会長の時間卓話

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日田ロータリークラブ会長方針

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2015~2016年度 日田ロータリークラブ会長方針

『貴方は、今、何が出来ますか』

日田ロータリークラブ会長 織田 荘太郎

 

 

先ず、RI会長、KR・ラビ・ラビンドラン氏の本年度のテーマは

【世界へのプレゼントになろう】 Be a gift to the World という言葉です。

これは、ロータリアンの地位や身分に限らず、才能、知識、能力、努力、献身、そして熱意など、私たちは誰でも、与えることのできる何かを持っているはずです。私たちはロータリーを通じて、これらを世界へプレゼントすることで、他の誰かの人生に、そして世界に、真の変化を起こすことが出来るはずです。私たちは楽器の弦の張替えばかりしていて、肝心の歌を歌わずに毎日を過ごすようなことの無い様に・・・。

 

次に2720地区野田ガバナーのスローガンは

【ロータリー活動を通じて、新たな気づきを、そして自己の成長へつなげよう】

地区内外の多くのロータリアンとの出会い、関わり合いを通じて、新たな気づき、その気づきで活動することで、自己の成長へ繋げよう、~そして「なりたい自分へ」近づこう。貴方が変われば、周りの人が替わる、貴方の意識が変われば、行動が変わり、出てくる結果も変わってくる。よりよい人生を送る為にも・・・・。

今度来訪される野田ガバナーは、非常に理論的で、緻密に自己分析をされている、所謂大学教授のような方でした。

 

そこで、いよいよ私のテーマとなりますが、前の素晴らしいテーマの内容に則して、しかも見劣りしないように、真剣に考えました。

『 貴方は、今、何ができますか 』

これが私の決めた本年度のテーマです。我々ロータリーの奉仕活動を通じて『貴方は、今、何が出来ますか』と、まず自分自身に問いかけます。そして皆さんにも問いかけます。

一人ではなかなか良い考えが浮かんできません、良い事も実行出来ません。皆さんも一緒になって考えてみて下さい、一緒になって知恵を絞って下さい、そして共に活動していきましょう。きっと未来が開けます、そういう思い意を込めてこのテーマを選びました。

 

このテーマに沿って、3つの柱を決めました。

  1. 1.50年を経過した今、定款細則を見つめ直そう。
  2. 2.ミャンマーに井戸を掘ろう。
  3. 3.未来の日田市を想像・創造しよう。

 

 

1.50年を経過した今、定款細則を見つめ直そう。

定款細則については3年ごとに行われる規定審議会において審議され、改定されます。現在は2013年版の定款細則が一番新しいものです。そうした中で、定款については標準ロータリークラブ定款があり、各クラブこの標準ロータリークラブ定款を採用しなければならないと規定されています。一方、細則については推奨ロータリークラブ細則がありますが、「本細則は推奨にすぎない、クラブ細則は、クラブの習慣と手続きを盛り込み定款を補足するものである」となっており、この推奨ロータリークラブ細則と日田クラブの習慣とはかなり違いがみられます。定款の主旨と特に矛盾しない限り、細則は元来そのクラブ独自の習慣を文書化したものであるべきです。我が日田ロータリークラブには、独自の文書化した細則がまだ有りません。

 

本年度は、定款細則委員会を新設し、佐藤委員長を初め日田クラブの頭脳と思われる方々に委員になって頂きましたので、慣行や習慣を検討した上で、日田クラブに合った独自の細則を作って頂きたいと思います。

また、皆さんにも定款細則に親しんで頂こうと、『手続き要覧』を1冊づつお配り致します、定款細則が乗っている黄色い部分はぜひ一度読んで頂きたいと思います。

新会員の方にも、定款細則に親しんで貰おうと、講習会の実施も考えています。

 

2.ミャンマーに井戸を掘ろう。

2013年橋本年度に、日田ロータリークラブ50周年記念事業として、財団の補助金を活用しミャンマー、キータンゴン村に学校を建設しました。

皆様もご存知のように当時は大変難しい事業でした。財団の補助金申請をしたところミャンマーがアメリカの制裁国であるという事で、アメリカ政府から色々と書類の提出を求められました。橋本元会長の対応で何とか補助金を確保し、ようやく4月に開校式を行う運びとなりました。 単車にまたがって颯爽と現地に行ってみたところ、柱と屋根だけの状態で、あっけにとられたこともありました。 しかし、学校も無事完成しその結果、村営の小学校から公立の小学校になり、先生も2人から3人に増え父兄には大変喜ばれています。また同時に送った太陽電池ランタンも夜間の補習授業に活用され、中学受験では13人受験し10人合格したと聞きました。

 

2015年田嶋年度には、田嶋前会長、橋本元会長、頓宮会友と家族の方が学用品や本を届けに行きました。その際に、現地の飲料水の事情が大変悪いことを聞きました。乾季は特に水事情が悪く、アオコの繁茂した前の川の水を汲んで、その上澄みを飲んで腹を壊す生徒も多くいるそうです。井戸1本掘る費用は7万円程度でできるという事です。ミャンマー支援、最後の仕上げとして、織田年度にこの井戸掘り事業を手掛けたいと思います。しかもロータリー財団の補助金を利用して2基掘りたいと考えています。

財団の補助金を申請する為には、今年の3月から書類を作らなければなりませんでした。原財団委員長には早くから書類作りに携わって頂き、また、ごく最近アメリカ財務省宛の提出書類も橋本元会長に作って頂き、現在書類の審査待です。 原財団委員長、膳所国際委員長、北川会友、頓宮会友、その他ミャンマー渡航経験者の御支援を宜しくお願い致します。

 

3.未来の日田市を想像・創造しよう。

近頃、消滅可能性都市、限界集落という言葉を耳にすることが多いと思います。

この消滅可能性都市とは、2010年~2040年の30年間に、20~39歳の、即ち子供の産める女性の数が半分になってしまう自治体のことだそうです。全国で896の自治体があり、大分県では11の自治体が挙げられています。

県内で1番悪い自治体が67.4%、日田市は悪い方から10番目の52.4%です。どちらにせよ半分以下になります。

 

このことを漫然と見過ごせば25年後はもっとひどい状態になっていると思われます。

次の世代の人達はきっと苦労するでしょう。では、どうしたら日田市の人口を増すことが出来るでしょうか、皆様もご一緒に考えてみてください。

3人寄れば文殊の知恵と言います、ならば、60人で考えればきっとどうにかなります。

今年度のテーマである、『貴方は、今、何ができますか』 我々は、今考えます、知恵を絞ります。

では、知恵を絞ってもらうにはどうしたらよいでしょう。とにかく例会の場で話し合って貰おう。少人数のグループで、いつも昼食を取るテーブルを囲んで、気軽にしかも本音で話し合って貰おう、何か良い意見が出るかもしれません。このように考えてみました。そして、例会をフリートークの場にしてみたらどうだろうか、テーブル毎に話し合い、テーブル毎に意見をまとめ発表する。こういう仕組みを考えてみました。

 

人口の減少は難しい問題であることは分っています、イメージするだけでも良いと思います。半期に1度、自由討論の日を設けてみました。ぜひ、一度話し合ってみようではありませんか。皆様の御協力をお願い致します。

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