9月, 2013年

10月の例会予定

2013-09-25

・10月 2日(水)午後0時30分  日田市の歴史の宿亀山亭
外部卓話 古庄重生氏「ミャンマーの学校建設について」

・10月 9日(水)午後0時30分  日田市の歴史の宿亀山亭
会員卓話 井上明夫会友 「米山記念奨学委員会セミナー報告」

・10月 16日(水)午後6時30分  日田市の歴史の宿亀山亭
観月例会

・10月 23日(水)午後0時    日田市のパトリア日田ギャラリー
チャリティーバザー

・10月 30日(水) 休会

赤山武興ガバナー公式訪問

2013-09-24

赤山武興ガバナー公式訪問です。みくまホテルで、日田中央、玖珠、日田の3クラブ合同で開かれました。

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今年度ガバナーに就任いたしました赤山武興と申します。人吉中央ロータリーの所属です。人吉の人口は4万人を切っております。人吉は「みくまがわ」ではなく「くまがわ」が通っておりまして日田と非常によく似ております。日田に来たのは昔セミナーが行われて以来ですが昨日のことのように蘇って参ります。非常に日田に好感を持ったまま今になり楽しみに来ましたが、ほんとに素晴らしいですね。先ほど会長さん幹事さんと逐次いろいろな話を聞かせて頂きました。3クラブとも非常に素晴らしいクラブです。心から敬意を表したいと思います。立場上監査というか監督をするようになっておりまして、いろいろなことをお聞きしましたが、たくさんのことに取り組んでおりまして大変良いことだと思います。人吉はガバナーが出るような土地ではない大変田舎でありましたが、ぜひ日田地域からもガバナーを出してください。日田も有名になり多くの人が来て経済効果が上がります。それではアドレスさせて頂きます。

 

[2013-2014 年度ガバナーアドレス]

ロータリーが生き残るには時代の変化とともに自分たちも変わる努力をしなければなら

ない。クラブの現状を見据え、柔軟に適応していかなければなりません。2013 年度のテー

マを「ロータリーを実践し、みんなに豊かな人生を」Engage Rotary,Change lives とし

ました。ロータリアンが積極的に参加し、ロータリーによって意欲を高め、ロータリーの奉仕のパワーで人々の人生を豊かにできるようにすることです。共に出発し、力を合わせてより良い未来へと導き実践していきましょう。

 

①基本方針 2013 〜 2014 年度

第 2720 地区スローガン

挑戦 ! 未来の夢 !

良き友を得て

ロータリーを学び

奉仕を実践しよう

 

未来の夢計画の実施年度、規定審議会の採決事項の実施等、時代の流れに対応し、ロー

タリーのシステムやその手法は本年度、大きく変化しています。しかしその基本原理や基

本理念は不変です。

 

~基本理念より~

使 命

私たちは、他者に奉仕し、高潔性を推進し事業と専門職務および地域社会のリーダーの

間の親睦を通じて世界理解、親善、平和を推進する。

 

奉仕の理念・・“愛”

The Ideal of Service

第 1 標語「超我の奉仕」

Service above self

第 2 標語「最も良く奉仕する者、最も多く報

いられる」

One Profits Most Who Serves Best

 

友情( Fellowship: 仲間、親睦 )

・いろんな立派な人やいろんな違う世界の人たちの一流の人たちの話を聞きながら自己研鑽、自己発展の機会に恵まれる。異業種交流としての例会等の出席ができる。そして品性高い素晴らしいロータリアン同士の友情は、心を癒し、真の良き友人を得ることができる。

・奉仕の理念 その究極は、倫理と愛なのです。ロータリーの基本に人に対する “愛”があることは重要 !

 

「誰であれ人を愛する人は、ロータリアンになるポテンシャル、可能性が有る」        ポール・ハリス

 

愛とは和なり 和とは接近なり

接近しなければ、 和は生じません

和のないところに、愛は生まれません

愛のないところに、 神は住み給わず

 

② 2013 年度「未来の夢」スタート

◎使いやすくなった財団の補助金を使って奉仕活動をしよう !

本年度地区補助金申請額

58,800 ドル

5,880,000 円

申請クラブ 32 クラブ申請

過去最高申請件数

◎補助金を使うためには財団への寄付をお願いします。「毎年あなたも 150 ドルを」それに、慶弔等の機会に「ポールハリスフェロー」や 「ベネファクター」等の特別寄付もよろしく御願いします。

 

③規定審議会の採決事項実施年度

・幹事を理事会メンバーと規定

・クラブの奉仕活動参加を出席要件とする。

・第五部門新世代奉仕を青少年奉仕に変更

・地区協議会・・> 地区研修・協議会

・ガバナー・ノミニー・デジグネート(次の次のガバナー)

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>>>2014.2 月 15 日

地区クラブ管理運営セミナー開催予定。

規定審議会採決事項の説明会

ガバナーの任務 : クラブ定款や細則が規定審議会の結果に従い、RI 組織規定に準拠したものかどうか確認・・これは、翌年 1 月ごろ、手続き要覧の出版後に参考にして変更して下さい。定款、細則等の規定自体の効力は、7 月 1日から発効しています。ただ文書類の変更は本年度は、移行期間。

 

④地区大会・人吉市開催の成功を !

多くのロータリアンご夫妻にご参加いただき、熊本県南の活性化へ地域奉仕をお願いし

ます !

2014 年 3 月 15 日 ( 土 ) 〜 3 月 16 日 ( 日 )

<2 日間の本会議を実施予定 >

開催地 : 人吉市カルチャーパレス

講師:「そこまで言って委員会」パネラー 竹田恒泰

講演 慶応義塾大学講師旧皇族・明治天皇の玄孫

 

⑤会員増強、2720 人目標の継続

会員基盤の強化と活性化

どうか皆さんの全員が知り合いの良い人に声をかけて下さい。「良き友を得て、ロータリーを学び、社会に役立つ活動をしませんか」

第 2720 地区状況

2012.7 月 1 日 年初会員  2380 名

2013.7 月 1 日 年初会員  2364 名

昨年入会 237 名 −退会 253 名 = − 16 名

約 10% 入会し、約 10% 退会している状況

今年度目標純増 6%(140 名)以上

〜最終目標 356 名)!!

 

⑥ 2014 シドニー国際大会の推進

6 月 1 日〜 4 日

開催地 : オーストラリア・シドニー

 

⑦「私の心に残るロータリー体験」をお互いに語りましょう !!

ロータリークラブは、私たち多忙な職業人が学習する場として貴重です。ロータリアン

として研鑽を積むことにより、高齢になっても、自分が成長している実感を楽しんでいま

す。ロータリアンであることは、自分の意志で、生き方を選択したのです。奉仕の理念の実践が人生の中で、自分を活かす道であり、社会をより良い方向に導く強い力があることを信じ、良き友と共に、ロータリーを実践し、皆が豊かな人生を送れることを願っています。ロータリーの魅力と可能性を探し求め、ロータリー人生を、お互いに大いに楽しみましょう !!

 

 

 

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会長の時間11 平成25年9月24日(水)

2013-09-24

会長の時間 日田中央ロータリー 古賀弘人 会長

2013.09.24

 

みなさまこんにちは。本日は3クラブ合同による赤山ガバナー公式訪問です。今日は日中の天気と同じくまさに晴れの日です。我々中央ロータリーがホストとして、ガバナーに様々なアドバイスをいただきながら進めてまいりましたが大変感謝しております。ガバナーという職責は本当に多忙でありますが、ガバナーが地区内の全てのクラブを全て訪問されるには理由があります。当然RIからのメッセージもありますし、問題のあるクラブに対しましては関心を払っていただきます。やはりなんといっても奉仕の意識を高める意味合いがございます。我々はこの後、貴重なガバナーアドレスを享受するわけでありますけれども、その中で思ったことがありましたらすぐに行動したいと思います。懇親の意識を高めるということもあります。何か思ったことがありましたら速やかに行動したいと思います。そして今日を境に、今以上に活況あるクラブに発展するように我々が精進するのがガバナー公式訪問の真の目的ではないでしょうか。今日は最後までご協力のほどよろしくお願いいたします。

会長の時間10 平成25年9月18日(水)

2013-09-18

「東京オリンピック開催決定を祝う」2013.09.18

日田ロータリークラブ会長 橋本信一郎

 

2020年のオリンピック開催が東京に決定しました。我が国はロビー活動が下手だから、まさか東京になるとは思っていませんでした。

しかし、今回はオールジャパン体制で招致活動をしたようです。妨害工作を乗り越えて招致を成功させた関係者の並々ならぬ情熱と努力に敬意を表します。

 

また、最終プレゼンテーションをした安倍総理もオリンピックとは不思議な縁があります。昭和39年の東京オリンピックが決まった時の総理は安倍さんの祖父岸信介氏、札幌オリンピックが決まった時の総理は叔父の佐藤栄作氏のときです。

 

九月七日付けブエノスアイレス発ロイター通信は「安倍晋三首相の演説が2020年東京五輪大会決定への決め手となった」と五輪開催地決定のニュースを伝えました。

 

仮に、ここ数代の総理大臣がプレゼンテーションをしたとしたら、一体どうなっていたでしょうか。

 

さて、昭和三十九年の東京オリンピックは、戦災で焼け野原になった東京がわずか二十年で復興したことを世界に示しました。

 

昭和天皇がされた開会宣言で「オリンピアード」とおっしゃったことが今でも耳に残っています。あれから日本は「ジャパンアズナンバーワン」と呼ばれる経済成長を遂げ、世界第二位の経済大国になったのですが、最近ではグローバル化やデフレ、少子高齢化などで陰りも見え、GDPでは中国に抜かれて世界第三位になっています。

 

二〇二〇年の東京五輪はどのような意義を持つものになるでしょうか。世界の人が共感するどのようなビジョンを世界に示すことが出来るでしょうか。

 

単に巨大な箱モノ建設や一党独裁体制の国のような国威発揚は時代遅れだと思います。

 

日本は世界の世論調査で、常に「最も好きな国」或いは「良い影響を与えている国」の上位に挙げられています。

新聞は、日本はアジアや世界で四面楚歌のような書き方をしますが、台湾より以南の国々へ行けば、大変親日的であることが分かります。

 

日本の文化や精神は、芸術、科学技術、製品、武道、マンガ、アニメ、日本料理などを通じて広く世界に受け入れられています。

 

日本の文化は宗教や文明の違いを超えて普遍性を持っていると思います。

 

滝川クリステルさんは「おもてなし」の心をプレゼンテーションで訴えました。

 

フレンドリーな笑顔と親切、美味しい食べ物、掛け値のない正札販売、清潔な食堂やトイレ、ゴミ一つ落ちていない道路、夜でも女性が歩ける治安の良さ、ノーチップで受けられる平等なサービス、正確安全に運行される交通機関、並んで待つマナーの良さなど、日本人にとって当り前のことでも、オリンピックで初めて来日した方たちには、日本人の普段の生活が最大の「おもてなし」になり得るでしょう。

 

こういう社会や生き方もあるのかと感じてくれれば、世界に良い影響を与えることになると思います。

 

九州ジージーシー日田工場さんで職場例会

2013-09-11

九州ジージーシー株式会社日田工場さんで、職場例会を開かせていただきました。

もやし生産の様子を見学しました。

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九州ジーシーシー日田工場 右田専務

 

みなさんこんにちは。本日は大勢の方に来て頂きましてまことにありがとうございます。私どもは竹田市で平成2年に発足いたしまして、23年間で岡山県のほうにも2つの工場を作りまして、日田市で4番目の工場を運営しています。岡山に工場を作る前に、前から日田、ないしは福岡に近いところに工場を作ろうと思っていました。過去に一度日田市の他の場所でボーリングしたことがありましたが水温が22度ということで断念いたしました。玉名でも掘りましたけれども、水を使う量が多いということで水量を制限されました。田主丸も同じように水を使う量で断念しました。そういった中でこの場所は英彦山系の水ということで水の量も問題ないし、水質が最高ということで、ここに決まった次第です。この10年間は水を求めて大変でしたがやっとこの工場も起動に乗ったところです。

私どもには先ほども述べましたように4つの工場がありますけれども、合計で毎日130トンのもやしを作っております。一口に130トンといってもなかなか想像がつかないと思いますが、私が1800人集まった量を毎日生産しています。現在竹田の工場が老朽化しておりますので建て替えに向けて、こちらの工場をフル回転させて頂いています。当社は先ほども申しましたように平成2年に創業しましたが、九州では当社の工場から緑豆栽培がはじまりました。当時の主流の原料はブラックマペといいまして、東南アジア原産のものを使っていました。それが中国産の緑豆を使うようになりまして、漂白殺菌はせず、手をつけることができないぐらいの熱湯に一定の時間浸しまして殺菌をします。普通のもやしは5、6日の生育期間ですが、私どもの工場は倍近い9日の育成日数を取ります。ゆっくり育っていきますので細胞分裂を促し、低温でゆっくり育てることで、料理をしても歯ざわりのシャキシャキ感を保ち、日持ちがするということが特徴です。3つ安売りで買ってきたんですけど2つが痛んだとかよくありますが、そういうことがない。また根っこが折れにくいということで日持ちがします。品質を1番に考えて作る事で、お客さんからご愛顧いただいて130トンのもやしを製造しています。もやしというのは安いですけれども、売値が38円39円ということで、それはうちからは20円代で収めるということですけれども、稼働率がよければ薄利多売でやっていけます。稼働率が悪ければどうしょうもない。今の日田工場も稼働率が満杯の中でやっています。竹田の工場はボロなんで建て替えますが、建て替えられたあとはそこに日田工場の4割のシェアを持っていかれるので雇用が続かなくなる可能性があります。それまでにそのシェアを早期に回復する手段を探さないといけないということです。今は一つ一つの工場での稼働率をいかにあげるかということを焦点にやっております。

製造工程の方を若干説明させていただきます。資料のほうをご覧下さい。原料は緑豆とブラックマペ、あと小粒の大豆もやしもあります。納豆も小粒納豆というのがありますが、それが原料になります。品質につきましてはこちらの資料に載っておりますけど、サリナスは緑豆の大きい豆を使っております。名水美人というのは中粒の緑豆です。真珠もやしは小さい緑豆です。下の3つにあります小大豆もやしというのはブラックマペをつかっておりますが、有機栽培もやしは緑豆にこだわっておりますが、これらを細かく分けますと5つの原料のもやしを使っております。お客さんからいろいろな要望を言われますが、5つの豆の原料から、発泡スチロールかダンボールなのか、コンテナなのかとか梱包まで入れますと120種類の企画の製品を出しています。スーパーさんなどでは製造日および消費期限を入れてくれという要望であったり、色んな要望を聞きましたら120種類のになりましてそのように製品を分けて、便別にしてドライバーさんがその通りに持っていくということです。

原料はそれぞれの豆を下関の低温倉庫に一年分以上いれております。2,3日にいっぺん、小出しにして10トン単位で運んでいます。もやしの一番難しいところは仕込みの予測です。9日後にどれぐらい出荷できるかの予測が大事です。9日前に読んでなかったら当然足りないわけです。もやしがなくなった時とか、岡山の工場に山口まで持っていってくれとか、どうにかつなぎながら、多め多めに作って行くのですが、多すぎたときには腐りますので特売をかけたりとかします。最近はみんな熟練になってきたのでそれほど余らなくなってきました。昔は良いもやしを捨てたりとか大変損なこともありました。先ほども言いましたが原料を温度殺菌をしたものをボックスにいれたり育成室にいれたりしますが、このときに清潔じゃなければダメともうしますか、ボックスの洗いが悪かったら変色が出たりとかで、消毒はしっかりやっております。手のつめなどまでしっかり洗いながら清潔にしないともやしは正直なんで悪くなってきます。9~10日でそれを掻き出し、綺麗な水をつかって洗浄しながら、パンチングといって根っこを折る機械、脱水などしながら、金属探知機で金属が混入していないかなどを確認して行きます。あとで工場の上の方から確認して頂きますのでこの話は終わらせていただきますが、あとは工場での作業をみながらご説明をさせていただきたいと思います。

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会長の時間9 平成25年9月11日(水)

2013-09-11

会長の時間 田嶋篤副会長 2013.9.11

会長が所用で大分に出張という事で、代わりに挨拶させていただきます。
今日はGGCさんに来訪させて頂いておりますが、GGCさんは平成23年4月に当地に進出されて来られました。特に専務さんは、会議所、労働基準協会、日田工業連合会など、盛んにご尽力されて頂いております。

毎日お世話になっている「もやし」ですが、お世話になっていながら気付いていないことも多いですので、職場例会のお願いを致しましたら快くお受けいただきました。円がこれだけ安くなってきますと、大豆の原料の輸入などが大変だと思いますが、その辺のお話もあると思いますのでよろしくお願いいたします。

9月の予定

2013-09-05

9月の例会予定

・9月 4日(水)午後0時30分  日田市の歴史の宿亀山亭
外部卓話 日田ソーシャルビジネス研究会

まめろし代表 河津勇成さん

 

・9月11日(水)午後0時30分  九州ジージーシー株式会社 日田工場
地図

職場例会

 

・9月18日(水)午後0時30分  日田市の歴史の宿亀山亭
クラブ協議会 ガバナー公式訪問について

 

・9月24日(火) ※火曜日ですのでご注意ください
ガバナー公式訪問例会 日田市のみくまホテル
(※3クラブ合同)午後5時集合

午後4時30分〜午後5時30分 3クラブ合同 会長・幹事懇談会
午後5時30分〜午後6時30分 ガバナー公式訪問例会(3クラブ合同)
午後5時30分 点鐘
午後6時〜   ガバナーアドレス

午後6時40分  各クラブ記念撮影
午後7時〜    懇親会

 

・9月25日(水) 休会

 

 

会長の時間8 平成25年9月4日(水)

2013-09-04

「なぜ日本人は悪いことをしないのか」2013.09.4

日田ロータリークラブ会長 橋本信一郎

 

先日、外部卓話していただいたダータス・ノリコさんのお話は大変面白かったです。

いくつも面白いお話があったのですが、特に興味深かったのは、トルコ人のご主人が日本人と話していて気付いたことのようですが「人間は神の存在がなければ悪いことをするのに、なぜ日本人は悪いことをしないのか」ということです。

 

私は話を聴きながら、新渡戸稲造の名著「武士道」のことを思い出しました。

その第一版(1900、明治33年)の序文の中には次のことが書かれています。

 

「約10年前、著名なベルギーの法学者ラヴレー氏の家で歓待を受けて数日を過ごしたことがある。

ある日の散策中、私たちの会話が宗教の話題に及んだ。

この高名な学者に『あなた方の学校では宗教教育というものがないとおっしゃるのですか』と訊ねられ、私が『ありません』と返事をすると、氏は驚きのあまり突然歩みを止められた。

そして容易に忘れがたい声で『宗教がないとは。一体あなた方はどのようにして子弟に道徳教育を授けるのですか』と繰り返された。その時、私はその質問に愕然とした。なぜなら私が幼いころ学んだ人の倫(みち)たる教訓は学校で受けたものではなかったからだ」

 

新渡戸博士は自分に善悪の観念を作り出させた様々な要素を分析して、そのような観念を吹き込んだものは武士道であったことに思い当り、英語で「武士道」という本を書いて世に出したのです。

 

現代日本には既に武士階級もなく、小中学校でも家庭でも道徳教育が盛んに行われているということは寡聞にして知りませんが、世界的にみて、日本の犯罪発生率は低く、来日外国人が認める治安のとても良い国です。

 

このことについて、我々はもっと誇りに思うと同時に、何故そうなのかをもう一度考えてみても良いのではないかと思います。「武士道」の原文は難しいですが、台湾の李登輝元総統も「武士道解題」という本を書かれています。本棚に積んだままになっていますので改めて読んでみようと思います。

 

(註)

名著『武士道』は当初英語で書かれ、1900年(明治33年)に『武士道』の初版が刊行された。やがてドイツ語、フランス語など各国語に訳されベストセラーとなり、セオドア・ルーズベルト大統領らに大きな感銘を与えた。日本語訳の出版は日露戦争後の1908年のことであった。新渡戸の武士道は読み継がれ、21世紀に入っても解題書が出版され続けている。

日田ソーシャルビジネス研究会 河津勇成さん

2013-09-04

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外部卓話

日田ソーシャルビジネス研究会

有限会社まめろし 河津勇成さん

 

みなさんこんにちは。先ほどご紹介いただきました河津勇成と申します。今年41になります。松原ダムの松原で生まれました。日田には中学生までいましたが大分高専にいきまして、卒業後は経団連のマーケティングをやっている会社に就職しましたが、やりたいことがありまして独立しまして東京でまめろしという会社をやっておりました。子どもが生まれまして子育てを田舎でしたいということで、子どもが小学校に上がるのを契機に戻ってまいりました。まめろしという会社の代表は実は家内でありまして、私はただの取締役であります。特に田舎ではなかなか女性が活躍の場がないと思いまして、うちの相方に代表をしてもらっています。

今日はその話ではなくて日田ソーシャルビジネスの話です。ご存知の方も多いと思いますけど、日田杉屋台横丁です。日田杉屋台横丁というのが何でこういう形になったかという話です。ポイントとなることを話したいと思います。そもそもソーシャルビジネスとは何かということです。一つは社会的な問題に取り組むことがミッションです。ただのビジネスであれば金儲けをすればいいのですが、奉仕の気持ちを併せ持つことが大事だと思います。今日は初めてロータリーさんの会合に参加させていただいたんですが、同じように奉仕の気持ちが大事だと思いますが、なかなかそればかりでは続かないので継続のためにはある程度お金が必要だと思うんです。社会的な問題に取り組みながら、事業性を持っていないといけない、また同時に新しい価値を生み出すこと、というのがソーシャルビジネスの定義になっています。詳しくは経産省のホームページをご覧下さい。私どもがなんでこのような話になっているかというと、一昨年日田市さんの方で、わざわざ北海道の帯広から講師を招きましてソーシャルビジネス創出講座を開きました。日田市中からたくさんの人が手を上げまして、40名弱の方が集まり半年間講義を受けました。実際に東京に行くなどして研修会を行ないまして、ワークショップ形式で盛り上がってきました。しかしそこでシュッと終わってしまうというのが役所の仕事でありまして、それじゃまずいと思いまして何らかの形が残さないといけないということになりまして、日田ソーシャルビジネス研究会というのを立ち上げました。日田市および日田市周辺の抱える課題をビジネスの手法を用いて解決するという取り組みです。日田時報の高倉和一郎さんが代表になっております。私は副代表になりました。日田の町や山に何があるのか発掘したり、相談を受けたり、講習会をやって見たり、こういった事業をやっていこうと考えるのが当研究会であります。どういったことをやるかは大きくは4つのテーマを決めております。1つは町や山を活性化するにはどうしたら取り組めるか、2つめは安心して住めるためにはどうしたらいいか、3つめは魅力的な仕事が一杯な日田市になるためにはどうしたらいいか、4つめは子育てにするためにはどうすればいいか、と、こんなことを活動テーマにやっています。4月に課題を出しあいまして今チームを作って行動しています。4つのチームになっておりますが、メンバーは20人弱になってあまり人数もおりませんので今年のテーマは賑わいの創出と福祉ということに焦点をあてて進めています。こういった進捗性の事業でありますが日田市さんの方に採択されて、安心して暮らせる街づくりについてはNPO津江絆クラブとの共同事業を発足いたしました。津江絆クラブは田舎だと頼みづらい家の細かなことを近所の人が集まって若干の謝礼でやっているということであります。魅力的な仕事いっぱいということでは、日田杉プロジェクトを始めまして街中賑わい事業であります。子育てするなら日田ということで絵本の町谷さんという方が廃校になった学校の図書館の本を貸し出しています。日田杉プロジェクトは杉でティッシュ入れをつくったりしています。地域の力を活用ということでは、日田まめ時報というのを立ち上げて、まめはまめろし、時報は日田時報さんの時報でありますが、広報が大事だと思いまして活動しております。ロータリーさんの週報も大事かと思いますが、広く伝えていくことが大事だと思います。津江の方たちの取材に取り組んでおりますが、津江の方達と交わることで元気になっていると思っています。また交わるだけじゃなくて野菜を買い取ろうとしています。杉屋台やまめろしで野菜も販売しておりますが、弁当も作っています。作っている弁当はどのような方に出すかと言いますと都会の方であります。

このスライドが今日の主題になりますが、日田杉屋台横丁でございます。これは日田市との共同事業に手を上げたものでありまして、日田の宝を利用したモニタリング事業であります。日田市にはたくさんの宝がありますが、なかなか利用出来ていないということで、その活用事業です。中心市街地、河川、山間部に賑わいを試験的に作って行こうということであります。モニタリング事業としているのは、ただ単に楽しかっただけでは意味がないので、きちんと調査をして、記録をとって、共有することで広げてそれをお金にしていこうという事です。いきなり事業化すると失敗したときに大変なのでちょっとお金をいただいて、日田市の方から80万円ほど補助金を頂きまして材料などを用意して、うまく行けば事業化して行こうということで動いております。いろんなメンバーがおります。酒屋さんがおります、公務員がおります。洋品店の方もおります。多業種ならではの視点がありますが話すところは一緒で、みんな日田が好きなんですね。それでモニタリング事業を続けております。盛り上げたいところは日田市の中心街は、まさに駅前でそのための屋台横丁です。あとは日田市の河川、山は椿ヶ鼻を思っております。モデルケースとして調査をして成果取りまとめをしようと思っております。屋台横丁は9月の12日から再開しますのでいらっしゃっていただける方はおこしください。物産の販売もしたいと思っております。日田らしいものじゃないと面白くないと思いますので、ガメ煮、たらおさ、鳥の足などを出しております。駅前広場を日田市に借りて、保健所にも許可を取りました。一番多い時で1時間で70人、1週間で700人ぐらい人が来て大変な賑わいができたんじゃないかと思っております。詳細は3月に報告会をします。また賑わいの具体的イメージの2つ目に関してはは三隈川に川床を浮かべてを賑わいを作ろうとしております。国土交通省との関係で、雨の時期に川床を浮かべるというのは安全上の問題がありますので、実際は10月から亀山公園に浮かべてやろうと思っています。そちらでは野立てで日田には甘いものや伝統芸能がありますので、旅館街のお客さんが早めにチェックインしたときなどに遊べるものを作れたらと思っております。3つ目は椿ヶ鼻にキャンプファイアー体験をしたいと申しております。椿ヶ鼻は人気のキャンプスポットでありますが、非常に景色も空気も素敵なんですが9月に10月ではまるっきり人がこない。例えば日本一のキャンプファイアーを試してみようと思っています。安全管理もしなければいけませんが今調整をしています。実際にやってるのは9.5合目というのはハイランドパークがある場所ですが、そこから山頂まで0.5合しかありませんが登山初心者に向けて登山体験活動をやっております。最後になりましたけれども、このスライドが杉屋台横丁の風景であります。この中に実際にこられていただいた方にもおりますし、連日たくさんの方が来てくれました。出しているものは猪肉や、津江の加工所で加工されたもち豚や冠地鶏であります。大分県産のものにこだわって出して見ました。これは日田おなじみのもみじです。真ん中にあるのは津江の屋台から持ってきたのでありますが、ゴーヤとかいろんなものを加えまして、更なることをやって行こうかと思います。先ほどの福祉の話とかあります。今回の杉屋台村の話にしましても、今日の私が話したことは、見ているだけではなく、文句も言っていただきたいし、叱っていただきたいし、市民の失礼ないようにこれからも行なっていきたいと思っています。ご清聴ありがとうございました。

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新入会員 宮崎さん

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