12月, 2018年

会長卓話 <上半期を終えて>

2018-12-26

日田ロータリークラブ会長 膳所和彦

 先日年末家族会も無事終了し、私の年度も残り半期となりました。本年度は例会場変更と言う日田ロータリークラブにとって大きな転換期となる年となりました。振り返りますと、例会場を変更するために前年度初期から検討と議論を重ねてきましたので、非常に長い期間を要したように感じています。また創立55周年事業も会員皆様の絶大なるご協力により、10月6日に無事終えることができました。こちらも約1年前より準備を行って来ましたので、やはり長い時間を費やしたように思います。さらに青少年奉仕委員会の前委員長である頓宮会友と本年度委員長である永田会友のご尽力により、藤蔭高校インターアクトクラブの定款が完成し、さらに先日からは定期例会が開催されるようになりました。同インターアクトクラブも今年がちょうど創立50周年にあたります。この節目の年にクラブの活性化が図れたことは非常に意義あるものだと思います。今年度RI第2720地区高山泰四郎ガバナーの重点取り組み事項の一つに、青少年活動の充実が挙げられています。日田ロータリークラブとしても正にタイムリーな活動となりました。これを機に藤蔭高校インターアクトクラブとの交流を深め、同クラブが益々活性化するよう協力したいと思っております。

 年が明けますと、3月には橋本ガバナー補佐主催による大分第1グループIMが日田市で開催されます。各クラブよりなるべく多くのロータリアンの参加していただき、盛大な会になるよう願っております。4月になりますと友好クラブである台湾嘉義玉山ロータリークラブの創立20周年記念式典出席のため台湾訪問が予定されています。日田ロータリークラブ創立55周年記念式典には嘉義より多くのロータリアンおよびそのご家族が参加されました。私達もなるべく多くの会員で嘉義を訪問し、益々友好を深めたいと思います。

 来年度は大分第1グループにおいて私達日田ロータリークラブのスポンサークラブである中津ロータリークラブより瀧満氏がRI第2720地区のガバナーとなられます。このためすでにその準備が大分第1グループ内で行われています。日田クラブからも橋本ガバナー補佐を中心として、現会長や幹事、さらに地区副幹事に任命された3名の会友がお手伝いさせていただいております。年が明けますと、次年度の研修会などの諸行事も始まりますので、日田クラブとしてもできる限りのサポートを行いたいと考えております。会員の皆様のご協力を宜しくお願いいたします。

 この半年間のうちに、創立55年記念式典、ガバナー公式訪問、地区大会と主要行事を大過なく終えることができました。これも一重に白石副会長、松本幹事、そして会員の皆様のご支援のおかげです。心より感謝申し上げます。来年4月には平成が終わり、5月からは新天皇が即位され、新しい年号となります。日本にとって、そして私達ロータリアンにとっても素晴らしい年となることを祈念いたしまして、私の本年度最後の卓話とさせていただきます。残り下半期も何卒宜しくお願いいたします。

会長の時間22 平成30年12月26日(水)

2018-12-26

今年の漢字

日田ロータリークラブ 会長 膳所和彦

 毎年その年の世相を表す最も代表的な字として「今年の漢字」が選定されます。これは日本漢字能力

検定協会のキャンペーンの一環として1995年から年末に発表されるようになりました。漢字の日である12月12日に京都清水寺で大きな和紙の上に直接毛筆で書かれ、公表されます。今年は「災」と言う字に決まりました。「災」は2004年以来2回目の選出となります。今年は「西日本豪雨」や「北海道地震」などの大きな自然災害があっただけでなく、スポーツ界でのパワハラ問題や財務省での公文書改ざん問題なども災害として挙げられています。また先日ご紹介した今年の流行語として「災害級の暑さ」と言うことばも選ばれています。2018年はあまり良い年ではなかったということでしょうか?

 ところで以前の今年の漢字を覚えているでしょうか。2017年は「北」で、2016年は「金」、2015年は「安」でした。ちなみに1995年第1回目の今年の漢字は「震」でした。この年には阪神淡路大震災が発生し、地下鉄サリン事件が起こりました。日本人にとって非常に辛い年だったと思います。

 来年は年号が変わりますので、おそらくそれに関連した漢字が選ばれるのではないかと予想しています。いずれにしても2019年の漢字はハッピーなものであって欲しいと心から願っております。

1月の例会予定

2018-12-19

・1月 2日(水)休会

・1月 9日(水)午後0時30分 日田市のマリエールオークパイン日田
新年例会

・1月16日(水)午後0時30分 日田市のマリエールオークパイン日田
外部卓話 日田市長 原田啓介氏

・1月23日(水)午後0時30分 日田市のマリエールオークパイン日田
職業奉仕月間 職業奉仕賞 

・1月30日(水)午後0時30分 日田市のマリエールオークパイン日田
ロータリー情報委員会 

会長の時間21 平成30年12月19日(水)

2018-12-19

今年の流行語大賞

 先日今年度の流行語大賞が発表されました。この流行語大賞は、通販会社のユーキャンが毎年年末に発表するその年最も話題になった言葉に送られる賞で、今回で35回目になるようです。2018年の年間大賞は平昌オリンピックで銅メダルを獲得したカーリング女子日本代表チーム「ロコ・ソラーレ北見」が、試合中に頻回に発していた➀「そだねー」でした。ちなみに2017年は「インスタ映え」、2016年は「神ってる」でした。今年のその他の流行語としては、以下の9つの言葉が選ばれていますが、そのうちの幾つかに関しては私を含め皆さんもその意味が不明ではないでしょか? まず②「eスポーツ」は対戦型のテレビゲームのことです。このようなゲームが流行っていることさえ私は知りませんでした。③「大迫半端ないって」はサッカーワールドカップロシア大会で活躍した大迫選手の高校時代に、大迫選手のプレーがあまりにもすごく、相手方選手が試合後に思わず発した言葉です。④「おっさんずラブ」は田中圭さんが主演したテレビドラマで、私もよく知りません。⑤「ボーっと生きてんじゃねーよ」も同じくテレビ番組からの流行語で、NHKで放送されているクイズバラエティー番組「チコちゃんに叱られる!」で、質問に答えられないとチコちゃんにこの言葉で叱られるようです。⑥「災害級の暑さ」は今年の夏の猛暑から生まれた言葉です。⑦「スーパーボランティア」は今年最も有名な大分県人であるボランティア活動家尾畠春夫さんのことです。➇「奈良判定」はパワハラ問題で揺れるスポーツ界において、アマチュア・ボクシング協会の山根明会長が、自分の出身県である奈良県の選手を不公平に勝たせる判定のことです。➈「#MeToo」とは性的嫌がらせを受けた被害者が、SNSなどを使い相手の名前を告発することを言います。きっかけはアメリカの映画プロデューサーに対してセクハラ被害を受けた女優が、同じような体験した女性に向けてTwitterで呼びかけた「me too」と言うフレーズに由来しています。最後に⑩「ご飯論法」ですが、これは議論における言い逃れや論点のすり替えを表す言葉です。国会において裁量労働制などについて野党議員が質問した際に、加藤厚生労働大臣が述べたやや悪質な論点ずらしの答弁に対し、法政大学の上西充子教授がTwitterにコメントしたことから広まった言葉です。

「朝ごはんは食べなかったのですか?」

「ご飯は食べませんでした(パンは食べましたが、それは黙っておきます)。」

「何も食べなかったのですね?」

「何も、と聞かれましても、どこまでを食事の範囲にするかは、必ずしも明確ではありませんので……」

以上のような論法だそうです。

平成の年の暮れは今年で最後です。来年5月からはいよいよ新しい年号となります。新年号の年には果たして、どんな流行語が生まれるのでしょうか? 明るく、楽しい話題が多い年になることを心から願っております。

会長の時間20 平成30年12月12日(水)

2018-12-12

家族例会にて

 先日開催されました国際ロータリー第2720地区の地区大会に、バリー・ラシンRI会長代理として野中玄雄(のなか・げんゆう)氏が出席されました。野中氏は延岡東ロータリークラブに所属し、住職をされている方です。この方のお話は仏門の方らしい、実に深みのあるものでした。その中で特に強調されていたのが、ロータリアンとしてまず大事なことは、自分の足元から理解していただくことであるとの言葉でした。つまり自分の家族が最も良き理解者であり、協力者でなくてはならないと述べておられました。本日は年末に必ず開催される家族例会です。私達日田ロータリークラブ会員が、仕事に専念し、ロータリー活動に参加できるのは、すべて家族の方々のお陰です。その感謝の意を込めて、今夜は大いに盛り上げ、楽しい会にしたいと思います。皆さん、宜しくお願いします。

会長の時間19 平成30年12月5日(水)

2018-12-05

日田ロータリークラブ 会長 膳所和彦

川原尚行先生講演会感想文

 

本年10月6日に日田ロータリークラブ創立55周年記念式典を開催しましたが、この時にアフリカ・スーダンで医療奉仕活動を行っている川原尚行先生をお招きし、記念講演会を行いしました。おかげ様で一般市民の皆さんを含め多くの方々に参加していただきました。また当日は青少年奉仕活動の一環として、昭和学園看護学科そして医師会立准看護学院の学生さん達にも講演を聞いていただきました。実は現在医師会立准看護学院では生徒数の減少と言う深刻な問題を抱えております。2年生は定員数である30名入学しましたが、11名が途中で辞め、現在19名です。一方1年生は入学者数そのものが21名と大きく定員割れし、さらに2名退学したため19名となっています。少子高齢化の影響そして3K(きつい・汚い・危険)と言われる看護職への敬遠傾向などのため、看護師希望者が著しく減少しているのが現状です。さらに一旦入学しても途中で簡単にドロップアウトする学生が増加しています。以前も途中での退学者はおりましたが、せいぜい2-3名でした。ところがここ数年退学者は毎年10名近くに及んでいます。このような背景を踏まえ、今回模範となるような奉仕活動を行っておられる川原先生の講話を、是非看護師を目指す学生さん達に聞いていただきたいと思い、このような企画を考案しました。そしてさらに講演会後の彼らの反応を知りたいと思い、医師会立准看護学院の生徒には全員感想文を書いていただきました。その内容は予想外に素晴らしく、多くの学生が奉仕することの意義を素直に感じてくれていました。そしてせっかくでしたので、各学年から1名の最優秀賞と2名の優秀賞を選び、表彰いたしました。本日はその中の最優秀賞の作品の一つを紹介したいと思います。

「スーダンで活躍されている川原先生の決断力にはとても驚きました。一つ目の決断は、日本からスーダンに行く決断です。生活環境や医療環境が全く日本と違うスーダンへ、家族と離れて旅立った決意に驚きました。二つ目には、外交官の役職を辞め、地域の患者さんを診察しようと決断した時です。安定した生活より、いばらの道を選んだように思えました。しかし、スーダンの方の写真を見ると心配そうに子を抱える母親や、笑顔の子供たちの顔を見ると、この決断なくしては診療することのできなかったことが分かりました。三つ目は、行動する決断力です。川原先生は、医師としての仕事がたくさんある上に、『病気は、環境を変えないと改善されない』と、次々に行動をおこした事です。井戸を掘り、診療所を増やし、更には学校まで造りました。私は、そこで驚いた事が、地域の人や村長、役所、後輩を日本から呼び、予算の声かけと、たくさんの人に語りかけた事です。先生の思いが、広くひろまっていく事に感動しました。更に先生は、学校給食の実施や医師の教育を考えておられ、とてもすばらしいと感じました。先生が、目線を合わせ患者の診察をしている写真を見て、私はまだ何もできないのですが、私も患者さんと目線を合わせ話しを聞きたいと思いました。言葉が通じなくとも、言葉が小さくても、感じとり、患者さんの訴えを心より聞きたいと思いました。」(原文どおり)

 

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