Archive for 2024

会長の時間18

2024-04-17

「 嘉儀市役所訪問、友好姉妹都市を目指して」 

 日田ロータリークラブ会長 北郷太門

 来週の例会は、日田ロータリークラブの定款第7条、細則第5条に則り、休会とし、全会員にお知らせします。休会の理由は、会長、幹事、副会長が台湾訪問で、不在となるためです。 

今回の台湾訪問は、膳所ガバナーを先頭に、総勢16名になります。24日に、嘉儀玉山ロータリークラブ創立25周年式典に出席、翌日の25日には18年ぶりに、嘉儀市役所、黄敏恵市長を表敬訪問します。膳所ガバナーと頓宮会友は、別途2720地区を代表して、台湾3523地区ガバナーを表敬訪問するとのことです。 

 

以前の会長の時間でもお話ししましたが、昨年11月、「台湾との経済交流」という講演会が終了後、椋野市長に挨拶したところ、「次回日田ロータリークラブが台湾に行く時には、一緒に行きたいです」とのお話がありました。半分冗談だと受け取っていましたが、その後会った時に、かなり本気のようだと感じました。その後何度か、椋野市長サイドや嘉儀の黄市長サイドに打診して、日程を調整しまして、今回の嘉儀市役所黄市長訪問が決まりました。 

その1週間後、「日田市では、市長の外国訪問は、議会の承認が必要になるので、無理になりました。親書をお持ちします」と伝えましたところ、「黄市長が心待ちにしているので、代わりに、副市長が来てもらえないか?」との要望がありました。 

林野庁からの服部さんが副市長に決まる前のことでしたので、今回は商工観光課と農林振興課の部長が椋野市長の代理と云うことで、親書を携えて同行することになりました。当然ながら旅費の方は、各自での負担となります。 

 

これまで、台湾嘉儀玉山ロータリークラブとの交流は19年になります。 

毎年、宴会でたくさん飲まされては酔いつぶれ、翌日はゴルフ組と嘉儀市内観光組に分かれ親睦を深め、夕方に台北に戻って食事会、と云う旅行日程でした。 

来週の嘉儀市役所訪問が、日田ロータリークラブと嘉儀玉山ロータリークラブの長年の友好関係を足掛かりに、日田市と嘉儀市という自治体間での交流のきっかけになれば良いなと思います。その先、学生や市民にも広がることを期待しています。 

日田ロータリークラブの国際奉仕活動が、地域に貢献できることを願っています。 

 

会長の時間を終わります。 

会長の時間17

2024-04-10

「 人生、いろいろ 」 

 日田ロータリークラブ会長 北郷太門

 

私もご縁があって、このロータリークラブに入会し、今年で19年目となり、いつの間にか、61才になりました。 

企業や役所勤めの同級生は、ほぼ定年退職を迎え、第2の人生に入っています。非常勤や契約社員として、市役所や学校教員として勤務を継続している友人もいますし、全く別の仕事に就いた友人もいます。今日の会長の時間では、印象的な同級生のことを話します。 

 

 大学の同級生に、宮崎県出身の友人がいますが、彼は卒業後、大阪に本社がある大手の製薬企業に就職し、営業職として、順調に出世していました。タナトリルと云う血圧の薬がありますが、当時日本一のいい成績だったと言ってました。製薬メーカーで、いい成績というのは、病院や薬局に、たくさん薬を売ったという意味です。 

彼は努力の甲斐があって、数年前、その製薬企業の子会社の社長に就任しました。大阪の道修町(どしょうまち)にある本社ビルに社長室を構え、秘書もついていました。夜は、接待も兼ねて、北新地のクラブでよく飲んでいたようです。その彼が年末、会社からの早期退職の募集に応じ、3月に退職し、「4月からは自宅近くの200床程度の病院で、新人薬剤師として、若い人達に混ざって、病院の薬局で仕事をすることになりました」との便りがありました。先日、電話で理由を尋ねたところ、「若い頃から、薬局の中で、薬を割ったり、つぶしたり、チマチマとした作業がしたかったんや。毎日新鮮で、おもろいでぇ」とのことでした。 

 

もう一人の中学からの同級生は、最近自宅の一部を改装し、シュミレーションゴルフの機械を設置し、ゴルフのインストラクターの資格を取って、新たな事業を始めています。 

彼は20年以上前に、ローレルゴルフクラブのクラブチャンピオンになった実力がありましたが、家業を継いで飲食店の経営、その後いくつかアルバイトで不遇の経験をした後、一念発起して、レッスンプロとしての実技試験や講習を受けて、資格を取得しました。 

転職の理由を尋ねたら、「やっぱりゴルフが好きで、ゴルフに関わる仕事がしたかったから」とのことでした。私も何回か行きましたが、前後左右4つのカメラでチェックしてもらい、長年染みついた変なスイングの癖を修正してもらっています。お蔭で、ダフリが減ったようです。皆さんの中でも興味がある方やじっくり習いたい方がいれば、紹介しますので、お申し出下さい。 

 

不器用な私は相変わらず、親から引き継いだ薬屋の仕事を淡々と続けていますが、これが良いのか、分かりません。同級生の進路を見て、人生いろいろだなあと感じています。 

これからも薬屋の仕事をしながら、ロータリー活動も取り組んでいきたいと思います。 

 会長の時間を終わります。 

 

5月の例会

2024-04-04

・5月1日(水)午後12時30分 日田市のマリエール オークパイン日田
外部卓話 フリースクールあさひ 石井誠吾先生

 

・5月8日(水)午後12時30分 日田市のマリエール オークパイン日田
地区大会全員打合せ 2回目

 

・5月15日(水)休会(地区大会との振替)

 

・5月17日(金)‐18日(土)地区大会

 

・5月22日(水)午後12時30分 日田市のマリエール オークパイン日田
内部卓話 未定

 

・5月29日(水)休会(5週目のため)

会長の時間16

2024-04-03

「 新入会員研修会 」 

 日田ロータリークラブ会長 北郷太門

 

3月13日の例会では、日田ロータリークラブ創立記念として、ロータリー歴45年の草野会友から、創立の経緯、例会場の変遷、これまでの周年事業等について、卓話があり、その後、5月の地区大会についての準備状況について、江藤会友より説明がありました。 

 

 当日の夜は、石松ロータリー情報委員長のお世話で、コロナ禍でしばらく中断していた「新入会員研修会」が行われました。 

改装したばかりの亀山亭ホテルにて、新入会員の方々が13名、パスト会長の方々が12名と、多くのご参加をいただき、活気ある研修会になりました。 

膳所ガバナーから、30分程度、講話をいただきました。その後、石松情報委員長より、ロータリークラブの定款細則について、また日田ロータリークラブの細則についての話がありました。 

膳所ガバナーは、パワーポイントを使い、ロータリーの歴史、基本理念、ロータリーの目的、ロータリーの5大奉仕、「ビジョン声明」などについて、分かりやすく説明をされました。     

次年度RI会長のステファニー・アーチック様は、「ビジョン実現のための戦略計画」を重視しているので、クラブとして何らかの対応が必要になるのではないか?とのことです。次年度江藤会長、宜しくお願いします。 

膳所ガバナーが、最後に話した内容が印象に残りました。それは、APUアジア太平洋立命館大学、前の学長出口治明(でぐちはるあき)氏の言葉です。「人生には3つの醍醐味がある」として、1、本を読むこと 2,旅をすること 3,人と出会うこと 、との言葉が紹介されました。その話を聞いて、私も旅をしたくなりました。久々の海外旅行になりますが、4月の台湾旅行を楽しみたいと思います。 

 

その後、ホテルの2階で懇親会が行われました。久しぶりの大人数での懇親会でした。亀山亭さんのお料理もおいしく、お酒も進みました。その席で、クラブの運営に対し、色々な意見をいただきました。いただいた意見は、次年度にも引き継ぎますので、理事会などで、協議していただきたいと思います。 

石松情報委員長さんには、素晴らしい研修会と懇親会を企画していただき、新入会員さんも大変喜んでいました。お骨折りいただき、有難うございました。 

 

会長の時間を終わります。 

会長の時間15

2024-03-27

「花見例会」

日田ロータリークラブ会長 北郷太門

 

 皆様、こんばんは。

今日は、花見例会と云うことで、松浦親睦委員長さんに、設営をしていただきました。

 

 昨日、大原神社の近くを通ったんですが、枝垂れ桜は、すでに三分咲きでした。この週末が見ごろだと思います。

 

またこの季節は、出会いと別れの季節でもあります。大分銀行豆田支店の佐藤貴光会友が、転勤になるようです。さびしくなりますが、転勤先でもご活躍下さい。後ほど、ご挨拶をお願いします。

 

それでは、ここからの進行は、松浦親睦委員長さんに、お願いします。

 

会長の時間を終わります。

会長の時間14

2024-03-13

「 やせる薬について 」 

日田ロータリークラブ会長 北郷太門

 

 今日は、テレビ等でも話題になっている「肥満に効果のある薬」の話をします。 

つい先日、「アライ」と云う薬が大正製薬から、発売されました。これはリパーゼと云う脂肪を分解する酵素を阻害することで、脂肪の吸収を抑え、食事中の脂肪の25%を排泄させる作用があります。約200人の日本人を治験対象として、平均20週目で3センチ、40週目で4、5センチの腹囲の減少が確認されています。主な副作用では、下着に油が付いたり、汚れがあったとの報告があります。 

 もっとハッキリした効果がある薬ですと、少し専門的な話になりますが、元は糖尿病の薬として開発されたSGLT2阻害薬やGLP-1作動薬と云う薬があります。東京や都会の一部の美容系のクリニックでは、ダイエットを目的として、オンライン診療でこの薬を郵送しているところもあります。 

SGLT2阻害薬は、血中の糖を積極的に排泄させることで、血糖値を下げ、体重を減らす効果があります。また心不全のリスクを減らす効果もあります。 

特にGLP-1作動薬は、インスリン分泌を促し血糖値を下げるだけでなく、脳内の食欲中枢に作用し、食欲を抑えることで、体重を減らす効果があり、美容系のクリニックで、よく使われています。「オゼンピック」は自己注射薬ですが、「リベルサス」は内服薬です。デンマークのノボノルディスクファーマと云う大手製薬メーカーが開発しました。 

3月に、肥満治療薬として、日本で30年ぶりに保険適用された「ウゴービ」と云う薬ですが、FDA(米食品医薬品局)の発表では、心血管系の疾患が原因による死亡リスクを20%下げたと報告されています。肥満症で健康リスクが高い方には、いい薬だと思います。 

肥満やダイエットについて、職業柄、私もよくアドバイスを求められますが、まず食事のカロリー以上の運動をして下さいと言っています。冬は寒いし、雨や雪も降るし、運動を続けるのは、つらいとの声も聴きます。 

「何かいい薬は、ありませんか?」と聞かれますので、その時には、「コスモスかドラモリに行って、漢方薬で防風通聖散と云うのがあるので、しばらく飲んでみては?」と言っています。これは昔からある薬なので、安心しておすすめできます。 

「それでもだめなら、ごはんやパン、麺類を食べなさんな」と言っています。 

 皆様も、腹八分目を心がけ、野菜や海藻類、ビタミンを多く摂り、体重の増加や肥満に気を付けましょう。 

会長の時間を終わります。 

 

4月の例会

2024-03-07

・4月3日(水)午後12時30分 日田市のマリエール オークパイン日田
内部卓話 井上明夫会友

 

・4月10日(水)午後12時30分 秋子想
職場例会 秋子想

 

・4月17日(水)午後12時30分 日田市のマリエール オークパイン日田
地区大会全員打合せ 1回目

 

・4月24日(水)休会
(会長、副会長、幹事、嘉義25周年式典参加のため)

会長の時間30

2024-03-06

「 インターアクトクラブ、お別れ例会 」 

 日田ロータリークラブ会長 北郷太門

 

 

3月2日、中津ロータリークラブ創立70周年記念式典と祝賀会に、日田ロータリークラブから15名、日田中央ロータリークラブから6名のメンバーで、参加しました。 

午後1時に出発し、夜9時過ぎに日田に戻りました。元気な会員さん数名は、その後隈町の方に、2次会に行かれたようです。 

記念講演は、蘭学の縁でつながった「三津同盟締結への軌跡」と云うテーマで、津山洋学記念館下山純正館長の講演でした。三津とは、中津、岡山県津山、島根県津和野の津をもった町で、それぞれの町から、幕末から明治にかけて蘭学や医学で有名な学者を輩出しており、三つの町は、何か共通性があると云うストーリーでした。中津からは、福沢諭吉、前野良沢、心臓の田原結節を発見した田原淳(たわらすなお)が有名です。 

中津ロータリークラブは、現在46名平均年齢60才の伝統あるクラブですが、最近は新入会員の勧誘では、ライオンズクラブに負けているとのことです。 

 祝賀会では、名物の鱧シュウマイ、宝来軒のラーメン、ぶんごやの中津からあげが振舞われました。からあげが揚げたてで美味しかったので、つい食べ過ぎてしまい、日曜日のゴルフに影響しました。ウチの60周年と同じくらい、いい周年行事だったと思います。 

 

 先週2月27日には、藤蔭高校インターアクトクラブの例会に、青少年奉仕委員会より大塚委員長、藤蔭高校理事長の佐藤彬会友と参加しました。主な活動として、ペットボトルの回収、ミャンマーへ休眠衣料の支援を行っていますと報告がありました。現在クラブ員は7名です。うち男子会員が3年生2名で、この2名のクラブ員が卒業となり、お別れの例会になりました。日田ロータリークラブから記念品として、図書券を渡しました。進路は、1名が大学進学、もう1名が専門学校進学とのことです。 

遥か43年前、自分の高校卒業の当時を思い出しました。私は、家業を継ぐため、国立大学薬学部を目指していました。実力不足のため共通1次試験で失敗しましたが、滑り止めの私立大学薬学部に合格したので、やっと受験勉強から解放されたことで、ホッとした思い出があります。 

ロータリークラブの会長ですので、はなむけの言葉として、「身近に困っている人や、力のない人がいたら、見過ごすことなく、力を貸してあげて下さい」と申し上げました。 

卒業するお二人には、インターアクトクラブで学んだ奉仕の精神や、ボランティア活動の経験を活かして、今後も大学や社会で活躍して欲しいと思います。 

 

会長の時間を終わります。 

会長の時間29

2024-02-28

「 半導体バブル到来 」

日田ロータリークラブ会長 北郷太門

 

 

2月22日に、日経平均株価が34年ぶりに、高値を更新しました。

長い間、低迷と混迷を繰り返してきた、いわゆる「失われた30年」でしたが、年明けから株式市場や投資家には、明るさが戻って来ました。日本だけでなく、アメリカ、ヨーロッパの株式市場でも最高値(さいたかね)を更新し、一時かなり落ち込んでいた中国市場も下げ止まりしています。

 

日経平均株価は、1989年の38,915円をピークに、20年間下がり続け、2009年に、大底7,054円を記録しました。2009年にはリーマンショック、2011年には、東日本大震災がありました。2012年からのアベノミクスで、徐々に回復し、2020年のコロナショックを乗り越え、2月22日に終値39,060円を記録しました。

 

34年前の時価総額の上位企業には、NTTや多くの銀行がありますが、2024年は、トヨタ自動車、東京エレクトロン、キーエンス、ソニー、信越化学、日立製作所などの製造業が目立っています。もの造り国家日本が復活しているようです。

 

昨今の株価高騰の理由は、大きく3つあります。一つ目は、脱デフレ、インフレ傾向にあることです。二つ目は、中国経済の悪化で、外国人投資家のマネーが、日本に流入していることです。三つ目は、エヌビディアやAMD、インテルといった半導体企業に勢いがあることです。

生成AI(人工知能)半導体の製造では、欧米や台湾企業に負けていますが、日本には半導体の製造工程での重要な技術を持っている企業がたくさんあり、外国人投資家のマネーを集めています。

また家計においては、一昨年からのインフレで、たんす預金が、NISAやiDeCoを利用して、投資に向かい始めているとのことです。

 

私も数年前からNISAを始めていますが、最近では投資金額の30%くらい含み益が出て、株価上昇を実感しています。しかし大半の国民の感覚では、株価上昇の実感はないようです。これは、賃金の上昇が物価の上昇に、追いついていないためです。

ロータリーの会員の皆様は、会社経営者が多いですが、今年は今まで以上の賃金アップを検討している方もいると思います。

私もこの機会に、社員の昇給を例年より多めにしたいと思います。余裕があれば、私自身の昇給もできればいいなあと考えています。

 

会長の時間を終わります。

会長の時間28

2024-02-21

日田ロータリークラブ会長 北郷太門
江藤秀平副会長代読

私は昨日から、日本商工会議所の観光大会で、20人程度の日田商工会議所の議員の皆様と茨城県水戸市に来ています。名物は、あんこう鍋、納豆料理、常陸牛となっています。

水戸市にある弘道館は、「近世日本の教育遺産群」として、日田の咸宜園、岡山の閑谷学校(しずたにがっこう)、足利市の足利学校と共に、2015年に文化庁が創設した「日本遺産」に認定されました。
今回の視察では、水戸市において、藩校であった弘道館や「日本三名園」偕楽園を活かした観光や街づくりへの取り組みを視察したいと思います。

弘道館とは、1841年に、水戸藩第9代藩主徳川斉昭(なりあきら)の手によって創設された藩校です。
藩校である弘道館も庭園である偕楽園も、この斉昭の「一張一弛」(いっちょういっし)という思想によって造られました。「時には厳格に、時には寛容に生きるべき」と云う儒学の思想です。
厳格に学問に励む場所が、弘道館。藩主から武士、領民まで、皆んなで楽しむ場所が、偕楽園でした。これは厳格さが重んじられていた当時では、かなり開かれた考えでした。
「教育によって人心を安定させ、教育を基盤として国を興す」という建学の精神のもと、儒学教育を礎に、文武を磨く教育機関として、機能しました。
この弘道館を舞台に「水戸学」が発展し、その思想は吉田松陰や西郷隆盛など、多くの幕末の志士にも影響を与えたと言われ、のちに明治維新の原動力になっていくのです。

会長の時間を終わります。

 

会長の時間27

2024-02-14

 「 春近し 」

日田ロータリークラブ会長 北郷太門

 

 

 

 豆田町や隈町、駅周辺のホテルの近くを通りますと、海外からの旅行客、特に韓国、台湾の人を多く見かけるようになりました。

春節の休みで、中国からのお客様も増え、全国各地に広がっていますと新聞やテレビで報道されています。

「春節」とは、中華圏の旧正月のことで、国ごとに、毎年変わります。

中国では、今年は2月10日から17日までとなっています。ちなみに台湾は、2月8日から14日までとなっています。

日本も明治4年までは、旧暦でしたので、この春節を祝っていましたが、明治5年から今の暦である西洋暦に変わり、旧正月の祝いは廃止されました。

 

「春節」をはじめに、節分、立春、春分など、春をあらわす似通った言葉がいくつかあり、少し頭を整理したくて、調べてみました。

「節分」は、立春の前日の日で、豆まきしたり、恵方巻きを食べたり、子供の頃から、馴染みがある日です。2月3日となっています。

「立春」とは、二十四節気(にじゅうしせっき)の一つで、春分と冬至の真ん中の日です。

「春分」も二十四節気の一つで、昼と夜の時間がほぼ同じ日のことです。「春分の日」として、毎年3月20日祭日になっています。

 

春と言うと、冬の寒さに耐え、花が開く時期です。寒いのが苦手な人は、春が待ち遠しいのではないでしょうか。私もその一人です。一般的に、「春が来た」と云う言葉は、いい結果が出ることを意味します。

私事ですが、私の次女は、獣医師を目指して日大に在籍していますが、国家試験が近づいています。合格したら、長い6年間の仕送りも終わりますので、いい春が来ることを期待しています。

 

皆さんも、ご家族や周りの人で進学や就職、昇進などする方が、いるかと思います。

希望が叶ういい春を迎えていただきたいと願っています。

 

会長の時間を終わります。

3月の例会

2024-02-14

・3月6日(水)午後12時30分 日田市のマリエール オークパイン日田
外部卓話 SUP 杉森良美様

 

・3月13日(水)午後12時30分 日田市のマリエール オークパイン日田
クラブ創立卓話 草野義輔会友

 

・3月20日(水)休会

 

・3月27日(水)
夜間花見例会 三男坊 午後6時30分

会長の時間26

2024-02-07

「ロータリーは親睦が大事です」

日田ロータリークラブ会長 北郷太門

 

 

日田ロータリークラブの年間行事の一つに、以前は、3クラブ合同例会というものがありました。日田ロータリークラブ、日田中央ロータリークラブ、玖珠ロータリークラブの3クラブが持ち回りで、合同懇親会をしていました。いつの頃からか、無くなって久しいです。

ロータリー精神は、「奉仕、寛容、友情」と云われていますが、親睦活動は、ロータリーの基本的なことだと思います。

 

日田中央ロータリークラブの荒川会長とは以前から、「何か親睦になることをやりたいね。」と話していましたが、お互いゴルフが好きなので、「久しぶりに2クラブで、ゴルフの対抗戦をやりましょう。」と云うことになりました。日時は、5月5日に決まりました。

前回は、4年前、令和2年の8月に、行いました。その時は、グロス40打差で、日田ロータリークラブが勝利した記憶があります。

その後、中央ロータリークラブは、若い会員が増えたせいか、ぜひリベンジしたいとのことで、来週の例会に、挑戦状を持って、メイクアップに来たいとのことです。

佐藤親一郎会友にお骨折りいただき、ポロシャツと帽子を揃えましたので、これで気合いをいれて、迎え撃ちしたいと思います。

 

当日、ゴルフをした後は、中野川の桜並木の下で、ゴルフに参加できなかった会友も含め、日田ロータリークラブ、日田中央ロータリークラブの多くの会友でお酒を飲みながら、懇親会をしましょうと、中央ロータリークラブさんの方で、計画をしていただいています。

5月17日18日の地区大会では、中央ロータリークラブさんにも、かなり協力していただかなくてはいけませんので、今以上に、仲良くしておきたいと思います。

荒川会長からは、「ゴルフ大会の時に、膳所ガバナーから、何かいい景品を出していただけると、我々も地区大会でより一層頑張れます。」とのことでした。ガバナー、地区大会のすぐ前ですので、よろしくお願いします。

まだ少し先ですが、5月5日、日田中央ロータリークラブとの親睦ゴルフ対抗戦と懇親会で親睦を深めたいと思いますので、多くの会友のご参加をお願いします。

 

会長の時間を終わります。

会長の時間25

2024-01-31

「日台交流、企業誘致」

日田ロータリークラブ会長 北郷太門

 年が明けて、この会長の時間で、台湾関連の話を2回いたしました。台湾の話が多いのは橋本会友が会長の時以来で、少し偏り過ぎているかなと思いますが、今回もご清聴よろしくお願いします。

TSMCが熊本工場新設を表明後、日本の色々な自治体や企業からの台湾へのアプローチが盛んになっているようです。

12月15日にアオーゼで行われた「台湾情勢と日台交流」という講演を聴きましたが、講演者の藤さんも、あちこちで、台湾の自治体や企業の紹介を頼まれるとのことです。しかし台湾は、九州くらいの小さな国で、自治体は日本の10分の1くらいしかなく、自治体同士の交流や企業の提携は、いわば早い者勝ちかもしれないですよ、とのことでした。

台湾でビジネスを成功させるのに、一番大事なことは、キーマンとなる人物を捕まえることだそうです。これが出来れば、後はとんとん拍子に進みますとのことでした。

ここで、いきなり「日田ロータリークラブと嘉儀玉山ロータリークラブとの交流」と云う文字がスライドに出て、びっくりしました。どこで調べたのかは分かりませんが、両クラブは長年、素晴らしい民間交流が続いているとお褒めの言葉があり、嬉しかったです。

講演会の後、椋野市長から、「今度、いつ台湾に行きますか?一緒に行きたいです。」との話がありました。

年が明けて、1月12日に日田商工会議所主催で新年互礼会がありました。冒頭、椋野日田市長のご挨拶の中で、並々ならぬ企業誘致への言及があり、意気込みを感じました。

その後、市役所の秘書室から、我々の嘉儀訪問の日程の問い合わせがありましたので、「4月24日から台湾に行く予定です。」と伝えました。その後気にはなりますが、あれから何も言ってきません。

もしも一緒に行くことになれば、嘉儀玉山クラブのメンバーと調整をして、嘉儀の市役所や商工会議所みたいなところを案内できれば良いなと思っています。いつものように、美味しものを食べたり、お酒を飲み過ぎて酔いつぶれたり、観光をして帰ると云うのもいいですが、今回は、少し緊張感がある旅行になるかもしれません。

2月の半ば頃に、最終的な椋野市長サイドの返事をもらってから、対応を決めたいと思います。

長年の日田ロータリークラブと嘉儀玉山ロータリークラブとの交流が、日田市の発展に役に立てれば良いなと思います。

会長の時間を終わります。

 

 

会長の時間24

2024-01-24

「 台湾経済、半導体、TSMC 」 

日田ロータリークラブ会長 北郷太門

 

 

先週の会長の時間では、「台湾有事は、日本有事か?」と云うテーマで、お話しました。 

今日の卓話は、台湾の企業TSMCや半導体について、お話しします。 

2022年日本開発銀行の資料ですが、台湾のGDPはドル換算で、7626億ドル、一人当たりGDP32,888ドル、経済成長率2.45%。です。日本はGDP4兆2600億ドル、一人当たりGDP33,815ドル、経済成長率2023年1.7%。参考までに、韓国の一人当たりGDPは、32,255ドルで、日本台湾韓国は、近年一人当たりGDPは、ほとんど同じになっています。 

昨今の台湾経済の中心は、ご存じの通り、半導体の製造です。半導体って、私もよく知らなかったので、調べましたところ、簡単に言えば、電気を通す通さないを、瞬時に切り替える素材のこと。この性質を発見し、技術利用したことで、スマートフォン、エアコンなどの家電や自動車など、私たちの身の周りのすべてのものに使われるようになっています。戦後の日本を支えたダイオード、トランジスタ、ICの発達したものが、今では半導体と言われるものでしょうか。最近では、生成AIと言われる人工知能にも不可欠なものです。 

この半導体の受託製造を、TSMCが世界シェアの56%、UMCやPSMC等も8%以上あり、台湾勢で65%を占め、台湾の輸出総額の4割を占める基幹産業になっています。国別では、韓国のサムソン電子は11%、その他中国、アメリカ、イスラエルとなっていますが、台湾は65%なので、圧倒的です。 

この数年、この半導体不足が原因で、車や様々な製品の製造にブレーキがかかり、あちこちに支障が生じていました。原因は、コロナ禍での生活様式の変化で、リモートワーク、ゲーム、ショッピングなどの急速なオンラインの普及がありました。もう一つは、中国とアメリカの覇権争いです。「半導体を制する者は、世界を制する」と云う言葉を聞いたことがあります。半導体は、アメリカの経済安全保障にも関わると云うことで、中国の半導体製造能力を阻止するため、数年前から輸出規制をかけていることも半導体不足の原因です。。 

補助金を出して、TSMCやサムソンなどに移転を促しました。また中国による台湾への地政学的リスクもあるため、TSMCは日本だけでなく、米国アリゾナ州やドイツのドレスデンに工場進出を表明しています。このTSMCが熊本県菊陽町に工場を建設中で、いよいよ2月24日に開所式、10月から操業との報道がありました。菊陽町とその周辺は、土地が足りないとか、山林が3倍の値段になったとか、今まで軽トラに乗ってたおじさんが、いい車に替えたとか、農家の息子がBMWを買ったとか、景気のいい話やバブル経済に湧いていることは、皆さんも聞いていると思います。 

私もこの半導体産業に注目して、頭の体操程度に株や投資信託を買っていますが、最近は期待以上のパフォーマンスが出ています。本日のゲスト卓話は、野村証券ご出身の方なので、資産運用とか株式投資のいい情報が聞けるかなと期待しています。 

次回は、日台交流、台湾企業の誘致について、話したいと思います。 

会長の時間を終わります。 

 

2月の例会

2024-01-17

・2月7日(水)午後12時30分 日田市のマリエール オークパイン日田
委員会卓話 出前セミナー
国際奉仕委員会 小野委員長(臼杵RC)

 

・2月14日(水)午後12時30分 日田市のマリエール オークパイン日田
外部卓話 日田玖珠広域消防組合 消防長 岩里安徳氏

 

・2月21日(水)午後12時30分 職場例会
ベストリビング(株)様 (ウッドコンビナート内)

 

・2月28日(水)午後12時30分 日田市のマリエール オークパイン日田
外部卓話  日田警察署長 桝谷康治氏

会長の時間23

2024-01-17

「台湾有事は、日本有事か?」 

日田ロータリークラブ会長 北郷太門

 

1月13日に、世界中の注目を集める中、台湾総統選挙が行われました。結果は、現在の蔡英文(ツァイ インウエン)総統と同じ民進党の頼清徳(ライ チンドゥ)氏が当選しました。野党、国民党が、一本化出来なかったためでもありますが、今後の中台関係も、現在の緊張状態が続くと思います。副総統のシャオさんも、中国から、独立派とみられていて「毒毒コンビ」と言われています。 

私は、昨年12月15日に、日田市が主催して行われた「台湾情勢と日台交流」と云う講演会に出席しました。わがクラブも、20年近く台湾嘉儀玉山クラブのメンバーと食事をしたり、お酒を飲んだり、ゴルフをしたりと、楽しく交流していますので、皆さんにも関心を持っていただきたくて、その講演会の内容について、お話しします。 

講演者は、藤重太(ふじ じゅうた)さんと云う方で、時々テレビに出て、台湾問題の解説をされています。この方は、若い頃受験に失敗して、台湾で中国語の語学留学でもしようか、との軽いきっかけで行ったことで、台湾と縁ができて、台湾の魅力にハマったとのことでした。その後、国立台湾大学を卒業されて、日本と台湾で企業経営をしながら、日台交流のアドバイザーもされています。マスコミからは、とても台湾に詳しい日本人と言われています。 

台湾では、お年寄りから子や孫に、日本統治時代の教育、インフラ整備、特に衛生管理が素晴らしく、かなりの感染症から台湾人の命を守ったことで、日本人は素晴らしかったと伝えられていることが、今の親日の基礎があるとのことです。ずいぶん昔は、日本人だと分かると、家に上がるよう言われ、食事を振る舞ってもらったとのことでした。そのことは、私たちも嘉儀に行った時は、いつも厚いもてなしを受けていますので、よく理解できるところです。 

最近の中国との向き合い方、中台関係について、よく日本人から、「中国からの圧力が大変でしょう?武力侵攻が近いのでは?いわゆる台湾有事が迫っているのでは?備えは出来ていますか?」と聞かれるとのことです。 

これに対し、多くの台湾人は、「台湾の歴史は、いつも台湾有事だったので、なるようにしかならない。」という感覚のようです。「備えもそれなりに、しっかり出来ているから大丈夫です。」と意外に落ち着いているとのことです。 

むしろ「日本人が有事を煽っているのでは?有事を期待しているのでは?」と受け止めているようです。「日本人の心配してくれる気持ちは、有り難いが我々は、大丈夫です。」とのことでした。私たち日本人が考える「台湾有事は日本有事」は、一部のマスコミや政治家からの発信で、少し先走りの感があるのでは?と感じた次第です。 

 

来週も、この講演の続きで、台湾情勢、経済関係のお話をしたいと思います。 

会長の時間を終わります。 

 

会長の時間22

2024-01-10

日田ロータリークラブ会長 北郷太門

「 原正隆会友、ご逝去 」 

 

新年、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 

今年の正月三が日は、我々日本人にとって、大変心苦しい三が日になりました。 

 

大半の方が4日から仕事始めだったと思いますが、ご存知の通り、私たちのクラブの最年長会員であり、敬愛する原正隆会友がお亡くなりになりました。先日の家族会でも、お話ししたばかりでしたし、10月の60周年記念祝賀会では、元気に乾杯のご発声をされましたので、信じられない気持ちで、お通夜と葬儀に出席し、弔辞を申し上げました。 

今日の会長の時間は、原正隆会友について、お話させて下さい。 

 

原正隆会友は1976年9月12日に、チャーターメンバーであり、従兄関係にあった故井上幸一会友の紹介で、日田ロータリークラブに入会されました。この年は、創立11年目の年でした。その後、1991年から1年間、会長を務められました。幹事は、佐藤武朗会友でした。当時の会員数は52名で、予算は約880万円とあります。ちなみに今年度は1820万円の予算となっています。当時は、シニアアクチブ会員という制度があったようです。 

原会長年度の活動計画書を見ますと、原会長は、重点課題として、①クラブの充実を図りたい ②会員増強に努めたい ③出席率の向上 ④ロータリー財団と米山に理解を深めたい ⑤地球環境の保全、と抱負を記されています。 

特に2番目の会員増強で実績を上げられ、9人の増強があり、一時は61人となりました。当時の会員増強委員長は江藤俊男会友でした。また出席率は、94.65%となっています。 

私が入会した頃は、先生は大変お元気で、髪の毛はいつもテカテカ、身なりもいつもビシッとすきがなくて、話し掛けるには畏れ多い先輩でした。夜間例会やお酒の席では、興が高じると、スマトラ島のジャングルに原住民の案内で、虎狩りに行った話をしてくださいました。暗闇のなかで、虎の目が光った話を聞いた時は、ゾクゾクした記憶があります。他にも豪快な伝説をいくつか聞いていますが、少し時間が経ってから、話したいと思います。 

今年度、膳所会友がガバナーになったこと、地区大会が日田で行われることを大変喜んでおられましたので、ロータリーが大好きだったご本人が一番無念だったと思います。あとに続く我々は力を合わせて、いよいよ5月に近づいた地区大会を成功させなければならないと思います。 

 

原正隆会友の長年に亘る日田ロータリークラブでのご尽力とご協力に感謝申し上げ、ご冥福をお祈りいたします。 

 

会長の時間を終わります。 

 

 

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