会長の時間8 8月31日(水)

2011-08-31

日田ロータリークラブ会長 武内眞司

 

民主党の代表選に勝利した野田佳彦さんが95代、62人目の総理になられたことはご案内の通りです。今、日本はエネルギー問題、安全保障問題、円高問題等々、国家の将来を左右する正念場を迎えておりますが、その国の民度以上の政治家は育たないと言うのが社会の通説です。政党や政治家の無能を嘆くより、国民一人一人が国の行く末に心を配り、品格ある国家形成に向け、これまで以上に考え、行動する必要があると思います。

 

私の人生の師匠とも言うべき人物の一人は、故筑紫哲也さんでした。氏の評価は世間では色々あると思いますが、私にとっては懐深く、博学ではあるが知識をひけらかすことのない、人間として見本とするべき人柄でした。

実際身近にいて多くを学びましたが、その中でも一番印象に残っているのは、人の悪口を言わない、若い人をけなさない、いつもその人物の良いところだけを見つめ「褒めて 励まし やる気にさせる」という手法で、それは見事なものでした。

 

その点で言えば、私の父も同じタイプだったのでしょうか、私は父から怒られた記憶が一度もありません、いつも「お前なら出来る そんなことなら苦も無くやれる」と褒められ続け成長し、良い例か悪い例かわかりませんが、こんな人間になりました。

今、同じ手法を息子に使っておりますが、けなすより褒めて褒めて褒め倒すという手法はかなり有効で、自分には能力があると勘違いし、人一倍やる気を出し、色んなことに挑戦する気概を持った作品(後継者)になりつつあります。

 

客観的に見てそれほど才能が無くとも、良い所を探し出し気長に褒め続ければ、いつの日か大化けする可能性があるものです。誰しも、けなされるより褒められる方が心地よく、やる気になるのは間違いありません。今日は役に立つかどうかはわかりませんが、還暦を迎える人生で私が学んできた、「褒め倒し教育論」をご紹介し、会長の時間といたします。

 

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