3月, 2023年
会長の時間29
日田ロータリークラブ会長 石松雅彰
先週の3月14日は、日田ロータリークラブの創立記念日でありました。
1964年(昭和39年)、当時の国際ロータリー第370地区において、戸畑ロータリークラブご出身の嘉村平八ガバナーのもと、中津ロータリークラブがスポンサーとなって、3月14日創立、同年5月18日に国際ロータリーより承認されました。
創立の際のクラブの特別代表は、後に中津ロータリークラブからRI会長を務められた向笠廣次氏で、向笠氏は、中津ロータリークラブの10周年の記念事業として日田ロータリークラブ創立に奔走され、当時の九州山口第370地区で73番目、日本承認順位612番目で、チャーターメンバーは26人、平均年齢は44.5歳のクラブが誕生したのであります。
2014年に執り行われました日田ロータリークラブ創立50周年の記念誌に、故 佐藤武朗 会友が「日田ロータリークラブの半世紀」として、詳細な歴史をまとめられていますので新入会員の皆さんはぜひご参照ください。
そうして、クラブ創立から既に59年が経ちました。
次年度は、我がクラブの創立60周年を迎えます。そして、その記念すべき年度に我がクラブから初めてのガバナーも誕生いたします。
そのため、次年度10月22日、我がクラブ創立60周年の記念式典を執り行うこととなっています。
既に、織田莊太郎会友を実行委員長に、その準備に着手いたしました。
これから、織田委員長より実行委員会の組織構成やスケジュールなどについて、詳しいお話もあろうかと思いますが、会員の皆さんの一致団結した取り組みで、ガバナー輩出クラブの記念式典として恥ずかしくない、素晴らしい式典といたしましょう。
併せて、2720地区の地区大会も日田RCがホストクラブとなり、2024年5月17・18日の両日、日田にて開催されます。
並行しての取組に、会友の皆さんには大変ご負担をおかけしますが、どうぞ宜しくお願い申し上げ、本日の会長の時間を終わります。
会長の時間28
日田ロータリークラブ会長 石松雅彰
本日の会長の時間は、報告事項を2件お話いたします。
まず、1件目は「ロータリー活動におけるマスク着用について」です。
3月10日付、堀川貴史ガバナーより今後の方針について次のように通知がありました。
「今後マスク着用は「個人の判断」が基本となり、①医療機関や高齢者施設を訪問する場合、②混雑した電車・バスに乗車する場合 にはマスク着用が推奨されますが、その他の状況では個人レベルでの対応に委ねられます。厚生労働省による新型コロナウイルス感染症対策の緩和に伴い、国際ロータリー第2720地区におきましてもその方針に準ずることといたしました。クラブ例会や地区の研修会などの様々なロータリー活動の場におきましても、このマスク着用に関する厚生労働省の方針を参考にし、対応していただくことを推奨させていただきます。」
これを受けまして、北郷副会長と協議いたしまして日田クラブの対応を次のように定めました。
- マスク着用は会員各位の判断とする。
- テーブル上の仕切パネルは、当分の間、現行通りセットする。
- テーブル着席定員も、当分の間、現行通りとする。これに伴う会場拡大についても、例会後の協議など利用頻度も高く、2室使用とする。
これらの対応は、5月8日以降に改めて検討することといたしました。
2件目は、先日報告いたしました台湾 嘉義玉山ロータリークラブ24周年式典についてです。
祝辞を作成しようと準備をいたしていましたが、重大なことに気が付きました。
嘉義RCとは、2007年友好クラブ締結を行い、3年ごとの更新を重ねてまいりました。
そして2022年がその更新時となっていましたが、コロナ禍と言うこともあり締結調印が行われていない状態となっていました。
そのため、橋本国際奉仕委員長に、嘉義RCへ締結延長の意向を連絡してもらいましたところ、今回の24周年式典と合わせ調印式を行う旨の連絡がございました。
今回の嘉義RCクラブ訪問は式典参加のみならず、友好クラブ締結調印という重要な行事も併せて執り行われることとなりました。
ただ今、吉冨会友に行程表や経費等の作成をお願いしております。
詳細が決定いたしましたら参加者の募集を行いたいと思っていますので、多数の皆さんのご参加をお願いいたします。
会長の時間を終わります。
会長の時間27
日田ロータリークラブ会長 石松雅彰
既にご承知の方も多いとは存じますが、本日3月8日は「国際女性デー」です。
「国際女性デー」とは「毎年3月8日、女性の社会参加と地位向上を訴える日」のことです。 その起源は諸説ありますが、1904年3月8日に、アメリカの女性労働者が婦人参政権を求めて起こしたデモがきっかけと言われているようです。こうした動きはヨーロッパやロシアなど世界中に広がり、1945年には男女平等の原則を確認する初めての国際的な合意となる「国連憲章」が採択されました。そして、1975年、国連は「女性の社会参加と地位向上を訴える日」とともに「女性の素晴らしい活躍と勇気ある行動を称える日」として毎年3月8日を国際女性デーに定めました。
ポール・ハリスが、シカゴで世界初のロータリークラブを設立したのが、1905年2月23日ですので、概ね同じころに起源をもつようです。
ちなみに参政権だけで見れば、アメリカでは1920年8月に白人女性に参政権が与えられ、人種に関係なく全ての女性が参政権を完全な形で獲得したのは1965年でした。
わが国では、昭和21年(1946年)4月、戦後初めての衆議院議員総選挙が行われ、約1380万人の女性が初めて投票し、39名の女性国会議員が誕生しました。
また、3月8日は「ミモザの日」とも呼ばれ、ミモザがシンボルとして親しまれているそうです。ミモザは黄色い房状の花を咲かせるマメ科アカシアのことで、イタリアでは男性が女性に敬意を込めてミモザを贈る習慣があり、これに因んでのことのようです。
1月11日の会長の時間でもお話いたしましたが、ロータリーでは当初女性の入会は定款上できないことになっていました。1978年3月、RI定款に反し3人の女性を入会させたことでRI理事会がアメリカのドアテRCを除名。これを不服としたドアテRCが提訴し、アメリカ連邦最高裁判所までもつれましたが、最高裁は女性の入会を支持しました。これを受け、1989年RI規定審議会にてRI定款・クラブ定款の条項のうち「男子」の文字の削除を意図した制定案が採択され、その年の7月から入会できるようになっています。6度目の提案にて採択されたとのことで、34年前のことです。
最高裁まで争われて獲得された女性の入会は、今年度ロータリー史上初の女性RI会長「ジェニファー・ジョーンズ」氏の誕生につながっています。
世界経済フォーラムが男女格差の大きさを国別に測って比較する「ジェンダーギャップ指数2022」によると、日本は先進国の中で最低レベルとなり、格差解消で後れを取っています。収入における男女格差は世界146ヶ国中100位、管理職についている男女格差は130位、経済分野全体のスコアは121位だそうです。
我がクラブは、現在女性会員はわずかに3名です。そして会員歴は、原道子会友が最も長く、会員歴10年8カ月です。
堀川貴史ガバナーも、若者・女性の入会を大いに奨励しております。
国際女性デーを弾みとして、今後も女性会員の入会促進に努めてまいりたいと考えています。 皆さんのご協力を宜しくお願いいたします。
4月の例会
・4月5日(水)午後12時30分 日田市のマリエール オークパイン日田
外部卓話 大分県西部保健所 田代 潔子(たしろきよこ)氏
・4月12日(水)午後12時30分 日田市のマリエール オークパイン日田
外部卓話 公証役場公証人 土師実千秋(はしみちあき)氏
・4月19日(水)午後12時30分 日田市のマリエール オークパイン日田
出席100%例会(会員満足度アンケート調査)
・4月26日(水)午後12時30分 日田市のマリエール オークパイン
外部卓話 日田保護区保護司会会長 妙栄寺住職 掛橋泰定(かけはしていじょう)氏
3月の例会
・3月1日(水)午後12時30分 日田市のマリエール オークパイン日田
外部卓話 大分県西部保健所 安藤佐和乃
水にまつわる色々なお話
・3月8日(水)午後12時30分 日田市のマリエール オークパイン日田
内部卓話 一ノ宮勝己会友
・3月15日(水)午後18時30分 日田市の亀山亭ホテル
花見例会 親睦活動委員会
・3月22日(水)午後12時30分 日田市のマリエール オークパイン
内部卓話 会員の時間(藤原会友 井上太香美会友 井上明夫会友)
会長の時間26
日田ロータリークラブ会長 石松雅彰
先日の会長の時間でもお話ししましたが、2014年10月、RI理事会は3月を重要分野である「水と衛生月間」としました。
2020年時点、世界では約20億人が安全に管理された飲み水を使用できず、世界人口の11%にあたる7億7,100万人が、限定的な飲み水、改善されていない水源、或いは地表水を利用しており、さらに、この内の1億2,200万人は、湖や河川、用水路などの未処理の地表水を使用していると言われています。
そして、7億7,100万人のうち4億人がサハラ以南アフリカで、3億600万人が東アジア・東南アジア、または中央アジア・南アジアで暮らしています。
日本では、透明で清潔な飲み水を毎日飲めるのは当たり前のことですが、世界ではこれだけ大勢の人々が安全な飲料水を飲むことができず、さらに世界人口の半数近くが安全に管理された衛生的なトイレを利用できない状態ともいわれています。
安全な水と衛生設備の利用は、全ての人がもつべき権利です。なのに、汚染水で病気になる人や命を落とす人が後を絶ちません。未来を担うはずの子どもたちは、水汲みなどの労働によって学校に通えず、つらい境遇を強いられています。
このため、ロータリーではこれらの地域で、井戸を掘ったり、雨水貯蔵システムを設置し、安全な水を確保するとともに、それらの設備を維持する方法を地域の人に教えてきました。また、衛生や伝染病に関する教育も行うことで、コミュニティ全体の生活を改善し、こどもの通学率を高めてきました。
一人に安全な水を提供するのに必要なコストは24ドルと言われています。ロータリー財団は2013年から100ヶ国余りで実施されている1000以上のプロジェクトに投資をし、これらの補助金を活用しロータリー会員が浄水、衛生教育、仮設トイレの建設、廃棄物管理などを支援しています。
日田RCの55周年式典で記念講演をいただきました川原尚行DRが理事長を務めておられる認定NPO法人 ロシナンテスもアフリカ・スーダンやザンビアで医療支援や衛生的な水の確保活動を続けられています。
我がクラブも、橋本信一郎会友や田嶋篤会友が会長を務められた時、ミャンマー・キータンゴン村での学校建設、学用品の支援、そして織田荘太郎会友が会長を務められた時に、井戸の掘削、整備などの支援活動を行いました。
2021-22年度のグローバル補助金(約11億9,900万円)のうち、約15.6%(1億8,700万円)が「水と衛生」分野に使われています.
ロータリーが重要分野での活動を進めるには、その財源が必要です。ロータリー財団への寄付が、ロータリーの活動を支える基盤となります。
今後も、皆さんのロータリー財団へのご協力をお願いし、会長の時間を終わります。