会長の時間19 平成30年12月5日(水)

2018-12-05

日田ロータリークラブ 会長 膳所和彦

川原尚行先生講演会感想文

 

本年10月6日に日田ロータリークラブ創立55周年記念式典を開催しましたが、この時にアフリカ・スーダンで医療奉仕活動を行っている川原尚行先生をお招きし、記念講演会を行いしました。おかげ様で一般市民の皆さんを含め多くの方々に参加していただきました。また当日は青少年奉仕活動の一環として、昭和学園看護学科そして医師会立准看護学院の学生さん達にも講演を聞いていただきました。実は現在医師会立准看護学院では生徒数の減少と言う深刻な問題を抱えております。2年生は定員数である30名入学しましたが、11名が途中で辞め、現在19名です。一方1年生は入学者数そのものが21名と大きく定員割れし、さらに2名退学したため19名となっています。少子高齢化の影響そして3K(きつい・汚い・危険)と言われる看護職への敬遠傾向などのため、看護師希望者が著しく減少しているのが現状です。さらに一旦入学しても途中で簡単にドロップアウトする学生が増加しています。以前も途中での退学者はおりましたが、せいぜい2-3名でした。ところがここ数年退学者は毎年10名近くに及んでいます。このような背景を踏まえ、今回模範となるような奉仕活動を行っておられる川原先生の講話を、是非看護師を目指す学生さん達に聞いていただきたいと思い、このような企画を考案しました。そしてさらに講演会後の彼らの反応を知りたいと思い、医師会立准看護学院の生徒には全員感想文を書いていただきました。その内容は予想外に素晴らしく、多くの学生が奉仕することの意義を素直に感じてくれていました。そしてせっかくでしたので、各学年から1名の最優秀賞と2名の優秀賞を選び、表彰いたしました。本日はその中の最優秀賞の作品の一つを紹介したいと思います。

「スーダンで活躍されている川原先生の決断力にはとても驚きました。一つ目の決断は、日本からスーダンに行く決断です。生活環境や医療環境が全く日本と違うスーダンへ、家族と離れて旅立った決意に驚きました。二つ目には、外交官の役職を辞め、地域の患者さんを診察しようと決断した時です。安定した生活より、いばらの道を選んだように思えました。しかし、スーダンの方の写真を見ると心配そうに子を抱える母親や、笑顔の子供たちの顔を見ると、この決断なくしては診療することのできなかったことが分かりました。三つ目は、行動する決断力です。川原先生は、医師としての仕事がたくさんある上に、『病気は、環境を変えないと改善されない』と、次々に行動をおこした事です。井戸を掘り、診療所を増やし、更には学校まで造りました。私は、そこで驚いた事が、地域の人や村長、役所、後輩を日本から呼び、予算の声かけと、たくさんの人に語りかけた事です。先生の思いが、広くひろまっていく事に感動しました。更に先生は、学校給食の実施や医師の教育を考えておられ、とてもすばらしいと感じました。先生が、目線を合わせ患者の診察をしている写真を見て、私はまだ何もできないのですが、私も患者さんと目線を合わせ話しを聞きたいと思いました。言葉が通じなくとも、言葉が小さくても、感じとり、患者さんの訴えを心より聞きたいと思いました。」(原文どおり)

 

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