我々のアイデンティティではないかと思います。

 

そのような意味で、日本には男社会とは別の視点から見てくれる「大和なでしこ」の感性があり、それが日本社会を目に見えないところで支えてくれているように思います。

 

また、イザというときは、表に出てくる男勝りの勇気もあります。

ロータリーで台湾台南の鄭成功廟を訪問したとき「鄭成功の母(日本人)が満州族の兵に攻められて落城するとき、それこそお前達の捕虜にはならぬと、楼上から満洲兵の見ている前で自害し、それを見た満洲兵は驚き、日本の女は凄い、日本の女でさえこうだから、男はどんなに強いのだろう」と語り合ったと、展示に書いてありました。

 

現代でも、ソ連兵が目前に迫ってくるのを見ながら、青酸カリをのんで自決した樺太真岡の電話交換手たちや、陸前高田で避難放送を最後までして津波にのまれて殉職した女性職員など、大和なでしこのDNAは脈々と流れています。

 

ところで「なでしこジャパン」は、国際試合の直前、全員が胸の「日の丸」に手を当て気持ちを集中して「君が代」を歌います。数年前まで、男子選手たちは他国選手が国歌を歌っているときも落ち着きのない態度で、勿論「君が代」も歌いませんでした。テレビは「日の丸」が映像に写らないようにし「君が代」も意図的に聞こえなくしていました。それが今ではスタンドに日章旗が舞い、観客も起立して国歌を大きな声で歌うようになりました。

 

男だったら、人からこう言われる、ああ言われると、ごちゃごちゃ考えるところを、平気で変えられるのも女性の強さです。

 

私は、「大和心」をしっかり持った女性が日本の総理をやったら、日本のサッチャーかジャンヌダルクかになるのではないかと期待しています。

 

今期、日田クラブ始まって初の女性会員が誕生しました。日田クラブも変わっていくことを期待して今日の卓話を終わります。

 

ロンドン五輪報告 吉田信之さん

2012-08-08

五輪バドミントン末綱聡子選手の高校時代(現昭和学園高校、当時昭和女子高校)に指導していた吉田信之監督に来訪いただき、現地で見た生のロンドン五輪 バドミントンの速報をしていただきました。

 

 

 

会長の時間5 平成24年8月1日(水)

2012-08-01

「新聞とインターネット」2012.8.1

日田ロータリークラブ会長 橋本信一郎

 

最近、新聞を読まない人が増えているそうです。

特にインターネットを使う人が、新聞はネットで読めるからとペーパーの新聞は要らないと言います。

 

その新聞社の発行するインターネット上の新聞には有料と無料の2種類があります。

有料版は、普通の新聞の紙面がそのまま画面で見られます。私は、産経新聞の有料版を取っていますが、夕刊付で月額1500円です。朝刊だけで3000円のペーパーに比べて割安で、ネットに繋げば海外で見ることも出来ます。

 

ネットで新聞を読むという人は、新聞社の無料版でニュースを見ているようです。

各新聞は、良い悪いは別として、ニュースのプロが情報の重要度を評価して紙面を作っていますが、無料版では、例えば、1面トップなど、記事の軽重がわかりません。ニュースの速報性や、関連したニュースが一度に時系列で読めるなどの点は良いのですが、ただ単なるニュースの羅列になりかねません。

また、読者が興味を持ったニュースがランキングとして出ていますが、このランキングによって、読者がセンセーショナルに振り回されることもありえます。

 

よく言われることですが、下のほうの何でもないような小さな記事が、実は重要なニュースであったということがありますが、無料版では、ふと目に留まるような小さな記事はほとんどありません。読者によって取捨選択されてしまうからです。

 

もうひとつは、無料版では署名入りの解説記事などが読めませんから、ニュースの背景や歴史的な経緯など専門的な深く読み込んだ見方を知ることが出来ません。

 

今後、新聞がどのようの形になるのか分かりませんが、やはり、きちんとしたニュースの評価基準や深い分析力をもった良質な新聞がないと、世の中全体が断片的情報によってポピュリズムに流れていくのではないかと心配します。

 

一方で、インターネットには、新聞に書かれない、あるいは書けない情報も沢山書かれています。ブログ等では、その分野の一流の人が、新聞には書けないようなことも書いていますので、多種多様の情報を読めます。

その点では、新聞社の独断的な意見を押し付けられることもなくなりました。

 

しかし、各個人が論理力や分析力、価値判断の基準を磨いていかないと、場合によっては、何者かに操作されたニュースに付和雷同するような世の中になってしまうのではないかと気になります。

 

 

「7.3、7.14水害を振り返って」草野義輔会友

2012-08-01

日田中央ローターアクトクラブ年次大会の案内

2012-08-01

日田中央ロータリークラブより新世代委員長の林会友と、日田中央ローターアクトクラブより中原会長が来訪くださいました。

今年、10月に日田市で開かれるローターアクトクラブの地区年次大会の案内をされました。

 

別府ロータリークラブ様より来訪

2012-08-01

別府ロータリークラブより尾林会友が来訪いただきました。

別府ロータリークラブは今年創立60周年を迎え、2012年9月15日に記念式典が開かれます。

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