会員卓話 重要文化財草野家住宅 平成令和大修理の経過 草野義輔会友

2021-09-22

重要文化財草野家住宅 平成令和大修理の経過

草野義輔会友

 

本日は我家の重要文化財の修理の話を少しさせて頂きます。

もう数ヶ月でスタートから8年かけた工事が終わります。あわせまして今日卓話の資料として皆様にお配りしている大分合同新聞の 「灯」コラムを書いております。特にこの黒漆喰と白漆喰の話を中心にしていきたいと思います。

 

実は17年コラムを書いておりまして180回目のコラムになりました。春よ来いという文章は春よ来いで始まり、しめくくりも春よ来いとなっており、この文章の作り方はコラムのお手本と大分合同新聞に褒められました。

 

古文書からの油断大敵とありますが、古文書は読めないので内容はわからないのですが、幸い織田会友が天瀬の古文書研究会の主宰をしておりまして、声をかけて頂き大変感謝をしています。いくつもの古文書を解読して頂きました。

 

 

話は戻りまして平成26年から令和3年の約8年間の工事、よく工事金額はいくらなのか聞かれます。最終的には9億円ほどになりました。 1期から4期工事があります。各工事を行うごとに国は必ず入札をするよう指示があります。約9億の80%が国から出ます。残りが県や市そして私個人が負担しながらこの改修工事にたどり着いたという事であります。

 

 

店棟は黒漆喰の仕上げになりました。この下の小さな蔵は白漆喰です。ここは物置になっていましてミシミシ言っているような状態でした。この建物は今回の解体工事で分かったのですが、天保2年、1832年か1831年位です、180年ほど前に2階を増築していたことがわかりました。その時よりあたっていませんので今回180年ぶりの改修工事となります。誰も最初の姿は見たことがないという風な事が言えると思います。店棟ですが解体をするために鉄骨ですべて覆いますが一部道路に出るのでここが難しいところでした。ここに河津建設さんが「平成の大修理」の言葉を入れております。 壁の解体は手作業で行います。土が溜まっていますが全部保管し復元するときに再利用します。瓦は1枚1枚はがします。すべての瓦に青いテープを張ってそれぞれに番号がついています。この瓦の番号をチェックして使えるものは再利用するわけです。この建物だけでも6000枚から10000枚の瓦があります。すべて手作業で1枚1枚おろしていくとういうような作業になります。こうやって瓦を下ろし、土を下ろし、板を下ろして梁や柱を外していきます。全部手作業で大変な作業です。解体の段階では何があるかわからないので建築会社はあまり儲からないらしいです。そして柱や梁に番号を付けて使えるものは再利用するようになります。鉄骨の下はコンクリートの塊で補強します。重要文化財の指定になると勝手に穴を掘って足場を作ってはいけないので、重しとなるコンクリートを使ってます。木材は腐った箇所を新しい木で繋ぎ再利用します。大工さんの手間暇かかった仕事となっています。

 

 

ようやく再構築が始まります。瓦は特注になりますがかなり新しくしました。屋根が出来たら鉄骨の解体になります。ここで吉野さんの日田クレーンが活躍してくれます。復元中は左官さんが一つ一つ丁寧に仕上げてくれます。なまこ壁の下は実は互でその上に漆喰を付けるわけです。この写真は日田そして全国的にも有名な原田左研が黒漆喰を仕上げている状況です。光るような黒で感動いたしました。これからは白漆喰の話ですが、壁を壊す前にチェックしたら、下塗りがあり中塗りがあり上 塗りがあって最後に漆喰で仕上げてます。4回の塗工程をしていることが解体時に分かりました。仕上がり後の鉄骨解体時に白い屋根が出てきたときは感動しました。先日床屋に行った際に「あの白い壁や屋根は素晴らしいですね」と大変喜んで頂きました。民間の家では九州ではまずほとんどないと設計事務所は言っていました。

 

 

この写真は国宝姫路城です。規模は違えど仕組みとしては同じ白漆喰でやっています。上から我家を見ますと屋根を白漆喰で固めています。修理としてはここまでです。我が家にも有名な人の書が残っていまして、これは綺麗なすっきりした字で頼山陽の字です。次にこの字は、普通は読めませんが一人だけ一目見て読んだ方がいらっしゃいます。有馬頼底さんです。この書は山岡鉄舟が書いたものです。次に松方正義が書いたものです。生花は假屋崎省吾の作品です。

 

このようなことで予定通り行けば12月に工事が終わり、3月までに最後の仕上げをして一応我家の修理は全て終わる段取りとなっています。

 

 

最後にもう一つ話を用意しています。ゴルフについてですが、オーナーなのかオナーなのかという疑問があります。オナーが正しい言葉です。 最初に打つ名誉でオナーです。私は最初に打つ権利を持つことでオーナーかと思っていました。

次にディポットから打つのは難しいといいますがこの表現は正しいのか、厳密にいえば正しくないです。ディボットは正確にはショットで取れたターフの事を指すので、正確には「ディボット跡から打つのは難しい」となります。

最後にこれもよく間違えるのですが、6インチリプレースと6インチプレース、どちらが正しいかといいますと、言葉としては両方ありますが、リプレースとは元に戻すという意味になるので、6インチ動かしてよいのは6インチプレースになります。グリーンではリプレースが正しいという ことだそうです。 以上これで本日の責任を終えたいと思います。本日は有難うございました。

草野義輔会友

 

本日は我家の重要文化財の修理の話を少しさせて頂きます。

もう数ヶ月でスタートから8年かけた工事が終わります。あわせまして今日卓話の資料として皆様にお配りしている大分合同新聞の 「灯」コラムを書いております。特にこの黒漆喰と白漆喰の話を中心にしていきたいと思います。

 

実は17年コラムを書いておりまして180回目のコラムになりました。春よ来いという文章は春よ来いで始まり、しめくくりも春よ来いとなっており、この文章の作り方はコラムのお手本と大分合同新聞に褒められました。

 

古文書からの油断大敵とありますが、古文書は読めないので内容はわからないのですが、幸い織田会友が天瀬の古文書研究会の主宰をしておりまして、声をかけて頂き大変感謝をしています。いくつもの古文書を解読して頂きました。

 

 

話は戻りまして平成26年から令和3年の約8年間の工事、よく工事金額はいくらなのか聞かれます。最終的には9億円ほどになりました。 1期から4期工事があります。各工事を行うごとに国は必ず入札をするよう指示があります。約9億の80%が国から出ます。残りが県や市そして私個人が負担しながらこの改修工事にたどり着いたという事であります。

 

 

店棟は黒漆喰の仕上げになりました。この下の小さな蔵は白漆喰です。ここは物置になっていましてミシミシ言っているような状態でした。この建物は今回の解体工事で分かったのですが、天保2年、1832年か1831年位です、180年ほど前に2階を増築していたことがわかりました。その時よりあたっていませんので今回180年ぶりの改修工事となります。誰も最初の姿は見たことがないという風な事が言えると思います。店棟ですが解体をするために鉄骨ですべて覆いますが一部道路に出るのでここが難しいところでした。ここに河津建設さんが「平成の大修理」の言葉を入れております。 壁の解体は手作業で行います。土が溜まっていますが全部保管し復元するときに再利用します。瓦は1枚1枚はがします。すべての瓦に青いテープを張ってそれぞれに番号がついています。この瓦の番号をチェックして使えるものは再利用するわけです。この建物だけでも6000枚から10000枚の瓦があります。すべて手作業で1枚1枚おろしていくとういうような作業になります。こうやって瓦を下ろし、土を下ろし、板を下ろして梁や柱を外していきます。全部手作業で大変な作業です。解体の段階では何があるかわからないので建築会社はあまり儲からないらしいです。そして柱や梁に番号を付けて使えるものは再利用するようになります。鉄骨の下はコンクリートの塊で補強します。重要文化財の指定になると勝手に穴を掘って足場を作ってはいけないので、重しとなるコンクリートを使ってます。木材は腐った箇所を新しい木で繋ぎ再利用します。大工さんの手間暇かかった仕事となっています。

 

 

ようやく再構築が始まります。瓦は特注になりますがかなり新しくしました。屋根が出来たら鉄骨の解体になります。ここで吉野さんの日田クレーンが活躍してくれます。復元中は左官さんが一つ一つ丁寧に仕上げてくれます。なまこ壁の下は実は互でその上に漆喰を付けるわけです。この写真は日田そして全国的にも有名な原田左研が黒漆喰を仕上げている状況です。光るような黒で感動いたしました。これからは白漆喰の話ですが、壁を壊す前にチェックしたら、下塗りがあり中塗りがあり上 塗りがあって最後に漆喰で仕上げてます。4回の塗工程をしていることが解体時に分かりました。仕上がり後の鉄骨解体時に白い屋根が出てきたときは感動しました。先日床屋に行った際に「あの白い壁や屋根は素晴らしいですね」と大変喜んで頂きました。民間の家では九州ではまずほとんどないと設計事務所は言っていました。

 

 

この写真は国宝姫路城です。規模は違えど仕組みとしては同じ白漆喰でやっています。上から我家を見ますと屋根を白漆喰で固めています。修理としてはここまでです。我が家にも有名な人の書が残っていまして、これは綺麗なすっきりした字で頼山陽の字です。次にこの字は、普通は読めませんが一人だけ一目見て読んだ方がいらっしゃいます。有馬頼底さんです。この書は山岡鉄舟が書いたものです。次に松方正義が書いたものです。生花は假屋崎省吾の作品です。

 

このようなことで予定通り行けば12月に工事が終わり、3月までに最後の仕上げをして一応我家の修理は全て終わる段取りとなっています。

 

 

最後にもう一つ話を用意しています。ゴルフについてですが、オーナーなのかオナーなのかという疑問があります。オナーが正しい言葉です。 最初に打つ名誉でオナーです。私は最初に打つ権利を持つことでオーナーかと思っていました。

次にディポットから打つのは難しいといいますがこの表現は正しいのか、厳密にいえば正しくないです。ディボットは正確にはショットで取れたターフの事を指すので、正確には「ディボット跡から打つのは難しい」となります。

最後にこれもよく間違えるのですが、6インチリプレースと6インチプレース、どちらが正しいかといいますと、言葉としては両方ありますが、リプレースとは元に戻すという意味になるので、6インチ動かしてよいのは6インチプレースになります。グリーンではリプレースが正しいという ことだそうです。 以上これで本日の責任を終えたいと思います。本日は有難うございました。

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